【Dr.アミノ大谷先生に聞きました!】 美と健康を支える最小単位で命の源、 さらなるキレイを目指すなら「アミノ酸」!
美ST世代が美や健康をキープするためには、日々たくさんの栄養素を摂取しなければなりません。中でもアミノ酸は体の約20%を占める大切な栄養素。毎日を健やかにするアミノ酸の重要性についてドクターアミノこと、大谷 勝先生にお伺いしました。

東京大学大学院特任教授、明治大学大学院非常勤講師、日本オリンピック協会(JOC)、日本介護福祉・健康づくり学会理事等々を歴任。アミノ酸を40年以上研究し続け、多数のアミノ酸サプリメントを開発しているアミノ酸研究の第一人者。
【セルフチェックシート付き】美ST世代の体の不調はアミノ酸不足が原因かも…⁉︎

「アミノ酸は、美と健康を維持するために欠かせないタンパク質を構成する重要な栄養成分で、タンパク質の原料になります。年齢を重ねることで衰えやすい体力や代謝、免疫機能など、さまざまな原因にアプローチし、不調を改善へと導いてくれます」
<まずはアミノ酸不足セルフチェック!>
◻︎疲れやすくて、回復までに時間がかかる
◻︎筋肉や体力の衰えを感じる
◻︎体が冷えやすく代謝が落ちてきた
◻︎肌のハリや弾力がなくなってきた
◻︎爪が割れやすくなった
◻︎髪が細くなったり、抜け毛が気になる
◻︎仕事や家庭でのストレスが多い
◻︎不規則な生活をしている
◻︎眠りが浅く、熟睡感がない
◻︎暴飲暴食をよくしてしまう
◻︎加工食品やインスタント食品に偏りがち
上記の項目で多く当てはまる人は、アミノ酸不足の可能性大! 摂取を意識的に行うことで、体の不調が改善するかもしれません。
アミノ酸には多くの種類があり、種類ごとに期待できる効果が異なります

「アミノ酸と言っても実は500種類もあり、その中で人体のタンパク質を合成するアミノ酸は20種類。大きく分けると体内で作り出せない『必須アミノ酸』と、体内で作り出せる『非必須アミノ酸』に分けることができます。摂取するアミノ酸の種類によって得られる効果も変わってくるため、どの種類のアミノ酸を摂取するかも重要です」
「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」一覧


「ヒトの体を構成しているのは、60~70%が水分。そして20%がタンパク質です。タンパク質を摂ると、胃腸で消化されアミノ酸として体内に取り入れられ、肌や髪などを構成するタンパク質に再び合成されます。上記を見てもわかるように、体はタンパク質を構成するアミノ酸を材料として、筋肉や血液、皮膚や髪、消化管や内臓を形成し、細かく言えば、細胞やホルモン、酵素などもそうです。お肌を作る『コラーゲン』、髪や爪を作る『ケラチン』、血液中の『ヘモグロビン』など、これらもすべてアミノ酸からできています。UVケア、保湿はもちろん体の中からの美はアミノ酸でサポート。内外美容ケアにより、さらなるビューティーアップを目指してください」
体内合成できない【必須アミノ酸】は食事やサプリメントで摂取して!

「1日に必要なタンパク質の摂取量は、最低でも自分の体重1kgあたり1g。この量は毎日の食事だけでは補えていないことのほうが多いです。ですから、サプリメントも活用して補うとよいでしょう。アミノ酸のサプリメントを選ぶなら、体内で合成することができない必須アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)が摂れるものを選ぶのがおすすめです。美と健康に感度が高い美ST読者の方なら、BCAAと呼ばれるバリン、ロイシン、イソロイシンの3つの必須アミノ酸が含まれているものを積極的に摂取して。また、BCAAは、筋肉のエネルギー源になり、筋肉の保持や増量にも役立つといわれているので、運動をしている人にも。また、必須アミノ酸のトリプトファンは、“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンや、“睡眠ホルモン”と呼ばれるメラトニンの材料になるので、メンタルの調子を整えたい人や、睡眠の質を上げたい人に有効です」

「タンパク質は美と健康の最小単位、命の源。家事・子育て・女子会・仕事と、毎日アクティブに過ごしている女性にこそ、アミノ酸を取り入れて、毎日の美と健康に繋げていってほしいですね」
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撮影/渡辺明日香 取材/末乃玲奈
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