2019年注目の俳優・磯村勇斗さんの理想は「かかあ天下」な家庭【旬な男】

「アクが強い役を演じられるのは俳優として生き甲斐を感じます」

――舞台『プレイハウス』でミュージカルに初挑戦している磯村勇斗さん。ダンスと歌を初披露しています。
「実は人前で歌うのは恥ずかしくて苦手で、カラオケも打ち上げで無理やり歌わされるくらい(苦笑)。歌うならテレサ・テンの『時の流れに身をまかせ』。シブいんです、僕(笑)。なんかいいんです」
――役はカリスマホスト! 異色アイドルグループ・GANG PARADEのメンバー演じる風俗嬢とのやり取りも見どころに。
「かなり危険な匂いのする男になってます(笑)。ドキッとするシーンもあるので楽しんでもらえたら。タイトルどおり、遊びに来る感覚で観に来てほしいです」これまで爽やかな見習いコックから強烈な悪役、同性愛の年下恋人と役の幅が広いことも話題。同じ磯村さんが演じているとわからなかったという人もいるほど。
「刺激が欲しいので、アクが強い個性的な役を演じられるのは俳優として生き甲斐を感じます。求められることも大きくなっているので、より責任感が強くなりましたが、前よりのびのびと楽しんで芝居に向き合えるようになったかな」
――磯村勇斗という名をもっと知ってもらうために、今が踏ん張りどころという彼。
「30代になったら海外に出て日本とは違う価値観や文化に触れたり、インプットの時間を作りたい。そのためにもあと3年は俳優としてしっかり向き合いたい」
――9月には27歳に。子供が大好きなので結婚願望もあるけれど、今は仕事優先。理想は、〝かかあ天下〞な家庭だそう。
「男は尽くされすぎるとダメとよく聞くので、奥さんが強いほうがうまくいく気がします。どちらかというと僕は聞き役だし、受け流すのも上手いというか(笑)」
――ちなみに好きなタイプの女性は、そのときどきでコロコロ変わるとか。
「今は透明感のある人がいい。メークも薄めで白いTシャツが似合うようなナチュラルな人がいいですね。でもロックな感じの女性がいいと思う時もあったり(笑)。どんな時も共通するベースとしては、よく笑って礼儀正しい人かな」
――女性にキュンとするポイントも〝笑顔〞。
「鼻にシワができちゃうようなクシャッとした笑顔を見せられるとキュンとします。僕はスベるタイプなので(笑)、そんな時も笑ってくれるとうれしいな」

磯村さんの「一番好きなもの!」はコレ♡

いま一番ハマっていることは?
サウナです!(笑) それしかない! フィンランド・サウナアンバサダーに任命されたので、サウナの良さを広めていこうと。サウナ→水風呂→整い椅子で休憩、を3セット、2時間くらいゆっくり過ごします。外の露天風呂に整い椅子があるところが好みです。一番のリフレッシュ法ですね。

一番好きな食べ物は?
スープカレー。3、4年前からずっと好きです。下北沢のお店で初めて食べてからハマりました。今も、スープカレーを食べるために下北沢に行きます。

一番好きな映画は?
『縞模様のパジャマの少年』。ホロコーストの話なんですが、ラストが衝撃的で……。たまたまDVDで観たんですが、いろいろ考えさせられました。大好きで全シリーズ観ているのは『スター・ウォーズ』。小学校1、2年だったかな、一番最初に見た映画も『スター・ウォーズ』でした。ロマンを感じるというか、宇宙が好きなのでワクワクしてくるんですよね。

いま一番お気に入りのミュージシャンやアルバムは?
今回出演する舞台でGANG PARADEさんを知って、最近はずっと聴いています。一人で運転するのが好きなので、車内でも流してますね。

一番感動した本やマンガは?
今でも好きなのは『ONE PIECE』。男子はみんな好きですね。ルフィの言葉に闘争心が湧くというか、やる気にさせてくれるんですよね。最新刊が早く読みたくて、うずうずしてるんです(笑)。

    PARCOプロデュース2019『プレイハウス』

    脚本家、演出家、女優として活躍する根本宗子×異色アイドルグループGANG PARADEのタッグによるオリジナルミュージカル。男性主演のカリスマホスト役をミュージカル初出演、初主演となる磯村勇斗が演じる。作・演出/根本宗子9/28(土)森ノ宮ピロティホールにて上演。www.parco-play.com

磯村勇斗
’92年9月11日生まれ 静岡県出身 血液型A型 『仮面ライダーゴースト』のアラン役で注目され、’17年NHK連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロインの結婚相手・ヒデを、’18年のドラマ『今日から俺は!!』で強烈なヒール役・相良を演じ話題に。主な出演作は映画『覆面系ノイズ』『ういらぶ。』『春待つ僕ら』、ドラマ『インハンド』『きのう何食べた?』など。ドラマ『サ道』『TWO WEEKS』に出演中。