注目の美容家が経験から語る「敏感肌」で最も気をつけたいこととは

美容家・小澤名代さんは、自分も敏感肌で悩んだからこそ根本解決を目指し勉強し、サロンを立ち上げたといいます。そんな小沢さんに敏感肌美容について伺いました。

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美容家・小澤名代さん

<Profile>

肌トラブル改善セラピスト、美容家。トータルビューティサロン「Blair Salon」を主宰し、独自の肌質改善メソッドを提供。敏感肌をはじめ、多くの女性の肌トラブルを根本から解決に導いている。

子どもの頃から極度の敏感肌で、アレルギー性皮膚炎などあらゆる肌トラブルを抱えていました。大人になると、ストレスや食生活の乱れ、メークなどの要因が重なって肌荒れが深刻化。皮膚科を受診すれば一旦は落ち着くものの、すぐにまた荒れてしまうという悪循環でした。

対症療法では根本的な改善にならないことを痛感し、「日常のケアを気軽に相談できる、かかりつけ医のような存在になりたい」と一念発起。解剖学や皮膚学を一から学び、サロンを立ち上げました。

小澤さんってこんなひと

お客様の悩みに寄り添い伴走することがモットーサロンワークは私の原点。お客様のリアルな悩みと向き合う中で得られた知見を、施術やスキンケア提案にも活かしています。
初めてのパリ訪問が私の人生を変えましたエステの技術やオーガニック製品など、全てが先進的なパリへ。この時の訪問が、今のサロンの方向性を決めるターニングポイントに。
悩みの種だった肌荒れが美容家を志すきっかけに子どもの頃から悩まされていた敏感肌。数年前まで、赤みやホルモンバランスの乱れによるニキビなどの症状を繰り返していました。
ハーブの力に魅了されました物療法士との出会いを機に、自身のメソッドにもハーブを取り入れるようになりました。
植物療法の資格を取得! ハーブを処方してくれるパリの有名な薬局。

敏感肌の原因のひとつは…

敏感肌のお客様の多くは、総じてバリア機能が低下しています。そのため、花粉や紫外線などの外的刺激やホルモンの影響を受けやすく、結果的に揺らいでしまうのです。

その原因の1つは、間違ったスキンケア。角質ケアや攻めの美容を繰り返すうちに、肌が薄くなっている人も少なくありません。まずはオーバートリートメントになっていないか、日頃のケアを見直すことが大切です。

敏感肌で最も気をつけたいのは?

敏感肌で最も気をつけたいのは、スキンケアに配合されている成分。アンチエイジングや美白の成分は刺激が強く、乾燥を促すこともあるため、一度お休みしましょう。

鎮静作用や保湿効果の高いシンプルな製品を選び、スキンケアの最後には〝追いクリーム〟で徹底的に守りのケアを。また花粉シーズンは、肌を清潔に保とうとして洗いすぎると、逆に刺激になってしまいます。W洗顔は避け、マイルドな洗顔料で優しく落とすのがおすすめです。

日中はミストを持ち歩き、花粉をブロックすることも忘れずに。女性は生理や更年期などホルモンの影響で、どうしても敏感に傾いてしまう時期があります。そんな時はスキンケアとライフスタイルの両方を見直しつつ、丁寧なケアを心がけて。何よりも自分を労ることが、揺らがない肌の土台作りに繋がっていくはずです。

撮影/ nara(vale.)ヘア・メーク/後藤若菜(ROI)スタイリスト/小川真央 取材/渡部夕子 ※情報は2025年3月号掲載時のものです。

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