【4度目に結婚した夫とハリウッドに移住】67歳美女はなぜ主婦から起業できたのか?

子供の幼稚園探しで感じた違和感から自分で幼稚園を立ち上げ。その後も精力的に子供達を支援する活動をしてきた子供地球基金代表の鳥居晴美さん(67歳)。主婦から起業した67歳の美先輩のエピソードを伺いました。

▼あわせて読みたい
【65歳現役チアガール】ミニスカ&へそ出しタンクトップを着こなす美ボディの秘訣

息子を通わせたい幼稚園がなかったことから38年。世界の子供の支援に広がって、震災の時も、ウクライナでも行動しました

息子が3歳の頃、幼稚園探しをしていた際に、子供たちの似たような絵が並んでいるのを見て、言うことを聞かせる型にはまったしつけ教育に違和感を覚えました。そこで個性を生かす幼稚園を立ち上げたんです。そこから子供たちの絵に込められた優しさや、セラピー効果に感動したのがNPO法人を立ち上げるきっかけに。チェルノブイリ事故や東日本大震災など50カ国以上の国で貧困や災害で心に傷を負った子供たちに、アートを通じて支援しました。

精力的に活動しながらも、コロナで思うようにボランティアができず活動休止に追い込まれた時は、今この瞬間も辛い思いをしている子供たちがいるはずなのに何もできず、やり切れない無力感からうつ状態になってしまいましたね。環境を変えたいと思って自宅を売却し、思い切って息子家族が住むハリウッドに拠点を移しました。

結婚は4度目で今の夫は矯正歯科医で医療法人の理事長。一緒に行くよと言ってくれ、65歳で新天地に。アメリカでの生活は私にパワーをくれました。自宅に100点ほど子供たちの絵を展示したKids Earth Galleryを作ったりと活動を再開し、子供たちの絵に関わることがやはり私のパワーの源だと、改めて感じています。

元気でいるためにはボランティアでも仕事でも好きなこと・楽しいことをする。私ね、過去のことは全部忘れちゃうんです。今日と明日のことしか考えない。変化を恐れず、幸せを感じる時間をたくさん増やすのがポジティブに生きるコツではないかしら。

お話を伺ったのは…… 子供地球基金代表 鳥居晴美さん(67歳)

\以前の私/

写真中央が私。一人息子を入れたいと思える幼稚園がいくら探してもなくて自分で作ってしまおうと、専業主婦から表現教育に特化した幼稚園を立ち上げた頃。

ウクライナ戦下やトルコ地震被災地で活動を

世界の過酷な環境下の子供たちと絵を描き、アートでセラピーを行う活動をしています。この1年はウクライナやトルコ地震支援に飛び回りました。

息子が初めて描いた絵とアメリカの自宅のギャラリー

子供の絵には本当にパワーがあります。どんな環境でも絵を描く子供たちには笑顔が。活動のきっかけになった絵を描いた息子は今アーティストになりました。

2023年『美ST』8月号掲載 撮影/財津裕也 ヘア・メーク/永樂結菜(Lila) 取材/佐藤理保子 編集/矢實佑理

美ST