【私の信頼する敏感肌名医】漢方で体の中から治してもらえて安心!【東京編】
肌に力がなくなり、年々バリア機能が落ちてくる大人肌は、さまざまなダメージで肌荒れを引き起こします。セルフケアで無理な時は親身になってくれるお医者さまを見つけたい。健やかな肌を取り戻す道はさまざま。その肌悩みを克服できたのは名医のおかげです。今回は美ST編集の名医を紹介します!
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漢方で体の中から治してもらえて安心。駆け込めるありがたさを感じます
肌荒れ発症から治療まで
2008年の夏、ピーリングを定期的に行っていた時期、フェスで長時間野外に。日焼け止めが猛暑のため汗で落ちてしまい頻繁に塗り直せず、帰宅したら真っ赤に。全然引かずに悪化の一途、熱を持ちパンパンに腫れてしまいました。蕁麻疹はあったものの肌自体は丈夫だったのに……。著書に共感していた吉木伸子先生のクリニックを受診。
漢方と塗り薬を処方され、最初は別な漢方薬3種だったのですが、2週間後そのうちの1 種を「治頭瘡一方」に変えたら目に見えて好転し、ひどい状態は2カ月くらいで脱しました。その後も何かの拍子に症状が出ると必ず伺っています。
漢方は治頭瘡一方(ジヅソウイッポウ)、加味逍遙散(カミショウヨウサン)、三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)の3種。痒みが我慢できない時は首など体に外用副腎皮質ホルモン剤のロコイドクリーム0.1%、顔にキンダベート0.05%をスキンケアの後に塗っていました。〈すべて保険診療。当時の薬を撮影。すべて本人私物〉
「スキンケアはシンプルに」と先生から指導され、UVケアはしっかりし洗顔で落ちる程度のメークに。洗顔はドクターヨシキスキンケア「ドクターY クリアウォッシュD」をよく泡立てて使い、シンプルなぶん良いクリームを、とひんやり感触が心地いいラ・メールの「ザ・モイスチャライジング クール ジェル クリーム」使用。〈当時の容器を撮影。すべて本人私物〉
治療を受けて変わったこと、今、気をつけていることは?
今も汗、紫外線、花粉、乾燥が大敵で、肌がムズムズして放っておくと赤くなり(細かい血の斑点状)、痒くなるため、ムズムズの段階で化粧品を替えて様子見をします。6のクレンジングオイルはサッと落とせて肌に残らず、5の洗顔はここ数年この泡ムースで安定。 4の導入は肌あたりが柔らかく厚みのある先行乳液。化粧水は3つを肌状態で使い分け、美容液、クリームはその時々で変わりますが、使ってみて肌に負担がなく効果がある製品だけを継続します。
1:クリーム エスティ ローダー リニュートリィブ ダイヤモンド ブリリアンス クリーム 2:クレ・ド・ポーボーテ セラムラフェルミサンS n 3:雪肌精みやび アルティメイト ローション 4:コスメデコルテAQ アブソリュート エマルジョン マイクロラディアンス Ⅱ 5:2e洗顔ムース 6:メルヴィータ フラワーブーケ クリーン クレンジング&ウォッシュ〈すべて本人私物〉
\先生の所感/
日焼け止めをこまめに塗り直して紫外線は普段でも注意すべきですが、ピーリングを行っている期間は特に注意してください。また肌が荒れている時は、スキンケアはシンプルにすることがもっとも大事です。
横浜市立大学医学部卒業、同年、慶応義塾大学病院皮膚科学教室に入局。1998年に銀座で開業。肌と体の関係を知る方法として、東洋医学を取り入れた治療を行っている。
中央区銀座8-9-1 銀座中央通りMM ビル6F(受付)TEL:03-6280-6880
東京メトロ「銀座駅」A3出口から徒歩5分。完全予約制。一般皮膚科、美容皮膚科、ダイエット内科、東洋医学・鍼など多角的に診療。吉木先生は一般皮膚科と美容皮膚科の担当。
2024年『美ST』4月号掲載
撮影/渡邉明日香(エーワン)〈東京〉、安田慎一(スタジオ シン)〈名古屋〉、渋谷美鈴〈神戸〉 取材/菊池真理子、八尾美奈子 編集/石原晶子
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