“アイドラ” YUさん(36)「妻には積極的に仕事の話をしています」
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I Don’t Like Mondays.(通称“アイドラ”)のボーカル・YUさんが登場。7月30日(水)に配信リリースした「kiriがないですわ」についてや10月からスタートする初のZeppツアーへの思い、そして結婚生活を経て感じたご自身の変化、家事分担などプライベートなお話も教えてもらいました。
Profile
愛知県出身。2014年にメジャーデビューしたロックバンド・I Don’t Like Mondays.のボーカル。アニメ『ONE PIECE』主題歌を機に、活躍の場を世界へと広げている。
夫婦は話すことが大切なんだなと思っています

——昨年12月に、CLASSY.モデルの藤井夏恋さんと結婚を発表されました。結婚生活を送る中で、YUさんが決めているルールはありますか?
家庭では仕事の話を一切しないという男性も多いと思いますが、僕はその真逆。むしろ、家でも仕事の話しかしていないかもしれません(笑)。というのも、男性のなかには「これはどうせ分からないだろう」と話す前から諦めている人もいるようですが、それは大きな間違いなんじゃないかと思うんです。
僕は、女性と男性で考えるときに使う脳が違うんじゃないかなと感じていて。全部を説明しなくても、女性は話のポイントだけを押さえて、パッと答えを出してくれる。その答えが、じっくり考えた男性側の答えを上回ることも多い気がしています(笑)。だからこそ、僕は妻にはなんでも話すようにしています。
——素敵な考え方ですが、その考えに至ったのはいつ頃からですか?
僕の両親がそういう夫婦だったというのが大きいです。お互いに仕事の話をしていた姿を見ていたからこそ、幼い頃からそうした考えが根付いているのかもしれません。それに、身近な人から仕事のアドバイスをもらえるなんて、すごくステキなことだと思うんです。
——夏恋さんに、YUさんが作った曲を聴いてもらうことも?
あります。実は、自分で作った曲をメンバーやチームに初めて聴かせる時って、すごく緊張するんですよ(笑)。なので、その前に「大丈夫だ」という確信を持ちたくて、身近にいる人に聴いてもらって感想がほしいタイプなんです。そこで安心ができたら、メンバーにも「これでどう?」って自信を持ってプレゼンができるというか。
——夏恋さんはどんなアドバイスを?
僕をリスペクトしてくれているからか、「いいじゃん!」と褒めてくれることが多くて。余計に自信がつくので、助かっています(笑)。あと、僕が相談する理由として、彼女が歌い手として活動していたというのは大きいかもしれません。例えば、フレーズ1つとってもボーカルとして歌いやすいかどうかを悩んでいる時に、「私ならこっちのフレーズのほうが歌いやすいよ」とアドバイスをくれることもあって。そうしたアーティストとしての目線も持っているので、すごくありがたいです。
——結婚したことで生活スタイルも変わったかと思いますが、制作活動の際にも変化を感じることはありますか?
結婚してからというよりも、家が変わったことのほうが大きいかもしれません。防音部屋のある家に引っ越しをして、仕事部屋を作ったんです。そうすることで仕事のオンオフを切り替えられるようになったので、こうした部屋があるかどうかはメンタルにもすごく影響するのだなと実感しているところです。以前はリビングで作っていたので、朝から晩までずっと制作している、なんていう日もあって。時間を決めて、防音部屋で集中して制作するというスタイルになったことで、ぼんやりしてしまっている瞬間も減りました。集中力が途切れたときはリビングへ行って、映画を見たり本を読んだりしていると、自然と歌詞が浮かんできたりもするし、身も心も健康的になったような気がします。
——家事分担はどうしているのですか?
僕たちは特に家事が苦ではないので、気づいたほうがやるというスタイルです。2人ともキレイ好きなので、掃除も楽しいんですよ! シャワールームがガラス張りなので、そこの水を切るのは僕の役目になっています。あとは、朝起きたら飼っている猫の水を変えてトイレ掃除をするのは、僕の日課ですね。この役割分担は、自動的に僕になっていました。
ファンのみなさんに驚いてもらえるよう、進化を続けたい

——2024年に10周年を迎え、10月からはI Don’t Like Mondays.にとって初となるZeppツアーがスタートします。
周りには気づかれていないかもしれませんが、実は去年のツアーから自分自身「成長できたな」と感じていることがあるんです。でも、まだ秋まで時間はあるので、より一層コンディションを高めて、新しい自分の姿をお見せたいなと思っていて。そうした意味でも、すごく楽しみにしていますね。
——成長できたと感じている点はどこなのでしょう?
一昨年の夏あたりから、歌い方の根本を変え始めたんです。すごく苦しかったけど、去年のツアーではある程度形になったなと感じていて。そうして僕が新しく選んだ道の先に、まだ自分が挑戦したいと思っているステップがあるので、それを達成するためにも今1つずつ積み上げている段階です。これを口にして説明するのは難しいのですが…。とにかく今は、自分の声のポテンシャルを上げようともがいている最中ですね。Zeppツアーではその成果をお見せできると思うので、ぜひライブで体感していただきたいです。
——新曲「kiriがないですわ」では、どのような歌い方を心がけましたか?
今回の楽曲のテーマは、“ゆるさ”。でも、それを意図的に出そうとするのは、すごく難しいんですよね…。僕はファルセットで歌うことが多いのですが、「kiriがないですわ」に関しては、少し粋っぽくてブレッシーな声でレコーディングしたいなと思っていて。その塩梅を取るのに苦労して、メンバーからのディレクションも受け取りながら、何度も録音し直しました。あとは、音量のバランスも難しかったかもしれません。例えば、サビではファルセットの高い声とオクターブ下の低い声が重なって流れるのですが、そのあたりのバランスを取るのも難しくて。たくさん悩んだけど、結果的には納得のいくものができたと思っているので、たくさんの方に聴いていただきたいです。
——10周年を迎えても、まだなお進化しようと努力される姿がステキです!
というより、10年後も同じものを届けていくことのほうが怖いかも。常にファンのみなさんに驚いていただけるような進化をし続けたいと思っています。10年経っても、まだまだ初心者なので(笑)、努力する気持ちを忘れずに頑張ります!
information
I Don’t Like Mondays.「kiriがないですわ」
I Don’t Like Mondays.の2025年第2弾シングルが7月30日に配信リリース。夏の恋模様を爽やかに歌った一曲。自身初となるZeppツアー「I Don‘t Like Mondays. “TOXIC TOUR 2025”」が10月5日の札幌公演を皮切りに、全国5都市で開催される。
ストリーミング : https://idlms.lnk.to/kiriganaidesuwa
Spotifyキャンペーン詳細 : https://idlms.com/news/detail.php?id=1126905
Spotify限定プレイリスト「#アイドラで夏が始まる」
■I Don’t Like Mondays. “TOXIC TOUR 2025”
https://l-tike.com/idlm/
撮影/島津美紗 ヘアメーク/Chika Keisuke, Assistant Yoshino Saito 取材/小林揚 編集/越知恭子