ここでしか読めない! 大人気グループ「THE RAMPAGE」が今の想いを熱く語る。【後半】

THE RAMPAGE、16人のダンス&ボーカルグループ。JJ編集部は、歩みを止めることなく、どんどん前へ進んでいく彼らを見てきました。
取材で会うたびに男らしくなっていて、表現の幅も広がって、カメラに向ける視線も強くなって。ライブでは、人を笑顔にさせて、ときめかせて、泣かせて。
グループ結成から5年、「16人」にしかできないパフォーマンスを未だ探している途中だけど、勢いを日に日に増して活躍の幅を広げていく彼らの「今」をインタビューしてきました。

こちらではインタビューの後半をご紹介します。

大きな挫折を共に経験したからこそ、その先の道を開く自信があるんです。

藤原 樹 × LIKIYA × 岩谷翔吾 × 後藤拓磨

LIKIYA デビュー当時のことを振り返ると、あの頃って本当よく泣いたなって思う。
後藤 1回目の武者修行は今思うと辛いことしかなかった…。僕は、そのとき中学校に入ったばかりで、何を注意されているのかも理解できないくらいガキんちょで。当時たくさん指導してくれたメンバーやスタッフさんのおかげで今の自分がいるんですが、結構食らうタイプだったから、怒られる→考えまくるっていう無限ループから抜け出せなかったです。
藤原 毎日レッスンが続くなかで、あの頃どうやって解決していたの?
後藤 とりあえず考えて、考えて、自分なりにどうするのがベストなのか答えを出す。そこで自分で出した答えに向かって、ひたすら練習を続ける、の繰り返しって感じでした!
岩谷 僕も自分達の未熟なところや至らないところが原因で、デビュー前に一回活動休止になったときは、先が見えなくて目の前が真っ暗だった。その期間が1年くらいだったから、這い上がるのにも時間がかかった。メンバー全員がその苦しい状況を経験したからこそ、あのときに戻りたくないっていう一心で走り続けていきたいって団結できている気がします。

藤原 昔と比べるとメンバーとの関係性も変わりました。昔は個性のぶつかり合いがあったけれど、今は大人になったし、話し合っても次の日はけろっとしているような。
LIKIYA 個性のぶつかり合いは、もう仕方ないがこと。ぶつかりすぎて「結局何がしたいんだ」っていうこともあったけれど(笑)。それぞれの個性が伸びて、それが形になって一つにまとまったときに、物凄い熱量のあるパワーが出ていることを感じるようになった。メンバーそれぞれの「らしさ」がしっかり根付いて、チームとしての結束力になっている気がします。
後藤 偉大な先輩方の後についていくのはもちろん、自分たちのスタイルを築きあげていく中でTHE RAMPAGEらしいヒップホップテイストが確立していっているよね。ライブでも曲でも、16人の個性をぶつけたエンターテインメントって震えますね。
岩谷 みんなはこれからどんな楽曲に挑戦していきたい?
LIKIYA 5年間活動していく中で、『THE RAMPAGEはヒップホップテイストが強いグループ』と認識してもらえる基盤ができて、第一章は完結したかなと思っています。これから始まる第二章では、今までのテイストだけじゃなく、1曲ごとにTHE RAMPAGEのイメージが変えられて、『こんな表現もできるんだね!』と驚かすことができるグループになれるよう、リーダーとして引っ張っていきたいですね。

岩谷 16人もいて、ヒップホップテイストを色濃く出せるグループだから、やれることも可能性も無限に感じます!
LIKIYA これからも僕たちは型にはまらなくて良いと思う。16人がそれぞれの目標を見つけて、その好きなことを本気で一途に取り組めたら、グループとしての成果は自ずとついてくると思います。
藤原 好きなことっていうと、僕は小さいころからダンスをしていて、好きなダンスが今仕事になっているわけで。自分には、就活中の兄弟がいるんですが、必ずしも熱中できることが見つかるわけでもないっていうのが見ていて分かったから、今の環境には本当に感謝しかないって思いますね。
岩谷 そう、今やりたいことがなくて友達と過ごしていたとしても、振り返ったときに、あの経験も活かされているって思えられたら。ネガティブになりすぎないことも大事だと思います。
後藤 一度挫折した経験から言うと、人って焦りすぎると悪い方にしかいかなくなってしまう。僕たちもまだ模索中だから、僕たちのペースで見つけていきたいです。

結成時とはみんな別人みたい(笑)。安心してパフォーマンスができるメンバーです。

山本彰吾 × 川村壱馬 × 長谷川 慎 × 龍

山本 メンバーが16人って聞いたとき、僕は莫大な不安があって。ここからまたTHE AMPAGEのオーディションが始まるって思ったけど、みんなはどうでした?
川村 ボーカルも3人だったから、1人落ちるのかなって思ったり、音楽についても未熟で、16人のパフォーマンスっていうのが全くイメージできなかったです。
長谷川 「減るかもよ」みたいな匂わせ、なかった?
川村 あった!
長谷川 僕的には「実際はないでしょ!」って反骨精神で思っていました。19人体制のEXILEさんを見ていて憧れもあったから、ワクワク感の方が強くて。
 僕は不安よりうれしさの方が大きかったです。ずっとスクールにいたし、高校を卒業する直前で、「早く何かにならないと」って焦ってた時期でもあったから。
川村 でもなるべくしてなった感じだよね。当時からは想像できないような変化や進化を遂げているし。まだ叶えられていない夢もあって旅の途中だけど、全員別人っていうくらい成長してると思う。

山本 そうだね。デビューしたての頃はいつかグループについて悩むこともあるのかなって思っていたけど、そのタイミングが来ない。どんなにステージが大きくなっても不安になったことはないし。
川村 この16人で安心感あるよね。
長谷川 居心地がいいなって思う。他の現場にひとりで行っても、ふとダンスしたいなって思ったり、みんなを想うっておかしいけど、改めてTHE AMPAGEがホームなんだなって実感します。
龍 僕はこないだのa-nationのときに1番後ろにいて。その場所からみんなの姿を見たときに、やっぱりこのメンバーって心強いなって思いました。
川村 分かる! 僕は立ち位置的に全員見えてはいないけど、みんなの存在を肌で感じて頼もしいって思ってる。それってパフォーマンスの力にもなるよね。16人もいると埋もれるんじゃないかって思われることもあるけど、THE RAMPAGEって1人1人の個性が強くて好きになってもらえるポイントが多い。それぞれにファンがついてくれているから、大きなムーブメントを起こせるのも強みだと思います。
長谷川 最近NAOTOさんに「THE RAMPAGEって1番EXILEっぽい」って言っていただいて。うれしくて鳥肌でした。
川村&山本&龍 うわっ! やばい!(驚きながらも喜ぶ3人)
川村 かなりインパクトのある言葉だね。うれしすぎる。

山本 HIROさんの「THE RAMPAGE、オーラで出てきたな」っていう言葉も素直にうれしいです。
川村 僕もそれ、すごいうれしくて覚えてる。先輩方のブレないスタンスとか勝負してる姿って憧れるよね。その理由とか背景にあるものを聞くと、さらにカッコいいなって思います。
長谷川 大人になるにつれて軽い感じとか抜いてやるのがカッコいいみたいな風潮ってあるけど、先輩方のどんなときもがむしゃらに立ち向かう姿勢に憧れる!
山本 がむしゃら感もそうだし、ボーカルやパフォーマーとしてだけじゃなく、他の夢ややりたいことをLDHの中で叶えられている先輩を見ていると刺激になります。いろんな選択肢があることを身を以って教えてもらえていてありがたいです。
 どの先輩グループもそれぞれのエンターテイメントを作り上げる熱量やパフォーマンスへの向き合い方はすごく勉強になります。自分たちも新しい道を切り拓いていかなきゃいけないけど、やっぱり先輩方の背中って大きく感じます。

今回はJJ12月号に掲載した勢いが止まらない! 大人気グループ「THE RAMPAGE」のインタビュー【後半】をお伝えしました。

 

 

撮影/佐藤航嗣〈UM〉 スタイリスト/中瀬拓外 取材/坂本結香、角田枝里香 編集/森本理沙 撮影協力/AWABEES
※この掲載の情報はJJ12月号を再構成したものです。