「40代からの老眼」起こりがちなのは3種類…眼科医に聞く症状と対策とは

バランスの取れた食生活や良質な睡眠、適度な運動を心掛けていても忙しさでままならず、体のあちこちに不調や不具合を感じ始める美ST世代。でもこの先20年、30年経っても元気に人生を楽しんでいたい!と皆さん思ってますよね。美STが誇る大人気健康企画を再編集した「一生シリーズ総まとめ」をはじめ、若い頃と違う、大人世代で感じ始めるお悩みをピックアップしてまとめた『完全保存版』を作りました。一生アクティブに若々しくいきましょう!

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どのタイプの老眼かチェックしてしっかり対策を!

タイプ 1:【スマホ老眼】

▶︎近くにピントを合わせ続けることにより起こる仮性老眼

\こんな人は要注意!/
□スマホ、読書、デスクワークの時間が長い
□家の中では裸眼で過ごすことが多い
□日によって見え方に差がある
□ 40代になって近視が進行した

【症状】スマホやパソコンを長時間見続けることで一時的にピント調節機能が低下。目を休めれば回復しますが、疲れの度合いによって視力が安定しないことも特徴の一つ。

【対策】近くを見続けるときは、ときどき視線を外していろいろな距離にピントを合わせる習慣をつけ、ピント調節機能を高めましょう。

タイプ 2:【近視+老眼】

▶︎老眼世代に突入した今こそ「近くは見える」が武器になる!

\こんな人は要注意!/
□メガネ・コンタクトレンズを常用している
□裸眼のほうが近くは見やすい

【症状】遠くが見えないので近視用のメガネやコンタクトレンズをつけているが、そのまま近くを見ると老眼で見づらくなり、メガネやコンタクトを外して裸眼にすれば近くが見える。

【対策】慌てて老眼鏡をかけるのではなく、今までのメガネやコンタクトで視力矯正したまま積極的に近くを見る習慣を。目のストレッチも効果的。

タイプ 3:【遠視+老眼】

▶︎近くはもちろん遠くも見えなくなる……、今すぐ遠近両用メガネを検討すべき

\こんな人は要注意!/
□子供の頃“目がいい”のが自慢だった
□人より早く老眼鏡が必要に
□目の疲れ、肩こりに悩んでいる

【症状】今まで見えていた遠くのものがかすみ、近くも遠くもピントが合わず、スマホ用・パソコン用・読書用など用途別のメガネが必要に。

【対策】まず必要なのは遠視の矯正。老眼鏡をかける前に、遠近両用メガネや遠近両用コンタクト+老眼鏡などでピント調節にかかる目の負担を減らすようにしましょう。

教えてくれたのは…眼科専門医 梶田雅義先生

福島県立医科大学卒業後、カリフォルニア大学バークレー校研究員などを経て東京医科歯科大学医学部臨床教授も務める。現在は臨床から離れ「眼科梶田塾」という眼科医の教育組織を設立。

2024年『美ST』10月号掲載
撮影/西崎博哉 モデル/優木まおみ ヘア・メイク/コンイルミ スタイリスト/井関かおり 取材/菊池真理子 再構成/Bravoworks,Inc.
〈過去流用分〉撮影/須藤敬一 モデル/吉村ミキ ヘア・メイク/田中宏典 スタイリスト/朝倉豊 取材/浦崎かおり、安西繁美 再編集/菊池真理子

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