フラワーデザイナーが提案。クルマに香りのアレンジメントで気分を上げる【HERSエンゲイブ】
暑いとニオイが気になります。
この前、ゴルフをしていたときにちょっとした悪臭が漂いました……。
<私かしら? それとも一緒に回ってる友人のニオイ?>
思わず、「私、臭くない? 大丈夫?」と友人に聞いてしまいましたが、この時は、ゴルフ場の隣の牛舎からのニオイでした。私じゃなくてよかった……。
酷暑で水分や塩分の補給に気を使うのはもちろんですが、やはり日々、ニオイにも気を使わねば、と改めて感じました。
クルマもそうです。
車内の香りが気になることがあります。
私自身は、車内は無臭を心がけているので、自分のクルマは定期的にエアコンのフィルターを交換するぐらいでした。
でも先日、友人のクルマに乗ったら甘いフローラルなアロマの香りがしました。すると、いつもより楽しい気分になっておしゃべりが止まらなくなってしまったんです。
ドライブのときに大好きな香りがすると気分が上がるのね! と気づきました。
そんな折に、クルマと香りについて、ちょっとしたヒントをもらえそうな取材会がありました。
ゲストで登場したのはフラワーデザイナー・秋貞美際さん。
お花を仕入れた時やアレンジメントをお届けする時は、クルマの中がお花でいっぱいになるという彼女が、この日は、シートの色のイメージに合わせて、ハーブの香りのアレンジメントを提案しました。
まずこちらは、夜明けのシャープな空気感を表現したブルーグレーのシートに、“朝のすがすがしさ”をイメージしてゼラニウムをコーディネート。爽やかなレモンのような香りで気持ちが整います。
秋貞さんは、週3回、朝4時頃にお花の仕入れで出発して市場に向かいます。
外がまだ薄暗いなか、車内にゼラニウムを置くとシャキッとした気分になるそうです。
続いて、日が沈んで夜になる直前を表現したブルー&シルバーのシートには“夕暮れ”をイメージしてローズマリーを。
ローズマリーはよく料理に使うこともあり、この香りをかぐとお腹がすくそうです(笑)。
1日外にいてお腹が空いて家に帰る時、そして自分に帰るというイメージで作ったアレンジメントです。
夜、室内で間接照明に照らされた時の落ち着きを表現したブラウン&ブラックのシートには、ラベンダーをベースにアフリカンブルーバジルのアクセントを。
真夜中はリラックスできるラベンダーの香りでゆったり落ち着き、大人っぽい甘さのなかにアフリカンブルーバジルでスパイスを効かせました。
私もゼラニウムをいっぱいに積んだクルマを試乗してみました。
自然のハーブの香りで、スッキリ爽快! ストレスを感じずに、どこまでも運転できそうな気分。まるで、自分の部屋にいるみたいに1人が楽しいスペースです。
ここまでたくさんのアレンジメントで車内を埋め尽くすのは難しいけれど、運転するときにちょっとしたハーブのバスケット鉢を持ち込んで、後部座席に置いておく――。
そんな“ひと手間”でいつもの運転が、より一層Happyになるかもしれません。
このヒントをくれた秋貞さんは、かつて秘書の仕事をしていた頃に花に興味を持ち、フランス語も話せないまま渡仏。
3年間パリの花屋さんで働き、現在は麻布十番に、花屋・コーヒースタンド・アートスタジオ・夜はおでん屋さん、というSHOPを手がけています。
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そして、今回参加したのは、『Be a drive.』というキャッチフレーズのCMでお馴染みのマツダが、9月12日に発売を予定している新型コンパクトカー“MAZDA 2”の取材会でした。
MAZDA 2
車両本体価格:¥1,544,400~(消費税込)
ボディサイズ:全長4,065mm×全幅1,695mm×全高1,525mm
乗車定員:5名
総排気量:1,496cc
駆動方式:2WD/4WD
https://www.mazda.co.jp/
取材・文・撮影/藤波とも子 構成/川原田朝雄