知らないうちに進行してるかも…まぶたが下がる「眼瞼下垂」の兆候って?【医師が解説】

加齢やまぶたをこするなどの刺激が原因になって起こる眼瞼下垂(がんけんかすい)。放置したままだと黒目を覆うほど瞼が下がり、手術が必要な場合も…。「なんとか食い止めたい!」眼瞼下垂の兆候とその対策を、ドクターに教えてもらいました。

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「眼瞼下垂」の兆候はここに表れます!

何気ないこの瞬間にも、進行しているかも…?

「ほとんどの人が20代後半から眼瞼下垂が始まります」
眼瞼下垂は、視覚的な問題だけでなく、肩こりや頭痛、眼精疲労などの不快感を引き起こします。また目を見開こうと額を動かすので額にシワができ老け顔の原因にも。目をこすったり、コンタクトを装着する際にまぶたを上下に引っ張るなどで大体の方は20代後半でまぶたの腱が切れています。一重だった人が急に二重になるというのはその可能性が大きいです。進行するとまぶたの脂肪が目の後方に移動し、目がくぼみ、ゆくゆくは脂肪が目袋に移動し、クマになって現れます。 また、まぶたの筋力が低下すると、交感神経を刺激するミュラー筋という嚙み締めると縮む筋肉が補います。その結果、交感神経が優位に働き、動悸やイライラ、不安症状が。症状を悪化させないようにまぶたには刺激を与えないようにしましょう。また、根治はしませんが、アイテープを使ったりポニーテールで髪を引っ詰めることで視界が広くなり、肩こりや頭痛などの症状が緩和されるのでおすすめです。

眼瞼下垂を進行させる<NGアクション>

☑︎目をこする
☑︎目薬をさすときやコンタクトを装着するときにまぶたの上下を引っ張る
☑︎水泳など、ゴーグルで瞼を圧迫する
☑︎長時間のスマホやパソコンの利用

ちょっとでも症状が緩和する<OKアクション>

☑︎アイテープを使う
☑︎ポニーテールで髪を引っ詰める

教えてくれたのは……松尾形成外科・眼瞼クリニック院長 松尾 清先生

眼瞼下垂の名医であり、〝松尾法〟と呼ばれる「腱膜固定術」の考案者。医学博士・日本形成外科学会専門医。信州大学形成外科学教室名誉教授。著書に『頭痛・肩こりが解消!自律神経が整う!名医が教える「まぶたテープ」』(扶桑社)がある。

《衣装クレジット》
トップス ¥12,100(メイクアップトップス)ピアス ¥19,470<ソコ>ネックレス ¥15,180<ニャッタ>リング[中指]¥27,720<フェルセラ>(すべてZUTTOHOLIC)リング[人差し指]¥64,900(ココシュニック)

2025年『美ST』7月号掲載
撮影/杉本大希<人物>、草間智博(TENT)<静物> モデル/宮城 舞 ヘア・メーク/川村友子 スタイリスト/中村真弓 取材/棚田トモコ

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