2023年07月28日 12:30
/ 最終更新日 : 2023年07月28日 2:05
CLASSY.
舞台裏に迫る!CLASSY.がウェディングフォトをプロデュース
今や、結婚式と同じくらい注力するイベントになりつつある「ウェディングフォト」。『CLASSY.』9月号では、たくさんの応募者から選ばれた読者カップル3組のウェディングフォトを『CLASSY.』がプロデュース!衣装フィッティングやヘアメーク、撮影の舞台裏の様子を徹底レポートします。
『CLASSY.』がウェディングフォトを読者3組ごとのテーマに沿ってプロデュースしました!
ウェディングフォトテーマ:「モードにカッコよく!スタイリッシュフォト」
豊田英里香さん 29歳/映像関係
豊田祥平さん 29歳/金融関連
「結婚式を控えていて、ハワイでのロケーションフォトは撮影済み。スタジオ撮影にも憧れがあったので、今回代表読者に選んでいただけて嬉しかったです」(英里香さん)
ウェディングフォトテーマ:「自然体な笑顔で!華やかカジュアルフォト」
遠藤未有さん 32歳/不動産金融関連
遠藤大地さん 26歳/不動産関連
「来年2月にパレスホテル東京で挙式予定で、ウェディングフォトを撮りたい欲が高まっていました。いろいろなドレスを試着して迷っているところだったので、自分に似合うものが分かれば嬉しいです」(未有さん)
ウェディングフォトテーマ:「柔らかく、リラクシーな雰囲気に!ナチュラルフォト」
大窪聖良さん 31歳/建築士
大窪 潤さん 36歳/建築士
「結婚式でウェディングドレスを着た時の高揚感を忘れられず、後撮りをやりたいと思うように。結婚式とは印象を変えたドレスを着たいです!」(聖良さん)
プロデュースしたのは4人のプロフェッショナル
フォトグラファー 須藤敬一さん
女性誌をメインに活躍。ライフワークとしてウェディング撮影も行い、携わってきた夫婦は延べ400組以上。
スタイリスト 児嶋里美さん
キレイめ軸で組まれる、大人の甘さを表現した華やかなコーディネートに定評がある人気スタイリスト。
メンズスタイリスト 中西ナオさん
雑誌のみならずCM、TV、イベントなど多彩なフィールドでタレントやスポーツ選手のスタイリングに携わる。
ヘアメーク KIKKUさん
美的センスと高い技術を併せ持ち、自身のヘアケアブランドやヘアメークサロンも立ち上げる。
撮影したのはシンプルな白ホリゾントスタジオにて
光文社のスタジオを使用して撮影を行いました。真っ白な壁で囲まれた「白ホリゾントスタジオ」は、ライティングやカラーペーパーの有無によって、自由自在に雰囲気を操ることができます。ロケ撮影とは異なり、天候に左右されないのも魅力のひとつ。
1.準備スタート!まずは衣裳をフィッティング
3組それぞれの撮影イメージに合うドレスを、スタイリスト児嶋さんがセレクト。1組目の豊田さんカップルはフォトのテーマが「スタイリッシュ」なので、英里香さんはマーメイドラインのシンプルなドレスに。「モードに振るならハリのある生地がベスト。下にたっぷりボリュームのあるデザインだとシンプルになりすぎず、オシャレに決まります」(児嶋さん)
新婦のフィッティングが終わったら、新郎にバトンタッチ。メンズスタイリスト中西さんが用意した、何種類ものタキシードやシャツから組み合わせを考えていきます。
1組目の豊田翔平さんはベージュのタキシードに。「モノクロで撮影するので、暗くなりすぎないように明るめで素材感の出るタキシードを選びます。中のシャツはネイビーで優しく引き締めました。結婚式では着なかった色に挑戦できるのもウェディングフォトの醍醐味です」(中西さん)
写真のアクセントになるブーケは、スタイリスト児嶋さんが衣装に合わせてセレクト。最終的な仕上がりを見て、花の色味やボリュームを微調整します。撮影までに花が開きすぎないよう、冷房を効かせた部屋で管理を徹底!
2.衣装が決まったら、ヘアメーク開始
入念なスキンケアの後、ドレスの雰囲気に合わせてKIKKUさんがヘアメークを手掛けます。2組目の大窪聖良さんは「ナチュラル」がテーマのため、きっちりとしすぎずどこか抜け感のある仕上がりに。「メークはヌーディカラー中心に大人っぽく仕上げました。胸元が大胆に開いたドレスなので、まとめ髪をしても寂しく見えないよう、顔周りの髪の毛でニュアンスを作ったのがポイントです」(KIKKUさん)
新郎はほんの少し肌や眉毛を整えた後、ヘアセットをして完成!
3.衣装を着せつけて、最終調整へ
素敵な写真を撮影するためには衣装やヘアメークの微調整が必要不可欠。ドレスの広がり方やヘアのニュアンスなど、細部にまでこだわります。
スタッフ総動員で仕上がりを最終確認。2人の準備が整ったらいよいよ撮影開始です!
4.いよいよ撮影スタート!
❶豊田さんカップルは「スタイリッシュフォト」
メインカットはスタジオの白背景を生かして撮影。小道具も最小限にして、シンプルかつ洗練された雰囲気を演出しました。「潔く、シンプルな構図で、表情や佇まいが際立つように。キリッとした表情が素敵な2人だったのでメインカットもカッコよく決まりました。メインの背景は優しげな濃いグレーになるように、ライティングを調整したのがポイント。モノクロの写真に加工しても素敵です」(須藤さん)
[女性分]ドレス〈レンタル価格〉¥407,000(アリソン ウェブ/ギャレリアコレクション銀座)イヤリング¥8,800(アビステ)[男性分]タキシード¥170,500、靴¥3,300〈ともにレンタル価格〉(ともにギャレリア/ギャレリアコレクション銀座)
サブカットはベールが映えるように黒背景で撮影。「ウェディングというと白い・明るいイメージですが、あえて黒を入れることで強い印象の写真になります。くだけた表情にギュッと体を寄せ合ったポージングも、シックな背景のおかげでモードに落とし込めます」(須藤さん)
❷大窪さんカップルは「ナチュラルフォト」
ありのままの2人を映すべく、背景はシンプルさを重視。その分、ボリュームのあるかすみ草の花束や、ふんわりと柔らかなライティングでハッピームードを盛り上げます。「途中で追いかけっこのように小走りしてもらい、自然な笑顔の一枚を撮ることができました」(須藤さん)
[女性分]ドレス〈レンタル価格〉¥308,000(ヨーラン・クリス/ミラー ミラー 丸の内)イヤリング¥8,910(アビステ)[男性分]タキシード¥77,000チーフ¥1,650(ともに麻布テーラー/メルボメンズウェア―)蝶ネクタイ[参考商品](フェアファクス コレクティブ)その他/スタイリスト私物
「サブカットではかすみ草をレンズに近づけて撮る“前ボケ”も取り入れて、雰囲気のある写真に仕上げました」(須藤さん)
❸遠藤さんカップルは「カジュアルフォト」
メインカットでは大量のカラー紙吹雪をスタッフの手作業で撒き、フラワーシャワーさながらの華やかさを演出。「お姫様抱っこや茶目っ気のあるアクティブなポーズをしてもらい、ハッピー感溢れる写真に。パキッとした“クリップオン”風のライティングも彼女たちの雰囲気にぴったりでした」(須藤さん)
[女性分]ドレス〈レンタル価格〉¥517,000(イネス・ディ・サント/ミラー ミラー 丸の内)[男性分]タキシード※シャツ、蝶ネクタイ含む〈レンタル価格〉¥137,500 靴〈レンタル価格〉¥11,000(ともにミラー ミラー 丸の内)
ラストは紙吹雪の上に寝転んでもらい、真上からバストアップフォトをパシャリ。
5.写真チェックし、撮影終了!
撮影したばかりの写真をモニターでチェック。それまで緊張していた3組のカップルですが、プロの手によって仕上げられた写真を目の前にすると、一瞬にして安堵の表情に。スタッフ一同も「可愛い…」「素敵すぎる…」と心の声がだだ漏れ状態でした。写真のチェックが済んだら、終了。皆様本当にお疲れ様でした!
仕上がりは『CLASSY.』9月号をチェック!
読者3組のプロデュースウェディングフォトは、7月28日(金)発売の『CLASSY.』9月号「私たちが選ぶ新しい『ウェディングフォト』」にて掲載中!プロの手によって素敵に仕上がった写真を、ぜひ本誌でチェックしてくださいね。
撮影/公文一成(光文社写真室)〈レポート分〉 ヘアメーク/KIKKU スタイリング/児嶋里美〈女性分〉、中西ナオ〈男性分〉 取材/岸本真由子 編集/鈴木日向(CLASSY.編集室)