【日焼け止めを塗るべきホントの理由】紫外線が老化に与える怖い影響

加齢による老化以上に私たちの肌老化を加速させるのは、実は光。紫外線による光老化がどれだけコワ~イか、紫外線が強い場所や予防法もおさらいして、これからの季節の紫外線対策に活を入れて!

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肌は、光老化が8割!シミだけじゃない、シワもたるみも紫外線が原因!

左:2割加齢による老化であることのイメージ。右:8割光老化であることのイメージ(写真/PIXTA)

紫外線はUV-A、UV-B、UV-Cの3種。UV-Cは地上に届かず、地上に届き肌に影響を与えるのはUV-AとB。同じ人の皮膚でも紫外線にさらされたかどうかで老化度に大きく差が出ます。だから紫外線対策=老化防止に直結!

首にできるイボも紫外線の影響大

(美ST 2022年9月号掲載)

UV-Bは主に肌表面(表皮)の細胞を傷つけることでシミや老人性イボの原因に。長期的には皮膚がんなど表皮の老化リスクも。首にも日焼け止めを忘れずに!

酸化ストレスレベルは紫外線がダントツ!

歳とともにコラーゲン密度が減り、そこに酸化ストレスが加わると老化が加速。一番は紫外線、次に喫煙、そして過酷なランニングなど激しい運動も酸化ストレスに。つまり屋外で喫煙する人はシワができるのが早く、深い!

「BBQ!太陽!ビールに唐揚げ!サイコー!」は酸化+糖化リスクも加わって肌には最悪

屋外で食べる糖質過多な食事は酸化と糖化がタッグに。コラーゲン密度はスカスカに、質も劣化! 暑い時期の屋外BBQ、気分は最高でも肌環境は最悪なので必ずUVケアも一緒に。

ヒュー・ジャックマンもメッセージ「日焼け止めだけは塗った方がいい」

メラニンが生成されても、ターンオーバーのサイクルが保たれていればシミは残りにくいもの。肌の生まれ変わりが追いつかなくなるとシミとして残り、長期的には皮膚がんのリスクに。ヒュー・ジャックマンは皮膚がん再発の可能性があり検査を受けたと4月にインスタで公表したばかり。過去6度の手術を受けている彼は、太陽から肌を守るためのUVケアについて呼びかけました。

皮膚の働きや美肌に役立つスキンケアや生活習慣など明確でわかりやすい解説が好評。TVや雑誌で活躍中。

教えてくれたのは……銀座 ケイスキンクリニック院長 慶田朋子先生

2023年『美ST』7月号掲載 イラスト/別府麻衣 取材/門脇才知有 編集/矢實佑理 

美ST