【40代にいいリップクリーム】冬に唇がガサガサに荒れる原因とは?
リップメークがようやく楽しめるようになった反面、乾燥や年齢によるダメージでケア必須なのが唇。なんとなく塗っているリップクリーム、その役割って知っていますか?ドクターに教えてもらいました。
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Q:リップクリームの役割は?
「唇は荒れてしまうと回復させるのには時間がかかるので、普段から保湿ケアで乾燥しないようにすることが大切なんです。リップクリームを塗れば、唇の保湿と水分の蒸発を防ぐので、バリア機能も高まり、外部の刺激にも強くなります」(木村先生)
Q:唇が荒れてしまう原因は?
「他の部位の皮膚と比べて保湿に重要な角層が非常に薄く、皮脂を分泌する皮脂腺などがないため、皮脂膜もほぼありません。そのため、デリケートなパーツで、皮膚のバリア機能も低く水分が蒸発しやすいのです」(木村先生)
【リップの塗り方】
唇はデリケートな部位なので、グリグリ押し付けて塗るのはダメ。唇の縦ジワに沿って円を描くように塗ると、塗りムラも防げます。
【知っておきたい症状と成分の関係】
エイジングケアには
血行促進作用や抗酸化作用のあるビタミンE含有のリップクリームが◎。なにより、こまめなリップケアは唇のくすみ対策にも最適。
荒れてしまったら
乾燥がひどいときは保湿成分のヒアルロン酸ナトリウム、グリセリンなどが含まれたものをセレクトすると保湿力がより高まります。
乾燥を防ぐには
動きが多い部位なので密着性の高いものが◎。油脂性軟膏(ワセリン基剤)は水分の蒸発を防ぎつつ外部刺激から保護してくれます。
獨協医科大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院の研修を経て同大学浦安病院皮膚科准教授に。著書『教えて!うたこ先生 皮膚真菌症マニュアル』(克誠堂出版)。
2024年1月号掲載
撮影/小川 剛(近藤スタジオ) スタイリスト/高橋尚美 取材・編集/鎌田貴子