ブランドプロデュース、空間演出etc.「多ジャンルで活躍」する今どきアラサーの自分らしさとは?
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働き方が多様化している昨今。自分がやりたいこと・作りたいものを形にするために、アラサーで“起業”を選択する人も増えています。会社員という枠組みを超えて、自分らしく働く彼女たちのオシャレのこだわりをクローズアップ!「多ジャンルで活躍」する今どきアラサーの自分らしさとは?
職人訪問に海外への買い付け、メディア撮影…
仕事で必要な“フォーマル”を自分らしく
飯島智子さん(33歳・クリエイティブディレクター)

メディア撮影で着ることの多いシャツドレスは、八芳園の衣裳室ブランド「KOTOHOGI」をプロデュースした際に、スタッフの制服としてオリジナルで制作したもの。八芳園ならではの日本の美意識を表現したくて、衿の重なりを着物に見立てました。どんな体型のスタッフも自分らしく着られるように日本人の体形に合ったコクーンシルエットに。ウェディングの制服はブラックが主流な中、あえてチャコールグレーを選んだのもこだわりです。
すべての女性が美しく見えるようデザインしたこだわりのドレス
DRESS/KOTOHOGI_SHOES/BOTTEGA VENETA_IPAD CASE/HOSOO
家族と挑む、新たな価値の世界観を創造する仕事
ウェディングドレスのバイヤー兼ディレクターとしてキャリアを積む中で、空間や衣装を通じて「世界観を形にする」仕事に惹かれるように。業界の枠を超え、もっと自由に表現の可能性を広げたい――そんな思いからフリーランスとして独立しました。転機となったのは、夫からの「お互いの強みを掛け合わせれば、もっとできることがあるかもしれない」という一言。私はブランドや空間のクリエイティブを、彼はHR・IR領域を得意としていて、それぞれの視点から企業のブランディングにより本質的に向き合えるチームになれると確信し、今年4月、夫と妹の3人で家族経営をスタートしました。現在は京都と東京を行き来しながら、八芳園の衣裳室ブランドのプロデュースをはじめ、空間演出やファッション、電子決済などのブランディングまで、ジャンルを横断して活動中。活動を続ける中で、日本の伝統工芸や文化、ものづくりへの関心が高まり、「今の時代とマッチしないがゆえに埋もれている価値に、もう一度光をあてたい」という思いから、着物や和紙などを扱う職人の方々との取り組みも始まっています。大切な人たちとともに、新たなストーリーを紡いでいけるこの道に、今、大きな手応えを感じています。

妹の聡子さんは、性格も得意なことも正反対。今では、お互いに足りない部分を補い合える、信頼できるビジネスパートナーです。
海外クライアントと会う日はキャッチ―なジャケットスタイルで

買い付けで海外のクライアントと対峙するときは、自立した芯のある女性を演出するためにジャケットがマスト。パワーショルダーなど、エッジが効いた感度の高いデザインを選ぶのがマイルール。大人っぽく見える肌見せバランスも常に意識しています。
JACKET/VENICA_JUMP SUITS/LA PEAU DE GEM_BAG/THE ROW_SHOES/BOTTEGA VENETA
記念で購入した西陣織のジャケットは一生もの

昔から自分の好みはぶれず、記念に頑張って手に入れたお気に入りのアイテムを、長く大切に着続けています。中でも、KOTOHOGIのオープン時に出合ったHOSOOのジャケットは、今いちばん偏愛している一着。繊細な京都・西陣織のディテールが施された、「日本の美しさ」を体現するような私の宝物です。
JACKET/HOSOO_TOPS/VENICA_PANTS/BRAND in MACAU_BAG/PRADA_SHOES/BOTTEGA VENETA
ロンドンで出合ったジュエリーケースがマストアイテム
リップを塗り替えるように、1日で何度もジュエリーを付け替えるのが日課。バッグの中には必ずジュエリーケースを忍ばせていて、その日の気分や予定に合わせて持ち歩くアイテムを変えています。
足元はキャッチ―なデザインのチャンキーヒールが定番

靴はピンヒールよりも主張がある太めのヒールが好み。中でもボッテガの靴がお気に入りでたくさん集めています。
飯島智子さん
日本を代表するドレスショップのクリエイティブディレクターを経て、2023年に独立。現在は八芳園の衣裳室ブランド「The Bridal HAPPO-EN」のクリエイティブディレクターを務める。
撮影/イマイハルカ 取材/下田真里衣 編集/平賀鈴菜 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年9月号『「起業」を選んだ同世代読者のオシャレ』より。
※掲載の商品はすべて読者私物です。ブランドブティックへの問合せはご遠慮ください。