卒花レポ【ドレス編】お色直しでヘアカット!?“白のドレス2着”を新鮮に見せる秘訣

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結婚式は、一生に一度の大切な節目。会場やドレス、演出から引き出物の選び方まで、先輩花嫁ならではの視点と経験がたっぷり詰まったインタビューをお届け!CLASSY.カップルズ・井山かおりさんの結婚式をご紹介する連載第2回は【ドレス編】。自分らしさを詰め込んだドレスとの出会いについて聞きました。

◾️Profile
井山かおりさん/空さん(28歳・商社/28歳・商社)
東京都在住。2023年5月、The Okura Tokyoでプロポーズを受け、婚約。2024年1月に入籍し、9月に「IWAI OMOTESANDO」にて挙式。2人ともファッションやデザインへのこだわりが強く、ショッピングが共通の趣味。

ドレスは、自分らしさを叶える2着を

準備期間は約1年。式の約8ヶ月前頃から始めたドレス選びでは、着たいドレスが予約で埋まってしまうのが嫌という思いから、早めに動いたそう。3店舗を回った後、最終的に2着ともでセレクト。

1着目は、機能性と美しさを両立した「NEWHITE(ニューホワイト)」

1着目に選んだのは、「NEWHITE(ニューホワイト)」の「DESTENY DRESS」。スレンダーラインのシルエットが美しく、狭めの会場でも動きやすいという実用面でも魅力的なドレスです。

「スレンダーラインが好みで、会場はゲストとの距離が近い分、足さばきの良さが大事でした。ボリュームがあると通りにくいので…。あと、個人的に上半身が薄いのが気になっていたんですが、このドレスは片側だけにレースがあしらわれていて、柔らかさも出て、体型をきれいに見せてくれるところが決め手になりました」(かおりさん)

一方で、スレンダーなシルエットだからこそ、体のラインが出やすいのが少し不安だったそう。挙式2カ月前からは軽い筋トレやエステ、食事制限などで体づくりに励み、本番に向けて自信を整えたといいます。
「下着のラインが出てしまうのも気になったので、最終的にはガードルのみで対応しました。NUMBER 5の担当者さんにも相談して、ユニクロのノンラインシェイパーショーツ(31 BEIGE)がちょうどよかったです♡」(かおりさん)

2着目は、一目惚れしたワッフル素材のドレス

お色直しでは、挙式とはまったく異なる雰囲気のドレスをチョイス。
2着目に選んだのは、「FEKIH(フェキ)」の「ISOLDE DRESS」。一見シンプルながら、ワッフルのような凹凸感のある独特な素材とフォルムが印象的な一着です。

「実は、カラードレスでピンとくるものがなかったんです。だから白から選ぶことにして、その代わりに質感やデザインで印象をガラッと変えたくて。『見たことない!』『これ可愛い!』って、一目惚れでした」(かおりさん)
1着目がレースの柔らかな印象だったのに対し、2着目はファッションアイテムのようなモードさと遊び心が際立ち、白×白の組合せでありながら、まったく異なる印象を演出しました。

小物にも、自分らしさと実用性を

ドレスだけでなく、アクセサリーやシューズ、ネイルに至るまで、井山さんのセンスとこだわりが光ります。1着目では、ハンドメイドサイトで選んだパール系のアクセサリーをセレクト。2着目では、NUMBER 5でレンタルした大ぶりのイヤーカフを着用し、印象を変える工夫を。

シューズは2足とも購入。1着目はZARAのシンプルなデザイン、2着目は〈PELLICO〉のミュールを選び、「式のあとも使えるように」と実用性も意識したセレクトに。さらに、ネイルもドレスに合わせてチェンジ。
「誰も気づかないかもしれないけど、2着目のドレスとブーケにはどうしてもボルドーのネイルがしたくて。ネイルチップを用意して変えました」(かおりさん)

ロングヘアからボブへ。髪型で魅せたサプライズ演出

ゲストの記憶に最も残った演出のひとつが、井山さんによるお色直し時のヘアカット。なんと、再入場のタイミングでロングヘアをばっさりカットし、ボブスタイルにチェンジするという大胆なサプライズでした。

アップスタイル → ダウンスタイル → カット後のダウンスタイルと、3段階の変化を自然に繋げて披露。繊細な変化と大胆な決断を組合せた井山さんならではの演出に、会場全体が驚きと笑顔に包まれました。
「ドレスを白から白に変える予定だったので、印象の変化をつけたくて。ずっと伸ばしてきた髪だったけど、このタイミングで切ろうって決めました。結果、ゲストからは『2着目も白!?』って驚かれて、さらに『髪も切ってる!』って二段階で驚いてもらえて、すごく満足でした(笑)」(かおりさん)

空さんもこのタイミングで前髪を下ろし、さりげなくシンクロした再登場に。美容師ではないと難しいカットも想定し、Instagramでコンタクトをとったに事前に相談・依頼するなど、準備にも抜かりなし。

また、「IWAI OMOTESANDO」の動線を活かした“影中座”も印象的。
「盛り上がっているゲスト同士の会話を止めたくなかったので、気づいたら私たちが会場からいなくなっている、というスタイルにしました。アナウンスで初めて“お色直し中だったんだ”と分かるような、静かな演出も素敵だなと思ったんです」(かおりさん)

▶︎次回の【演出・引き出物編】では、ゲストとの距離感を大切にしたおもてなしの工夫をたっぷりとお届けします。ぜひチェックしてみてください!

取材・編集/藤井由香里