《28年間ビューティ担当のベストコスメ》【第17回】“極上クリーム”ならドゥ・ラ・メールのクリーム
化粧品は、ライフスタイル、環境の変化、美しさの価値観などさまざまな理由で生まれてきます。もちろん「売れる」ことは重要ですが、作っている時に当事者はそんなことをあまり考えておらず、ただ「女性の肌を美しく見せるのに役立つ製品」を作ろうと思っている――それが28年間、化粧品を見続けてきた私、編集Ⅰが化粧品を愛する理由です。この10年間の目覚ましい進化のトピックを交えて、番外編をお届けします。
極上クリームなら
ドゥ・ラ・メールの「ザ・モイスチャライジング クール ジェル クリーム」
50年以上前にバイオ発酵技術を駆使して作られたオリジナル保湿成分ミラクル ブロス™を配合。クリーム一つに4つのテクスチャーを用意するのは一人一人に合った製品を使ってほしいという方針から。ザ・モイスチャライジング クール ジェル クリーム 60㎖ ¥36,000(ドゥ・ラ・メール)2018年3月2日発売。
効果とともに心地よさも追求するのが新・美容の条件
高級クリームの代名詞、ドゥ・ラ・メールから4種のクリームが出ているのをご存じでしょうか。私は最初、4種とも成分と目的・効果が異なるのだと思っていました。しかし、全部同じでテクスチャーが違うだけ。「クレーム ドゥ・ラ・メール」は1996年N.Y.のSaks Fifth Avenueに登場し、1999年に日本上陸。その後、「ザ・モイスチャライジング ソフト ローション」が1999年、「同クールジェル クリーム」が2007年、「同ソフト クリーム」が2012年に発売されました。各々、アイコン成分、ミラクル ブロス™とライム ティー エクストラクト™を、異なるテクノロジーにより肌にベストなフォーミュラで届けます。私が使っているクールジェル クリームは2018年リニューアルされ、無数のケルプジェル カプセルの中に各成分の微小なしずくが入っています。敏感で火照りがちな肌を、心地よい冷却感で落ち着かせ、スッと馴染んで潤わせます。
ここ数年目立つテクスチャーのボーダーレス化を先取りしたような自由さと、好みで4種から選べる贅沢さも、まさに今の新美容概念と言えますね。
ヒューバー博士自身が12年と6,000回の実験を経て完成。両手のひらで温めてから使う。
1999年発売、2016年リニューアル。「超流体」の発想から乳液のような感触へ。
2007年発売、2018年リニューアルし、ひんやり感がアップし、フレッシュに。
2012年発売。やわらかく贅沢なテクスチャーを作るために特別な機器で融合させた。
\使い切ってます/
旅行に持っていくために30㎖サイズを買うことが多く、夏だけでなく暖房で乾燥している冬も含め通年ジェル クリームを愛用。60㎖は1回パール粒大で朝晩使い3カ月もちます。
2019年『美ST』10月号掲載 撮影/河野 望 編集・文/石原晶子