おうち勉強で開成中に合格!ぎん太さんの母が「食事中にテレビを見せる」理由

塾にほとんど行かない。なるべくお金をかけない。楽しく学ぶ「おうち勉強法」で開成中学に合格したぎん太さん。母親と一緒に取り組んだその方法が話題を集めています。ぎん太さんのお母さんは、「我が家では、食事中はよく家族でテレビを見ていました」と話していました。その理由は? 知らずしらずのうちに勉強が楽しくなる「おうち勉強」の方法を描き下ろし漫画とともに公開します。

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*VERY2022年9月号「とにかく明るい開成受験」より。

Profile
ぎん太さん
開成高校在学中の現役高校生。家庭での学習法や塾にほとんど行かずに中学受験した経験を公開し話題に。現在、講談社共働きwithにて「賢さ控えめ開成ボーイ ぎん太の家族とおうち勉強法」連載中。https://withonline.jp/parenting/kaiseiboy_ginta 他、ブログ「ぎん太の家族と、お金をかけない勉強法と開成生活」も。https://kspengin.hatenablog.com

子どもにテレビを見せる理由

──ぎん太さん一家の暮らしの様子も印象に残っています。夕食の時間、ニュース番組を見ながら時事問題について語り合っていたり……。
 その時々の重要なニュースを見ないで済ませるのはもったいないと思います。テレビもただ何でもつけっぱなしにするというわけではなくて、これはぜひ子どもが見て、自分の頭で考えてほしいと思う番組を中心にしていました。新しい技術を知って「こういう世の中の役に立つものを開発するために今勉強しているんだな」とか、悲しいニュースを見て「もう少しの知識や考える力があれば防げた事故だったのではないか」と話し合ったりすることで「なぜ勉強しなければならないのか」ということを感じるので学習意欲にもつながります。本を読み、知識や経験を積み重ねて、賢さを身に付けていかないと、人を傷つけてしまったり、いざというときに身を守れないのではないかと感じています。
家族みんなで顔を突き合わせて話す時間はなかなか作れません。普段の生活の中では食事のときぐらいしかないと思ったら無駄にはできなくて、時事問題や社会問題を取り上げる番組を見て「自分はこう思う」「世の中の人はどう思っているのか」と考える時間を大切にしていました。今の受験は昔のように暗記中心で勉強すればいいものではなく、思考力が問われるので、こういった習慣は結果として中学受験にも役立ったのではないかと思います。

勉強だと思ってなかったけど
大切だったと気付いたこと

「信長公記」等によると、信長の留守中、油断して外出した侍女たちを皆殺しにしたとか。俗に竹生島事件と呼ばれます。怖いです。

『偏差値40台から開成合格!
学ぶ力を育てる おうち遊び勉強法』

(ぎん太著/講談社/1540円)
現役高校生がマンガと文章で綴った今までにない教育本。 親の学歴も、経済力も関係ない! 本当に楽しくてためになる勉強とは? 子どもの目線で描かれた唯一無二の本!

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取材・文/髙田翔子 マンガ/講談社withclass「賢さ控えめ開成ボーイ ぎん太の家族とおうち勉強法」より転載 編集/フォレスト・ガンプJr.
*VERY2022年9月号「とにかく明るい開成受験」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。