素敵なあの人のお宅訪問!【開放感あふれる空間の2階には、なんとサウナも!?】

「ただいま!」とともに開放感あふれる空間が迎えてくれます

佐藤涼実さん(lourenディレクター)

多忙な日々を送る佐藤涼実さんの住まいが立つのは、オフィスがある都心と比べて、どこか緩やかに時間が流れるような郊外。ゆったりと過ごせる空間を求めて、2021年12月に完成した2階建て住居は「ホテルライクなインテリアが理想」という言葉どおり、シンプルでモダン。メインフロアの家具はBoConceptでコーディネートされていて、黒のレザーソファとグレイッシュなダイニングテーブル&チェアのワントーンが落ち着いた印象をつくり出しています。

涼実さん曰く「こだわったのは空間を仕切らずに、玄関からリビングダイニング、中庭まで一体感を持たせることでした」。確かに、壁ではなく大きなガラス戸を配することで見通しがよく、広々とした開放感をもたらしています。中庭から差し込む陽の光も心地よく、ミニマルなインテリアながらどこか温かみを感じるほど。涼実さんご自身はダイニングでのんびり過ごすことが多いそうで、「遊びに来てくれた友人たちも気が付いたら思い思いの場所でゆるゆると寛いでいて、終電に間に合わなくなったりしています(笑)」というエピソードも納得。

2階は寝室やサウナ併設のバスルーム、書斎などを配し、プライベートなひとときを過ごす空間になっています。

「好き」がたくさんつまった場所で明日からの元気を蓄えます

    多忙な日々を送る佐藤涼実さんの

    【Living】
    明るさに満ちたリビングは、浮遊感のある球体ライトによって吹き抜けのゆったりとした印象がアップ。重厚な黒いソファにガラストップになったイサム・ノグチのコーヒーテーブルと白いテレビボードを合わせることで抜け感が生まれました。

    多忙な日々を送る佐藤涼実さんの

    【KITCHEN & DINING】
    ブラックを基調にして色合いや質感でグラデーションを
    キッチンの空間づくりは料理担当のご主人にお任せ。調理家電を黒で統一してスタイリッシュに。キッチンブランド「グラフテクト」でオーダーした吊戸棚やカウンター、「BoConcept」のテーブルはニュアンスあるカラーなので自然なグラデーションが生まれる。

    多忙な日々を送る佐藤涼実さんの

    【COURTYARD】
    暖炉を設えた中庭は非日常の寛ぎを与えてくれる
    屋内にいながら空を望むことができる中庭は、夜になったらグラスを傾けつつ「EcoSmart Fire」のバイオエタノール暖炉の炎を眺めても。サウナ後はこちらで外気浴を。

    多忙な日々を送る佐藤涼実さんの

    【HOME SAUNA】
    じんわり汗をかいてリフレッシュできるご褒美時間
    サウナが大好きな主人のプレゼンに押されて、新居に設置することに(笑)」というホームサウナ。色違いのサウナハットを揃えて、共通の趣味として2人で過ごせる空間の一つ。

    多忙な日々を送る佐藤涼実さんの

    【HALL】
    玄関のドアを開けたらすぐ明るい空間が目に飛び込む
    「どうしても広いスペースが欲しかった」という玄関ホール。オーダーしてから半年ほど待って届いた、建築家ピエール・ジャンヌレの名作「Vレッグオフィスチェア」を配した贅沢な空間に。ホールから大きなガラス戸を挟んで中庭の軒裏まで、同じブラックチェリー材の天井で繋がりを持たせて奥行きを生み出しています。

    多忙な日々を送る佐藤涼実さんの

    【DISPLAYED ITEMS】
    お気に入りの香水瓶はしまい込まずに、あえて見せて
    すっきりとした洗面所には夫婦それぞれお気に入りのフレグランスボトルなどを置いて。生活感のないアイテムは、あえて見せる収納にするのも素敵です。

【PROFILE】
◼︎佐藤涼実さん(louren ディレクター)
大人気アパレルブランド「louren」のクリエイティブディレクター兼デザイナーとして活躍。Instagram(@suzumi_sato)などで垣間見えるライフスタイルは憧れの的に。WEBデザイナーだった前職で知り合ったご主人と都内で2人暮らし。

撮影/イマキイレカオリ 取材/首藤奈穂 再構成/Bravoworks.Inc