母乳を助ける!レンチン♪海老と絹さやの豆乳茶碗蒸し|週刊おうち薬膳
「秋の便秘解消レシピ」を4品ご紹介した10月ですが、最終週の今回は、母乳育児中のママに向けた簡単レシピをご紹介します。中医学では、母乳は「血」と「気(体内のエネルギーのもと。押し出す力も含む)」が変化したもの。この両者が不足していると、母乳が生成されずなかなか出にくい状況につながります。そんな血と気、どちらも補いつつ母乳の出をよくする食材が、海老、絹さや(えんどう)、豆乳、卵。これらを使った、簡単茶碗蒸しをご紹介します。
◉今週は「母乳を助ける」レシピ
蒸し器不要!海老と絹さやの豆乳茶碗蒸し
◉材料(2個分)
海老…2尾
絹さや…4枚
しいたけ…1枚
酒…小さじ1
無調整豆乳…75ml
だし汁…75ml
卵…1個
塩…ふたつまみ
しょうゆ…小さじ1/4
◉つくり方
- しいたけは軸を落とし薄切りにする。絹さやは筋をとり半分の斜め切りにする。海老は厚さを半分に切り背ワタがあれば除く。
- 飾り用の具材(海老半身×2、絹さや2本分、しいたけ2枚)をよけ、残りを耐熱皿に入れ酒を振り、ふんわりとラップをして600Wのレンジで20秒加熱する。
- 卵液を作る。卵をよく溶きほぐし、だし汁、豆乳と合わせる。茶こしでこす。
- 器に②の加熱した具材を入れ、③の卵液を静かに注ぐ。気泡ができていたら竹串などで潰す。ラップをして竹串で5~6ヶ所穴を開ける。
- 600Wのレンジで30秒加熱する。よく混ぜて、200Wのレンジで2分→1分加熱し、都度混ぜる。その後は飾りの具材が乗るくらいとろみがつくまで30秒ずつ様子を見ながら加熱する。
- 飾り用の具材をのせて、200Wで30秒ずつ海老が赤くなるまで加熱する。ラップをしたまま5分蒸らす。
このレシピのポイント
✔️茶こしで濾すひと手間で滑らか食感に。白身は少し残ってしまいますが、できるだけ卵液に入れましょう。
✔️急激な加熱が、茶碗蒸しで「す(加熱による気泡)」が入ってしまう大きな原因。後半は200Wで少しずつ、様子を見ながら加熱しましょう。
✔️豆乳はより豆の風味が生きる無調整のものがおすすめです。
今週のキー食材をおさらい
◆海老、絹さや(えんどう):母乳の出をよくする、気を補う
◆豆乳:母乳の出をよくする
◆卵:血を作る
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。Instagram@nanako.yakuzen