「私、老けたな…」と感じた瞬間は?30~50代女性に一斉調査してみた!

未だかつてないタイトルでお届けします。もちろん「君たちはどう生きるか」作品へのオマージュですが、日々エイジングケアに励む美ST読者にとって本質を問うテーマではないでしょうか?私たちはどう老けたいのか、読者に意識調査をしました。

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私たちは「どう老けたい」か。意識調査!

シワは生かしたい。無理して見えたくない、だけど100%若く見えたい!

Q1.「私老けたな」と感じた瞬間は?

・スマホのインカメラが弾みで作動した時に、下から見た自分の顔を見て…(45歳・講師)
・手のひらにのせた小物類が手からこぼれてコロコロ転がっていった時に「あらららら」と言った言葉のチョイスが、おばさんぽい…と思いました(40歳・主婦)
・電車の窓に映る疲れた自分を見てダレ?と思った(50歳・会社経営)
・娘から「見た目は若いけど態度が威圧感ある、貫禄出てきた、図太い、パンチ効いてる」と悪口を言われました。でも事実だと感じたので気をつけるようにしています(51歳・専門職)
・昨年ぐらいまでは大学生の子がいると言うと、そうは見えないと言われたが、最近はそうなんですねーと言われる(55歳・エステサロン経営)
・見えません(老眼)(52歳・公務員)
・最近いろんな人からカイロを貰うようになり、若い方もいるのに優先して私にくれるのを見て、労られてるなと思ってしまいました(42歳・会社員)
・年齢を人に伝え、そんな歳だったと自分で思う瞬間(55歳・会社役員)
・ありがたいことに実年齢に見られず、年齢を告白した時飛び上がった方がいて、私驚き(笑)見た目年齢を考えた瞬間でした(52歳・会社員)
・子どもの行事の時などの写真が送られてきた時。知らぬ間に撮られていた自然な姿の自分があまりにも姿勢も悪く、シワもあり、びっくりするくらい老けて見えました。普段キメ顔で撮っている写真や鏡で見ているのとは違い、これが本当の姿なのか…と、すごく老けを実感しました。(36歳・主婦)
・ないぞ(笑)(55歳・専門職)
・若い女の子から妙に気を遣われる。男の子からは、昔モテたでしょうね!と言われます(今じゃないのかい)(39歳・会社員)
・寝不足で疲れがたまっていた時に、久々に父に会ったら、お前も歳とったなぁ~っと真面目な顔で言われた(笑)(55歳・役員秘書)
・「ママおでこにシワ出てる〜おばあちゃんみたい!」と5歳の娘によく言われます…。「おばあちゃんにならないでよ〜」とも言われます(泣)(39歳・会社員)

Q2.「こんな風に老けたい!と思う人は?

・大地真央さんみたいなエイジレスビューティ
・吉永小百合さんみたいな透明感をずっと
・井川 遥さんのように自然体で
・樹木希林さんみたいな、おばあちゃまになりたい
・上皇后美智子様みたいに気品に満ちていたい
・夏木マリさんのようにかっこよく
・草笛光子さんみたいなヒールで踊れる90歳
・石田ゆり子さんのように可愛く穏やかに

Q3.とはいえ、実年齢より若く見られたい?

Q4.何歳若く見えたい?

30代~60代の女性65人に、老け方意識についてのアンケート調査を実施。年齢とともに老化を人から指摘されたり自分で実感する瞬間は増えつつ、理想の老け方については「無理なく自然に、年相応に歳を重ねたい」「内面から美しくありたい」「歳を重ねることを楽しみたい」「シワは消さずに生かしたい」など、老けをポジティブに捉えたい声が多数でした。一方、全員が「実年齢より若く見られたい」と回答。最も多かったのが「7~8歳若く」。さらに「10歳かそれ以上」との回答を合わせると60%。読者の若見え願望、本音が明らかになりました。

読者の生の声を聞いて思った!

ライター 岩崎

医療福祉学の博士。研究者として大学非常勤講師とライター業を両立。50歳。

単なる若見えではなく外見内面ともに美しく、自然に老けたい、より成熟したエイジング意識が明らかになった今回の取材。シワを肯定的に捉えているのも印象的でした。「老いを受け入れるが絶対に自然に若く見えたい」という、一見相反する高度な老け方願望は、人生100年時代の美ST世代ならでは。共感です!(ライター岩崎)

2024年『美ST』2月号掲載
撮影/杉本大希 取材/岩崎香織

美ST