『マイ・ユース』配信記念インタビュー! ソン・ジュンギ「癒やされたい方に観ていただきたいドラマです」【前編】
投稿 『マイ・ユース』配信記念インタビュー! ソン・ジュンギ「癒やされたい方に観ていただきたいドラマです」【前編】 は JJ に最初に表示されました。

数多くの作品で韓国のみならず全世界から愛されているソン・ジュンギさん。久しぶりにロマンスドラマ出演で注目を集めている彼に、作品のことからプライベートまで、普段はなかなか聞けない質問にも答えていただきました! 今回は、配信前から話題沸騰だったドラマ『マイ・ユース(My Youth)』についてお届けします♡
ソン・ジュンギ/SONG JOONGKI
映画『霜花店 運命、その愛』(2008年)で映画デビュー。その後、大ヒットドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』(2010年)主要キャストを務め、人気が急上昇し、2012年、ドラマ『優しい男』と映画『私のオオカミ少年』で大ブレイク。2013年から2年間、韓国陸軍に在籍した後も人気がまったく衰えないなか出演したドラマ『太陽の末裔~Love Under The Sun~』(2016年)でKBS演技大賞を受賞。その後も、ドラマ『ヴィンチェンツォ』(2021年)、『財閥家の末息子~Reborn Rich~』(2024年)など、多数のドラマに出演し、大ヒットに導いてきた。Q. 今回、演じる役について教えてください。
僕が演じる、ソンウ・へというキャラクターの職業はフローリストです。幼い頃は有名な子役俳優でしたが、その時に得た名声の裏で、たくさんの傷や人々からの裏切りを経験したので、大人になった今でも当時の苦しみに囚われておいて、どこか哀しく切ない存在です。
Q. 台本を読んだ時の感想を教えてください。
台本を初めて読んだときに、最初に感じた感情は「いとおしさ」だったと思います。そして次に「ときめき」だったと思います。幼い頃の記憶がすべて否定的な感情ばかりという、切なくて哀れな彼にとって、過去を思い出す中で唯一、胸が高鳴って息がふっと楽になる瞬間が、(チョン)ウヒさんが演じるソン・ジェヨンを思い浮かべたとき。私自身も、台本を読んでその感覚を受け取った気がします。

Q. 今回の『マイ・ユース』は久しぶりのロマンス作品ですが、役作りはどのようにされましたか?
まず、職業がフローリストだったので、僕自身は普段あまり花に触れるような生活を送っていなかったこともあり、親しみを持つために専門家から学んだりしました。ただ、職業はあくまで表面的なことに過ぎないもので一番大事な部分だとは思っていませんでした。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、このキャラクターは心に傷を抱えて生きてきた青年なので、そこに共感できるように考えることが多かったです。表面的な部分よりも内面的な部分についてたくさん考えました。
Q. 『マイ・ユース』で特に印象に残っているシーンを教えてください。
僕はこのドラマのジャンルをロマンティック・コメディとは呼びたくないです。むしろ「ロマンス・ヒューマニズム」のジャンルだと思っています。その理由は、お互いのキャラクターがそれぞれの傷を癒やし、心の治癒へと導いていく部分が多いからです。具体的に第何話かは言えませんが、エンディングの中でチョン・ウヒさん演じるソン・ジェヨンというキャラクターが、僕が演じるソンウ・ヘが生涯抱えてきた心の傷に初めて気づき、温かい心で抱きしめてくれるシーンがあります。その場面が僕にとって一番感情的に美しくて、強く心に残るシーンです。
Q. これまで様々なジャンルの役を演じてこられましたが、ご自身に一番近いと感じた役はありますか?
質問を受けたタイミングで答えが変わりますね。皆さんが覚えているか分かりませんが、かなり前に出演した作品の中に『トキメキ☆成均館スキャンダル』というドラマがあります。今現在は、その時に演じたク・ヨンハという役が一番近いと思います。いたずら好きで明るいけど、内面はとても真剣な一面を持っているキャラクターですね。年齢を重ねるにつれてまた答えが変わるかもしれませんが、最近は特にク・ヨンハが自分に一番似ていると感じています。

Q. 日本の視聴者の皆様へ、『マイ・ユース』の見どころやメッセージをお願いいたします。
このドラマの台本を初めて読んだ時に感じたことをお話します。僕自身が役者ではありますが、普段の生活の中で面白い作品を楽しんでいる“視聴者”の立場でもあるんです。今の時代はすごく刺激的な作品があふれている気がします。もちろんそういった作品の魅力もありますが、時にはこうして穏やかに自分を振り返る時間も必要なのではないかと思いました。そのような感情を持った作品が『マイ・ユース』だと感じたんです。だから、少し休みたいとか癒やされたい方には、きっとこのドラマを通して慰めを感じていただけるのではないかと自信を持っています。ぜひ楽しく観ていただけたらと思います。
撮影/前田 晃(maettico.) 取材・文/崔允瑛 編集/小橋健太郎
マイ・ユース(My Youth)
『マイ・ユース(My Youth)』©SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.
配信はこちら