安田美沙子さん(42)兄弟2人の子育て術とは…子どもたちの「今」を目一杯楽しみたい!
キュートな笑顔にヘルシーな美しさはそのまま!いつまでも変わらず可愛い安田美沙子さん。働くママとしてもランナーとしても多忙に過ごす安田さんのインスタグラムは、子ども達と楽しくアクティブに過ごす投稿にも多くの反響が。自然育児のルーツとなったご自身の子どもの頃のお話や思春期の頃のお話、そして今2人の男の子の子育てで大切にしていることなど、安田さんの愛が溢れるお話をご紹介します。(第3回/全3回)
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安田美沙子さんprofile
1982年生まれ京都府出身。20歳でミスマガジンに選ばれてデビュー。 出演番組は「あっこにおまかせ」やNHK連続テレビ小説「カーネーション」など、バラエティーからドラマまで幅広く活躍。 31歳で結婚し、現在は2児の母。食育インストラクターなどの資格を取得し、食育活動にも精力的に取り組んでいる。日々の生活を綴るインスタグラム @yasuda_misakoはフォロワー36万人超え。著書に「安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし ~美・食・走る---私のゆる楽しい日々の習慣」(小学館)
引っ込み思案で内弁慶な女の子だった
京都で生まれ、引っ越しが多く小学校のころは転校してばかりでした。外では引っ込み思案、でも本当の性格は活発で、昔からほんわかみられがちですが、虫を取ったり基地を作ったり、双子の弟と兄弟みたいに過ごしていましたね。両親とも厳しく、普段は母が、ここぞと言う時は父が怒るという、ザ・昭和みたいな感じ。反抗期は弟とも同時期だったので親は大変だったと思います。男女で違うところもあったでしょうし。私は、どこかで弟の方が贔屓されてると思った時期があって…。今は息子がいるから、男の子と女の子の違いも少し理解できるようになってきたのですが。親には、「あんたは気むずかしかったわー」と言われたことがありました。弟とは思春期はあまり仲が良くなくて…声変わりとか…同じ顔をしているのに、違和感あった時期もあったのですが、今はとても仲が良いです。子ども同士の歳が近いこともあり、家族ぐるみで遊んでいます。双子の弟とはシンクロするのか、たまに会うとコーデがかぶるのです。普段お互いあまりしないカラー合わせ…例えばカーキとベージュとか、「なんで今日かぶった?!」「真似すんなよ!」「そっちやろー!」なんてことも(笑)。他にも、私が仕事ですごく落ち込んで泣いているときに、「悲しんでいる夢見たんけど、起きた瞬間涙が流れてんけど、大丈夫?」と電話がかかってきたこともあります。双子って繋がっているんだなぁ。普段そんなに意識してないですが、自分のことを思ってくれている人がいるのは不思議です。姉弟だけど、ちょっと違うような?面白いですよね。
祖母の家での田舎体験が自然育児のルーツに
京都の舞鶴にあった祖母の家では、畑で季節のお野菜を採ったり自然体験したり、五右衛門風呂に入ったり! それを当たり前と思ってきましたし、人が生きる上で大切なことだと思っているので、子ども達とも同じようにアクティブに過ごしています。今は積極的にそういう場を作らないとできないものになってしまいましたが。生活と遊びは結びついていて、本能のままに120%向かってどれだけ遊んだか?が大事だと思います。長男と次男の興味の方向性は違いますが、「これで遊びたい!」と子どもが言ってきたら、キタキター!伸ばしてあげたい!と。本人たちのやりたい希望を聞いている中で、限度は出てくるんですよね。そのときもわがままと捉えず、できるかどうかをまず考えさせます。頭からダメ!とは言わず、ここまでならできるかな?と話し合うんです。しっかり目を見て話すと、子どもの真剣さに圧倒されることもあります。
“次男に自分を重ねてしまう
兄はパパそっくりで、しっかりしていて優しい子。照れ屋な私たち夫婦の子にしては、コミュ力がすごい! 仕事にも、小さい頃から連れて行っていたからでしょうか? 大人にも慣れているような気がします。かたや弟はザ・次男。元気でわがままな甘えん坊。すごく可愛いけど手がかかるんですよね、私に似ていて気が強いし頑固だし。兄弟で全然タイプが違うんです。次男には自分を重ねちゃいます。そして、私の親に対して改めてゴメン!とも。大変だったでしょうね! 次男は気難しいというのも、天邪鬼というのも、私も同じ。双子の弟は穏やかだったから…それは“可愛い”ってなりますよね。
ケンカの絶えない兄弟、でも仲直りはなるべく言語化させるように
それにしても我が家の兄弟はケンカが多いです。弟の負けん気が強く、兄は我慢の限界がきてやり返したら怒られる…の繰り返し。弟がとにかくうるさいのでパパが怒って、怒りすぎるパパを私が怒って、険悪な感じになっちゃう。この前「今、あなたのせいで、こういう空気になっているのわかるでしょ?」って思わず言っちゃいました(笑)。子どもを叱る時には、まずは内容をしっかり聞きます。余裕があるときには、謝れるまで自分で頑張ってみようと、本人が自発的に話すのを待つんですね。言語化するのって大事だなーと思います。言葉で言わせるようにしてるんですが、次男が意外と言葉が上手、長男より日本語ちゃんとしていることに驚きました。次男、実は色々わかっているところが面白いです。
価値観が変わったサマースクール
この夏、長男と2人でサマースクールに行きました。40歳になってから、自分がしたいことを諦めたくないという気持ちと、子どものそれぞれの興味に向かって過ごさせてあげたい気持ちが強くなったんですよね。私は大学まで英語を専攻していて、本当は留学したかったんですけれど上京してしまったし…いつか学び直したいと思っていました。長男も小さい頃から英語に触れていてアウトプットも必要だと思っていて、「今だ!今しかない!」と。次男は虫取り大好きっ子なので、パパの実家の新潟へ行かせることに。ギリギリまで悩みましたが、知り合いに紹介してもらい、ケアンズを観光しながら先生にマンツーマンでついてもらえる1週間のスクールを申し込みました。楽しかったですねー!普段見られない長男の逞しさを感じました。私以上に物怖じせず、英語でどんどん子ども同士でも大人とでも話しちゃうんですよ。アパートで自炊もしたので、朝食で作った雑穀パンのハニートーストや、先生に教えてもらったサーモンクリームチーズサンド、ケアンズの思い出の味となって私たちの中に残っています。ケアンズは温かみのある町で、無理せずナチュラルでいられました。東京にいないことで色々な意味でゼロベース…タレントでもなく、ひとりの人間として接してもらえたのもありがたかったです。長男は次男が生まれてから、弟に譲る場面も多かったので、2人だけで一緒にいられたこの時間が幸せそうでしたね。次男も新潟で楽しく過ごしてくれたようで、離れてみたことで彼の成長も感じました。兄弟は別でもいい、一緒にいなきゃいけない!こうしなきゃいけない!とか…なくていいんだなーと。価値観が変わりました。
子どもたちの今の時間を大切にしたい
パパと私の子育てや家事配分は本当に全部半々。私が仕事の日にはパパに見てもらいますし、送り迎えも行ける日は行ってもらいます。基本ペアでやっている感じで、洗い物と洗濯はパパが、料理は私。パパの展示会に子どもを連れて行くこともあり、パパが働いている姿を見せられるのもいいなーと。子どもたちはお手伝いしたいとか言って、ドリンクを配ったりもしてほのぼのします。私たちは大人でワイワイ楽しむのも好きだけど、その中で子どもたちが嬉しそうな顔をしているのを見て、子どもが“こういうこと好きなんだ”と観察して研究するのも好き。ちゃんとその姿を目に焼き付けておこうと。多分、今しかない時間ですしね! でも自分たちも楽しみます。一緒に大人がキャーキャー言っていると子どもも嬉しいと思いますから。でも、こんなに可愛いのに…いつかは来る反抗期にドキドキしてます。まだ大丈夫ですかね。今は「ママ、ママ」だけど、「クソババア」とか言われる日が来るのかな…泣いちゃいますねー。でも、そういうものと思っておくのがいいですよね。自分たちの時代のような“親と全く喋らない”なんて、今の時代はそこまでならないようにも思います。多少、何かがあっても、仲良くしてくれたらいいなぁ。
衣装協力:ワンピース¥19,030(room306 CONTEMPORARY MINAMIAOYAMA)ピアス¥38,500(PLOW)リング¥16,500(MERAKI/フラッパーズ)サンダル¥9,900 (CHARLES&KEITH/CHARLES&KEITHJAPAN)
SHOPLIST:
●room306 CONTEMPORARY MINAMIAOYAMA https://room306contemporary.com/contact
●CHARLES & KEITH JAPAN https://charleskeith.jp/
●PLOW plow-jewelry.jp
●フラッパーズ Tel.03-5456-6866
撮影/古水良 ヘア・メーク/NANA スタイリスト/河野素子 取材/竹永久美子
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