【大草直子さんの推し】大人を甘く見せる、ミルクチョコカラーのセットアップ
10月の『人気スタイリスト・大草直子さんがリアルに一押しするアイテム』をご紹介します!
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martiniqueのニットセットアップ

◇ 黒の小物を合わせて、程よい辛さをプラス
ブラウンと黒は最強の色合わせ。例えば仕事の場面には、ピリッと黒の小物で引き締めて。ニットトップス¥30,800ニットパンツ¥30,800〈ともにマルティニーク〉バッグ¥47,300〈メアリーオルターナ〉パンプス¥63,800〈ネブローニ〉(すべてマルティニーク ルミネ横浜)
【解説】大人の女を甘く見せる、チョコカラーのセットアップ
とあるファッション関係者が、こう言っていました。「秋冬の半分が夏だ」と。トリッキーなフレーズで、よくよく考えると首をかしげてしまうのですが、なんとなく意図するところはわかります。今年も10月まで夏のような気温が続くそうですし。となると、夏の終わり、秋の始まり、こんなニットアップがきっと大活躍してくれます。
目が詰まっているからふくらみと張りがあって体のラインを拾わず、けれど、カットソーやTシャツと違い、「季節が進んだ感じ」もし、さらに、コーディネートに時間と手間がかからない。気温が低くなった後には、大きめのシルエットのジャケットを合わせたり、トレンチコートを重ねたりもできる。今の日本の環境にフィットしている最強のセットアップですが、2年前なら、これ、黒かグレーだった……と思いませんか?
でも、今年はブラウン。ブラウン=地味、老ける、面白みに欠ける、なんていう方程式は随分前の話。今は、甘く華やかで、知性と落ち着きがあり、さらにモードな色、それがブラウンです。ただし、ブラウンには結構色幅があり、選び方を間違えると、以前の方程式が当てはまることも。一番オススメは、ミルクたっぷりのミルクチョコレートブラウン。そうです、コンビニでも売っている、森永「ダース」ミルク味の色です。対して、ロッテ「ガーナ〈ブラック〉」の色は、結構渋くなるので気を付けて。あ、ちなみにどちらも味は好きです♡

大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。長男が20歳になりました。「悪ガキ」が、よくもここまで育ってくれた、と感涙。3人のうち2人が成人。あと、子育てももう少し、と飛び上がるほど嬉しく、同時にちょっぴり寂しいこの頃です。
撮影/魚地武大(TENT) スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2025年10月号掲載時のものです。
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