【矢野未希子さん】13年目の“結婚生活”を語る『夫の家族が好き』『新居が完成予定』
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ずっと憧れていたプロポーズ。目前に迫った結婚生活ーーー楽しみな反面今のこの感情はいつか色褪せてしまうもの?よく聞く話だけれど相手に関心を持てなくなってしまうのか不安、という声の数々。結婚生活の先輩として、2012年に交際半年で入籍して以来、13年の年月を共に過ごしてきたモデルの矢野未希子さんにお話を聞きました。
「結婚は、10年経ってからが楽しいなって思います!」
私たち夫婦はケンカもよくするし、仲良しではあるけどラブラブかと言われるとまた少しニュアンスが違う。暮らし、生活、人生、という言葉がぴったりな関係です。でも、間違いなく言えるのは、私は夫のことが人として好き、ということ。人としておもしろいから一緒にいる。好きな友達と会う延長線上にあるような感覚というか。その家族バージョンみたいな感じです。25歳で籍を入れて今年で13年目。25歳で結婚なんて早い!若い!と今は思いますけど、当時は自分が若いだなんて思っていませんでした。夫とは結婚までの道のりがとても自然でお付き合いをして1年も経たず入籍しました。
夫の服やヘアスタイルは割と私のリクエストが採用されるんですが(笑)、それを今でも続けていると人に話すと驚かれることも。職業柄ファッションやヘアのバランスにはとてもこだわりがある私。プライベートスタイリストみたいに色々提案しています。結婚当初は結婚の理想と現実の違いを感じたり、よくわからないものに振り回されることもありました。でも実際には現実の積み重ねが結婚なんですよね。夫婦ってリアルにいろんなものを一緒に乗り越えていくわけで、まさに「戦友」だったり「仲間」みたいな存在です。13年経って思うんです、結婚はし始めよりも10年目以降の方が楽しいなって。積み重ねて味が出てきた今が一番楽しいです。
先日家の片付けをしているとき、結婚2、3年目くらいの記念日にもらった手紙が出てきました。やっぱり今とは温度感が違って、ラブラブ。夫も自分が書いた手紙を見て「可愛い、俺」って言っていました(笑)。すっかり忘れていたけれど、あの頃の私、こんな素敵な手紙もらってたんだ、と少し恥ずかしくなるほどキュンとしちゃいました。

今回の衣装はみっこさんのセルフスタイリング。着用したワンピースは、スタッフ一同『みっこっぽい!』と納得。「自宅での撮影なのでインテリアとの相性を意識してコーディネートしました。“BIYOMA”のニットワンピは、無駄を削ぎ落としたスレンダーなシルエットや、肌見せ感のバランスがお気に入り。私らしさが詰まった一枚だと思います」
「会話が多い2人」
夫はなんでも私に話してくれる人。私の方も、夫だけでなく夫の周りの人も仲良しなので近況などを聞くのが楽しい。プライベートのことだけでなく、その日の予定や起きたできごとなどなんでも共有しているし、お互いの仕事についても日々話しています。時には真面目な相談事も。クリエイティブな仕事をしているなかで決断は自分自身でするのですが、迷ったりすることもあって。そんなときは彼にも意見を求めます。自分の考え方ってどうなのかな? と投げかけて意見を聞くと、そんな考え方もあるんだな、と気づきをもらうこともあれば、自分の考えに立ち返ることもある。そうやって夫と意見の交換をするのが楽しいし、その時間が好きです。
「ケンカもよくする2人」
会話が多いぶん、ケンカも少なくありません。どこの家庭にもあるんじゃないかと思われるような、めちゃめちゃ些細なことがきっかけだったりもするのですが、お互い忙しかったりすると、いつもなら許せることが2倍ぐらい腹が立って、大ゲンカに発展することも。ここ最近は2人とも年を重ねて、ケンカに使えるエネルギーが減ってきたのか、これ以上続くと翌日に引っ張りそうだな、とコントロールするようにもなりました(笑)。ただ感情をぶつけるだけでなく、お互いの言い分をちゃんと話せるようになってきた気がします。
「夫の家族が好き」
13年を振り返ると「もう無理!」と、しばらく距離を置きたくて別々に寝ていた時期もありました。だけどいつもギリギリのところでふたりとも調整に入る。これ以上行くと本当に私達ヤバそうだな、という段階になると、お互い少しずつ歩み寄ってバランスを取ったり。一回うまく回り始めたら、そこから仲直りまでは早いかも。長く一緒にいるといろいろあって当然なのかなとも思います。だけど「この人と結婚してよかった」という気持ちを、ネガティブな気持ちの方が上回ったことはないんです。まず大前提で夫の家族が好きな私。夫のことが嫌いな時期でも、彼に会えなくなってもいいけど私をこんなに可愛がってくれる夫の両親やおじいちゃん、おばあちゃんに会えないのは絶対に嫌だなって思っていました。家族の存在はとても大きいです。
最近の2人
この秋、念願の新居が完成予定です。おうちづくりは私たち夫婦にとって大きなプロジェクトで、ここ3年ほど真剣に向き合ってきました。どこに居を構えるか、どんな家にするか、基本的には私に任せてもらっていましたが、決めなければならないことが次々に押し寄せてきて、ひとりだったら絶対にここまで辿り着けなかったと感じます。ほかにもお互いの親のことなど、夫婦で協力することが年を重ねていくごとに増えていく。一緒に頑張ろう、乗り越えていこう、という場面を経験しながら、これが結婚なんだな、と実感するようになりました。
「夫と私は波長が合うけれど、人間としては全然違うタイプ」
彼がネガティブになっているのをあまり見たことがない。前向きというかメンタルがすごく強いんです。どっしりとしていて頼り甲斐がある。自分だったらストレスになって倒れちゃいそうなところも、彼は平気な顔して乗り越えていける人。私たちはお互いにないものをそれぞれ持っているから一緒にいて心地よく、尊敬できるのかなと思います。
みっこさんに7つの質問!
Q1.相手のどんなところが好き?
ーー楽しそうに仕事をしているところ。
いつも楽しそうに仕事をしていて素敵な仲間たちと仕事の話をしているときの夫がイキイキしていて好きです。
Q2.結婚してからファッションは変わった?
ーー変わらない!
結婚というより年齢とともに好みが変わってきたような気がします。色は変わらず白黒ベージュが好き。一貫してシンプル好きですが、より細部のディテールの美しさ、みたいなものに惹かれます。
Q3.一緒に過ごす時間は決めてる?
ーー朝ごはんと夜ごはんの時間。
朝ごはんは基本一緒に食べています。夫の会食がない日に私もスケジュールを合わせて夜ごはんの時間も大切にしています。食事は会話の機会でもあるのでまずは時間づくりを。
Q4.心が離れないためにしていることは?
ーー日々の会話。
喋ってないと相手のことが見えない気がしてすごく距離を感じてしまいます。私たちにとって会話が何よりも大切。
Q5.2人のどんな時間を大切にしてる?
ーー 一緒に料理。
先日は梅しごとを一緒に。梅酒を仕込みました。2人とも食べることが好きだし、お互い食の好みが近いんです。お仕事大好きな夫婦なので、日帰り温泉に出かけたり、お散歩したり、何も考えない時間をつくって頭の中をリフレッシュします。
Q6.サプライズはする?
ーー記念日にドレスアップ!
結婚記念日などの特別な予定には、おめかしして出かけます。たまにおめかしするとすごく嬉しそうです(笑)。
Q7.記念日に欲しいのは?
ーーこの前は時計をプレゼントしてくれました。
時計はジュエリーの中でも身につけているとき一番見るものなので夫からプレゼントしてもらえるのは嬉しかったです。
◼︎MIKIKO YANO
1986年12月4日生まれ。大阪府出身。高校時代からモデル活動をスタートし、数々の女性ファッション誌でカバーを経験。センスあふれるファッションやライフスタイルを発信するSNSにも注目が。Instagram:@mikko1104、YouTube「MIKKO CHANNEL」。
モデル・スタイリング/矢野未希子 撮影/山根悠太郎(TRON) ヘア/Dai Michishita メイク/AIKO ONO 取材/西道倫子 編集/藤田摩吏子 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年9月号「結婚してからも、ずっと仲良くできますか?」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。