【シャンプーの目的は髪を洗うことではない!】毛髪診断士が断言する理由

頭皮ケアの基本はまず洗うこと。顔と違い頭皮は髪に覆われているためきれいに洗うにはコツがあります。また、後ろ側は見えないため洗い残すことも。なんとなく行っているシャンプールーティン、一度見直してみませんか。

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ツヤ髪が生えるシャンプーのコツ

1:しっかりと予洗い
頭皮がきちんと水分を含んでいないとシャンプーの洗浄成分が毛穴まで行き渡らないため、まずは丁寧にぬるま湯で予洗い。汚れを浮き上がらせます。

2:洗うのは髪の毛ではなく頭皮という意識で
指定のシャンプーの量を手のひら全体に伸ばし、頭皮全体になじませます。指の腹で優しく空気を送りながら頭皮をマッサージし、全体に泡を立てます。髪ではなく頭皮を洗う意識を持ちましょう。

3:下から上に向かって洗っていく
毛は下向きに生えているので、毛穴の汚れをとるためにシャンプーは下から上にが基本。頭皮の面積は顔の約2倍。洗い残しがないよう丁寧に。

シャンプーの目的は髪ではなく頭皮を洗うこと

シャンプーは頭皮の汚れを落とすことが大切です。頭皮はTゾーンのおよそ2倍の皮脂が分泌されるうえ、髪があるため汗で蒸れやすく、汚れがたまりやすい部位。臭いも気になりやすいため、すっきり感のある洗浄成分が強いものを選びがち。でも大人の頭皮は顔と同じで皮脂量も減り、乾燥しやすく変化します。個人差もあるため様子をみながら、こすりすぎ・強すぎる洗浄成分のものは避け、アミノ酸系などのマイルドな洗浄成分のものにスイッチを。

著書に『髪トレ』(主婦の友社)が。商品のプロデュースも手掛ける。様々な媒体で正しいヘアケア知識を標榜。

教えてくれたのは……美容家・毛髪診断士 余慶尚美さん

2023年『美ST』10月号掲載 イラスト/佐藤夏希 撮影/五十嵐 洋 取材/佐藤理保子 編集/岡村宗勇

美ST