ヘア・メーク岡田知子さんが美ST読者を大変身!【外国人モデル風メーク】の6大ポイント
「メークしてもらえる権利」に当選したラッキーな読者をヘア・メークアップアーティスト岡田知子さんが特別にメーク!憧れのスモーキーメークに大変身しました。改めて感じたのが「メークってスゴい!」というとてもシンプルなこと。「もう一度、メークにときめく」きっかけを、みなさんにもどうぞ。
憧れだった濃い色を塗っても自然なのがうれしい!
〝盛る〟と〝抜く〟のバランスが新鮮!私の顔に憧れのスモーキーアイが馴染んで大満足。小6の息子から「キラキラしてる」と言われました。
\いつものメーク/
肌はBBクリームでラフに、キツく見られないようアイメークはアイラインとマスカラだけを頑張って、アイシャドウもリップも控えめ。本当は外国人風メークがしてみたい。
【Point 1】下まぶたを重くしてハンサムな目元に
額が狭い野尻さんは下まぶたに重みを与えて目の位置を下げるとカッコいい印象に。モデルに使ったハイライトは目が前に出るので不要。ブラウンをキワに塗り引っ込めて。
中央のくすみオレンジをメインに使用。目の形に合わせてハイライトやブラウンを重ねて。イプノ パレット 10 ¥6,800 〈限定色〉(ランコム)
【Point 2】横長の目ならアイラインは潔く抜く勇気を
目の形が丸い人は目尻も長く下にも引いて横幅を強調して。目幅がある野尻さんならインサイドと上の目尻に少し引くだけで十分。綺麗な目の形を潰さないで。
目元にも艶。カネボウ ディープジェルアイライナー 02 ¥3,200(カネボウインターナショナルDiv.)
【Point 3】リップライナーでやせた唇をボリュームアップ
山がハッキリしていると唇がやせて見えるから、リップライナーで均します。唇の上下にボリュームを出して。
左、ダークな秋色でカッコいい印象に。コンスピキュアス リップライナー 12 ¥3,800(アンプリチュード)右、滑らかに大胆に発色。ピュア カラー デザイア リップスティック 101 ¥4,900(エスティ ローダー)
【Point 4】血色が出にくい黄み肌はオレンジを少しプラス
白くてブルーっぽい肌ならブラウンのみでOKだけど、黄みが強い人はヘルシーになりすぎないように最後にオレンジを少し足すと血色感が映えます。ハイライトも必須です。
A コンスピキュアス クリームチークス 05、B 同03 各¥4,000(ともにアンプリチュード) C rms beauty ck アメジストローズルミナイザー ¥4,900(コスメキッチン)
【Point 5】眉は下を明るく描き足し重心を下げる
外国人っぽさを出すなら平行な太眉に。濃い顔に悩む人ほど眉を細く描きがちですが、太く明るい豊かな眉が若見えに。眉山の下に描き足して眉毛を下げれば額が広く見えます。
ペンシルとパウダー、スクリューブラシが1本に。細眉も太眉も自由自在。ブロー マルチ タスカー 03 ¥3,500(エスティ ローダー)
【Point 6】肌は2色のファンデで立体感を作る
フェイスラインや口元は暗めを、膨らませたい目の下の三角ゾーンには明るい色を使うと顔が締まりセレブっぽい印象に。骨格的にコントゥアを一生懸命やると老け込む危険が。
明るいゴールドとピーチベースのミディアムカラーを塗り分け。NARS ナチュラルラディアント ロングウェアクッションファンデーション SPF50/PA+++ 左、8409 右、5878 各¥6,300〈セット価格〉(NARS JAPAN)
肌と骨格を知ればくすみメークも簡単
野尻 スモーキーメークに挑戦したいけど、顔が濃いからか自分でやるとケバくなるんです。
岡田 それは肌のせいかも。
野尻 厚塗りになるのは嫌だし、面倒くさいから普段使っているのはBBクリームだけ。カバーしたほうがいいですよね?
岡田 くすみ色を似合わせるには、カバー力よりツヤが大事。保水力が衰える40代にはしつこいくらい保湿してほしい。乾燥した肌だと何を使ってもすぐマットになっちゃうから。あと下地もツヤツヤのものを。ツヤ肌ならくすみ感が減って、そばかすも隠さず活かせます。
野尻 モデルさんのメークを真似ても上手くいかないのは、肌のせいだったんですね!
岡田 そのまま真似するのではなく、自分の骨格やパーツの形の特徴を知って、それに合うよう考えながらメークすることが大切です。濃くなるのを防ぎたいなら、メークの順番を変えるのもおすすめ。ベースを6割くらい仕上げたらポイントメーク、目をある程度作ったら眉、最後にまつ毛というように少しずつ仕上げていくと盛りすぎて厚化粧に見えるのを防げますよ。
NY仕込みのカッコいいメークで各誌のカバーや広告を彩る美ST世代のメークさん。サーフィンが趣味なのにシミ&シワレスなのはマメな保湿の賜物だとか。
2019年『美ST』10月号掲載 撮影/峠 雄三〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 スタイリスト/鳥山悦代(One 8 tokyo) 取材/大山真理子 編集/長谷川 智