豊田エリーさん(36歳)同業の夫と結婚してよかった!夫婦円満の秘訣は話し合うこと
女優として活動をしながら、ママとしても奮闘してきた豊田エリーさん。仕事と家庭を両立する難しさ、そして新しい挑戦への思いをお聞きしました。
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豊田エリーさんProfile
1989年生まれ。13歳でモデルとしてデビュー。2010年に俳優の柳楽優弥さんと結婚し長女を出産。2016年に『ロミオとジュリエット』で初舞台を踏み、以降舞台女優としてキャリアを重ねている。『近松心中物語』2025年10月18日(土)〜26日(日)に出演予定https://www.cccreation.co.jp/stage/chika
同業の夫でよかった!
ーーSTORY編集部(以下同) 女優の仕事と子育ての両立は大変でしたか?
私は中学生の頃から芸能の仕事を始めました。小学生の頃から演劇クラブに入ったり、舞台や映画を観るのが好きで、芸能界にはずっと興味がありました。でも、まさか自分が本当にこの世界でやっていくことになるとは思っていなかったんです。最初はスカウトされて、この仕事に飛び込んだのがきっかけでした。親は心配していましたし、勉強と両立できるのかという不安もあったけれど、それでも説得して。高校は活動しやすい学校を選び、そこで今の夫とも出会いました。
仕事をしながらの子育ては大変なことも多かったですが、ちょうど夫と仕事のタイミングがずれて、私が長期間居ないときは夫がみてくれたり、夫の祖父母に預かってもらうこともありました。「ひいおじいちゃんのお家には犬がいる」と娘も喜んでいましたし、本当にまわりの人に助けてもらっていました。同業者である夫とは、仕事の話もよくします。お互いの作品を観たり、アドバイスをし合ったり。大変なこともあるけれど、分かり合えることのありがたさも大きいです。あとはやっぱり、家族全体が“チーム”なんですよね。子育ても、仕事も、どちらかだけががんばるんじゃなくて、「どうしたらうまく回るか」を家族みんなで考えるようにしています。新婚の頃は夫婦喧嘩もしましたが、今は全くしなくなりました。若い時に本当にたくさん納得するまで話し合っていたので、さすがにお互いのことを理解できるようになりました(笑)。夫婦円満の秘訣は話し合うことだと思います。

ロングランの舞台は挑戦でした
ーー子育てが一段落してこれからやってみたいことは?
今も舞台や映像の仕事を続けていて、この6月までは舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演していたのですが、1年間のロングランをやると決めたのは自分にとって大きな挑戦でした。モチベーションを保ち続けることはもちろん、体調管理は常に気をつけなくてはいけませんし、衣装もフルオーダーメイドなので体型も維持しなくてはいけません(笑)。体型維持のための筋トレとストレッチはもう毎日の日課になりました。トリプルキャストも初めてでしたが、同じ役柄を演じた木村花代さん、酒井美紀さんの存在に助けられながらできたことは、とても貴重な経験でした。今は10月に出演する舞台『近松心中物語』に向けて準備を進めています。舞台は稽古期間が大体1か月あり、本番を迎える頃には共演の俳優さんやスタッフさんとの信頼関係というか絆の強さができているので、他の仕事にはない面白さを感じています。今まではこの仕事は「呼ばれて、選ばれてやるもの」という意識がありました。声がかかって初めて成り立つ仕事なので、基本は待つことも仕事のうち。でも最近、少しずつ「自分で作り出したい」という気持ちが強くなってきました。何を作るのか、どんな形なのか、まだ手探りですけれど、自分で動いて何かを生み出せる人になりたいなと思うようになりました。

もう一回、同じ人生を選択したい
ーー40代になってやってみたいことはありますか
コロナ前は私と娘と2人でサマースクールに行って、娘は語学を私はその間に演劇や映像のワークショップに参加したりするなど大人になってから学ぶことの楽しさを感じています。マルタに行ったときはキッチン付きのエアビーアンドビーに泊まりましたが、シャワー室のドアの建付けが悪くて、閉めたら開かなくなるから閉じてはいけないのに閉めてしまって、何度も体当たりして開けたり、スーパーに行こうとエレベーターに乗ったら日曜日でスーパーが閉まっていて、帰ろうとしたら今度はエレベーターが止まってしまったり…。日本ではなかなか経験できないことができて楽しかったです。子どもが大きくなって夫婦の時間がもっと増えると思いますが、お互いにやりたいことを応援しあえる関係が理想です。夫は一人で短期留学に行くこともあるので、40 代になってもそれぞれ のタイミングで留学など挑戦を続けられると良いですね。帰る家があるからこその自由さというか、やりたいことを我慢しない関係を築いていきたいなと思います。 娘の存在がこれまでの人生の選択を全部肯定してくれているような気がして、きっともう一度人生をやり直せるとしても、この人生を選ぶと思います。早く子育てが終わる分、やりたいことをやれる時間がこれから増えるので、40代になるのも楽しみです。
ワンピース¥49,500(オットダム/パサージュ デュ ストックマン 恵比寿店)トップス¥9,900<ルージュ・ヴィフ ラクレ>パンツ¥9,900<ノミネ>(ともにアバハウスインターナショナル オンラインストア)スクエアフープピアス¥26,400左手人差し指リング¥46,200右手人差し指リング¥30,800右手中指リング¥26,400ブレスレット¥35,200(すべてブランイリス/ブランイリス トーキョー)4連チェーンネックレス¥31,900<ミショー>グリーンストーンネックレス¥22,000<ムニール>(ともにハウス オブ ロータス)フラットサンダル¥78,100(ヘリュー/アルアバイル)
協力ショップリスト
アバハウスインターナショナル オンラインストア https://abahouse.jp/
アルアバイル 03-5739-3423
ハウス オブ ロータス 03-6431-0917
パサージュ デュ ストックマン 恵比寿店 03-5422-8026
ブランイリス トーキョー 03-6434-0210
撮影/浜村菜月 スタイリスト/田臥曜子 ヘアメイク/片岡順子 取材/山﨑智子