知ってそうで知らない…周りと被りにくい「注目フレグランスブランド」4選【ライフスタイル編】
新生活は新しい香りから。気分を切り替えるのに、新しい香水を新調してみたり、自宅の香りを新しくしてみたりするのもおすすめです。そこで今回は、知ってそうで意外と知らない、ちょっとニッチなフレグランスブランドを、美容好きライターがご紹介していきます。前回の香水編に続き、ハンドクリームやキャンドル、ルームフレグランスなどのライフスタイル編です。注目の韓国ブランドや日本にも上陸したばかりのブランドなど、幅広くピックアップしました。ぜひ、新生活に向けた香り選びの参考にしてみてくださいね。
ちょっとニッチな注目フレグランスブランド①Tambarins(タンバリンズ)
最近注目されている、韓国系のフレグランス。その筆頭になっているのが、2018年にローンチされた比較的新しいブランド「Tambarins(タンバリンズ)」。大人気のアイウェアショップ「Gentle Monster(ジェントルモンスター)」が手掛ける、フレグランスブランドです。BLACKPINKのジェニーがアンバサダーをつとめていることでも話題に。
無駄を省いたシンプルでありながら、オシャレなパッケージ。香りはもちろんですが、デザイン性が高いも人気の理由です。年始に渡韓した際、韓国のおしゃれなカフェのレジ横には必ずと言っていいほど置いてあった、Tambarinsのハンドサニタイザー。現地での人気の高さが窺えます
私のイチオシは、ハンドクリーム「The Shell Perfume Hand」。貝殻からインスピレーションを得たデザイン。そして、ミニサイズの15mlはとってもコンパクト。コロンとしたサイズ感とおしゃれなパッケージなので、バッグに入れておくだけで気分がアガるアイテムです。韓国のフラッグシップストアで、人気の2つの香りが入ったディスカバリーセットを購入しました。
保湿効果はバッチリ。パフュームとは異なり、ほのかで優しい香りが◎。それでいて持続性が高いのも嬉しいポイントです「VEIN」はローレルリーフとスズラン、ムスクをメインとした。少し濃厚で高級感のある香り。「FEY9」は、フィグとアンブレットシードの香りで、爽やかでフェミニンなムード。ハンドクリームは、全8種類+3種類の新作、合計11種類の展開です。
ちょっとニッチな注目フレグランスブランド②Laboratorio Olfattivo(ラボラトリオ オルファティーボ)
イタリア発のフレグランスブランド「Laboratorio Olfattivo(ラボラトリオ オルファティーボ)」。国内ではセレクトショップでたまに見かける、おしゃれなパッケージに見覚えがあるという方も多いのでは?フレグランスだけでなく、ディフューザーやルームスプレーなどライフスタイルアイテムにも力を入れているブランドです。
写真のアイテムはルームスプレーで、香りは「Giardino d’Inverno」。冬の庭を意味します。トップノートには、ローズベリーやマンダリンなど少しフルーティ。シダーウッドやサンダルウッドも入っているので、甘くなりすぎずウッディな要素も。ほのかに香るムスクの香りが、深みをプラスしてくれます。
冬の庭という名前の通り、どちらかと言えば冬っぽい香りですが、爽やかさもあるので通年で使っています。個人的に、実際に自分がつけるフレグランスと、部屋や空間として好きな香りは異なるのですが、まさにこれは空間用としてお気に入りの香り。
ちょっとニッチな注目フレグランスブランド③Maison Louis Marie(メゾンルイマリー)
フランス革命時代に植物学の権威として知られたルイ=マリー氏。その子孫の女性が200年の歳月を経て、彼の名前を冠したフレグランスブランド「Maison Louis Marie(メゾンルイマリー)」をローンチ。
ブランドの歴史からもわかるように植物の持つ自然な香りがメイン。自然由来、人工物に関わらず、人体はもちろん環境にも有害な成分を含まない製品、そして動物実験や動物由来の原料を使用しない、クリーンビューティーブランドです。無駄がなくシンプルなデザインも◎。
香水編でも紹介したこちらのブランドは、キャンドルやアロマディフューザーなどライフスタイル系のアイテムも豊富に揃います。ブランドの存在を知るきっかけの一つが、友人からのギフトでいただいたキャンドルのディスカバリーセット。人気の香り3種のミニキャンドルがセットに。
・No.04 Bois de Balincourt(バランクールの森)
メインはシダーウッドとサンダルウッドで、ジャンル的にはウッディな香り。爽やかで少しスパイシーな要素がプラスされています。
・No.09 Vallee de Farney(ヴァレ ドゥ フェルネ自然公園)
ヴァレ ドゥ フェルネとは、モーリシャス島にある自然保護区の名前。実在する自然豊かな公園にインスパイアされた香りです。グレープフルーツとオレンジがメイン。ブラックペッパーでスパイシーさを加えた、シトラス系の香りがトップノート。シダーウッドとパチェリが爽やかさを引き立て、ゼラニウムとムスクがフェミニンな要素をプラスしています。
・Antidris Cassis(アンティドゥリス カシス)
カシスのフルーティな香りをベースに、ブラックペッパーのノートをアクセントに。ホワイトロージとベースとなるグリーン系の香りに、温かみのあるオークモスやムスクへ…フレッシュな香りから少しずつ甘みのあるドライな香りへと変化していきます。
ちょっとニッチな注目フレグランスブランド④Le Labo(ル ラボ)
ニューヨーク発のフレグランスブランド「Le Labo(ル ラボ)」。2007年に日本へ上陸して以来、国内でもじわじわと認知度を上げている注目ブランドです。研究室を意味する「ラボ」。店舗でオーダーを受けてから、店内に併設するラボで調合からボトリング、ラベリングをして、その場で香水を作り上げる独自のスタイル。
筆者がこのブランドを知ったのは、旅行の際に宿泊したホテルで館内のフレグランスとして使われていたことがきっかけ。NYのPUBLIC HOTELの香りが気に入り、ホテルの方にどこのフレグランスか伺ったところ、ル ラボの香りとのこと。すぐに近くにある店舗を訪れ、同じサンタル系の「Santal 26」のキャンドルを購入しました。
Santal 26の第一印象は、レザーやスモーキーな香りがメインで、どちらかと言えば男性的な香り。少し時間が経つと、香りの奥行きに気付きます。メインのサンダルウッドの香りの奥に、バニラやアンバーの上品な甘さ、シダーウッドのウッディな香りが複雑に重なり合ったフレグランス。
こちらも個人的には自分が実際につけるよりも、空間で楽しみたい香り。キャンドルは持続力も抜群で、香りもしっかりと広がります。また、ラベルをカスタマイズして名前を入れたりすることもできるので、ギフトにもおすすめです。
ちょっとニッチな注目フレグランスブランド【まとめ】
知ってそうで知らない!?ちょっとニッチなフレグランスブランド4選。併せて、おすすめの香り、アイテムをご紹介しました。知っている!見たことある!というブランドはありましたか?ぜひ、この記事を参考にして、新生活にぴったりな新しい香りを見つけてみてくださいね。
文・写真/山水由里絵(やまみず ゆりえ)
大学卒業後は広告代理店などに勤務し、結婚を機に中国へ。現在はアメリカ在住。旅行・美容関連の記事をメインに、CLASSY.読者と同世代のフリーランスのトラベルライターとして活動中。2019年9月よりCLASSY.ONLINEで執筆をスタート。