炊飯器での正しい白米の炊き方、ご存知ですか？

ここ最近、新しい銘柄のお米が続々登場しています。でも、美味しいお米も炊き方で味に差が出ることも…!?そこで今回は炊飯器での正しい白米の炊き方を、5ツ星お米マイスターの澁谷梨絵さんに教えてもらいました。正しい炊飯でいつものごはんをより美味しく食べましょう。

教えてくれたのは

5ツ星お米マイスター　澁谷梨絵さん
穀物の6大プロフェッショナル資格をもつお米のプロ。全国200カ所以上の田んぼに通い、おすすめのお米を販売しています。『世界でいちばんおいしいお米とごはんの本』（ワニブックス）が発売中。

「可変圧力おどり炊き」でモチモチした銀シャリが炊けるほか、玄米や麦ご飯も手軽に炊けます。可変圧力IHジャー炊飯器 SR-PA109 オープン価格（パナソニック）

180mlの計量カップに山盛りにお米を入れ、手で押さえてトントンとならすと空気が抜けます。

空気が抜けてみっちりカップに入っていますが、それより盛り上がっているところを擦り切ります。

ボウルにミネラルウォーターを入れます。最初に浸かる水の7割を吸うので、水にこだわって。

米をボウルに入れ、さっとかき混ぜたらすぐに水を捨てます。そのあとは水道水でOK。

数回水を替えて洗います。水が透明になるまで洗うと、うま味が抜けてしまいます。

ザルの上でまんべんなく米をならして、室温で1～2分、冷蔵庫で3～5分水を切ります。

米を量ったのと同じカップで水を入れると失敗しません。米と同量の水を入れます。

冷蔵庫で1時間ほど浸水させます。浸水不要な機種もあるので、持っている炊飯器を確認して。

スイッチを入れて炊飯します。炊けたら蒸らしが必要な機種はスイッチを切って30分待ちます。

炊き上がったお米に十字にしゃもじを入れ、空気に触れるようにしてほぐします。

ご飯をよそうときはしゃもじを返さずに、そのまましゃもじを引き抜くとふっくら盛れます。

撮影／山下忠之　フードコーディネート／鮓本美保子　取材・文・スタイリング／湊谷明子　構成／タカノマイ（Mart編集部）

Mart2019年11月号
今年の注目銘柄は「雪若丸」「金色の風」「だて正夢」選び方・炊き方のベストを知って新米「ご飯」を満喫しよう　より