【適食アドバイザー・あこ先生】夏〜秋は便秘や下痢が起こりやすい!? 女性の健康は〝自分に合う食事〟から
「栄養学を学び直し、食で誰かの役に立ちたい! と思うように」。女性のための栄養学を発信している〝あこ先生〟にインタビューしました。
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女性の健康は〝自分に合う食事〟から!
◯ 教えてくれくれたのは、あこ先生

適食アドバイザー。管理栄養士・適食アドバイザー。YouTube【女性のための栄養学】では〝食で整える〟方法を提案し、現在チャンネル登録者数は26万人。的確で分かりやすい解説が人気です。
「食べるのが怖い」から栄養学を学び腸にたどり着きました
10代はひどい便秘に悩まされていました。どれだけ野菜を食べても、ヨーグルトを毎日食べても良くならなかったんです。不調は心にも影響し、性格もキツくなり、家族に当たっては自己嫌悪の日々でした。
その後、大学で管理栄養士を目指して学ぶ中、日本人の腸には主食、特にお米が必要だと知ったんです。当時の私が不調だったのは、主食を控えていたことも原因の一つでした。
資格取得後は病院に勤務したものの、激務とストレスで再び体調を崩し、退職。その後マクロビオティックを学び、料理研究家のもとでアシスタントを務めていました。結婚・出産後には、肌荒れや抜け毛、疲労感に悩まされ、改めて分子栄養学や臨床栄養学を学び、食生活を根本から見直すことに。
栄養は不足しても摂りすぎても腸には負担になります。栄養学を学び直し、自分の不調が改善されたことがきっかけで「食でもっと軽やかに生きる人を増やしたい」と思い、2020年にYouTubeを開設。特に人気のコンテンツは、甘いもの欲を止める動画や、疲労回復、美肌に関する動画など。情報があふれる今だからこそ、日本人の腸に合った“本当に意味のある食の知識”を、きちんと伝えていきたいと考えています。
夏〜秋は便秘や下痢が起こりやすい季節です
暑さによるストレスや寒暖差などが原因で、自律神経が乱れ、腸の働きをコントロールする副交感神経がうまく働かなくなります。その結果、冬よりも夏のほうが腸の動きは鈍くなりがち。さらに、冷たい飲み物や、素麺や冷やし中華などの炭水化物中心の食事に偏ると、栄養が不足するので消化力も低下し、便秘や下痢を招きやすくなります。一日一回は温かい味噌汁などで、内臓を〝冷やさない〟ことが腸活の基本です。
そもそも便秘って?
3日間出なかったら便秘の合図。たくさん食べても少ししか便が出ないなら腸内細菌が少ない可能性が。コロコロ便はストレスやプレッシャーを感じている証拠です。
撮影/BOCO スタイリスト/廣松真理子 取材/沢 亜希子 ※情報は2025年9月号掲載時のものです。
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