上戸彩さん(39)が大人になってたどり着いた【目立たないオシャレ】とは?

10代の頃から俳優として第一線で活躍。周囲を魅了するその屈託のない弾ける笑顔で、私達の心を摑んで離さない上戸彩さん。今回STORYに初登場! 変わらない唯一無二の〝好感度〟の秘密を、彼女が今感じているファッション軸で深掘りしました。

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AYA UETO

第7回全日本国民的美少女コンテストを機に芸能界入り。ドラマ「3年B組金八先生」での演技力で注目を集め、その後はドラマや映画など、さまざまな人気作に数多く出演。2023年に第三子を出産。現在は3児の母。


昔から極力〝目立ちたくない〟

ジャケット¥165,000(アッシュ/コロネット)スウェット¥33,000※参考価格(スポーティー&リッチ/ザ・ウォール ショールーム)シャツ¥53,900(セブリン/アルアバイル)パンツ¥49,500(アンスクリア/アマン)バッグ¥199,100(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)ピアス¥39,600(MAAYA)

上戸 彩さん流、〝目立たない オシャレ〟とは?

派手さや飾り気はなくても、その人らしさや人間味が表れる素朴なファッション。〝服に着られている感〟ではなく、その人自身が輝いているからこそ素敵に見える、そんなふうにオシャレを纏っていたい。

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あえて〝目立たないオシャレ〟というキーワードを軸に持っていることがとても新鮮。その場になじむ自然体でも意思のあるオシャレが上戸さんの持つ空気感とまさに一致していました。

◇ 派手さよりも、いかに自分らしくいられるかが一番大事

10代の頃は服を豊富に持っていたわけではなかったので、レッスン通いは常にジャージ姿(笑)。デビュー後は衣装を着るだけで満足して、オシャレへの興味を失っていた時期もありました。

だから大人になった今の方が、自分の意思でファッションを選んでいるという実感があるんです。もともと、無類のカジュアル好きで、メンズものをあえてオーバーサイズで着ることも。子育てでますますカジュアル化が加速した今は、ようやくライフスタイルと好きな服のテイストがマッチするようになりました。

そもそも私は、「目立ちたい」という欲がないタイプ。プライベートではラグジュアリーに着飾ったり、見た目を華やかにしたいという思いはあまりありません。思い返せば、結婚、出産という経験は、本来の自分を取り戻していくプロセスでした。子育てをしてからはより一層、自然体に近づいている感覚があります。〝俳優・上戸彩〟とは別に、1人の母としての人格が生まれ、その割合が大きくなっているからかもしれません。仕事との両立は大変だけど、旦那さんと子ども達が並んで歩く光景を眺めている今が一番幸せ。生き方もファッションも、これまでで一番自分らしく楽しめている気がします。

普段着慣れているスウェットも、キレイめアイテムとレイヤードが新鮮。このままお出かけしたい気分! ジャケット¥165,000(アッシュ/コロネット)スウェット¥33,000※参考価格(スポーティー&リッチ/ザ・ウォール ショールーム)シャツ¥53,900(セブリン/アルアバイル)パンツ¥49,500(アンスクリア/アマン)バッグ¥199,100(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)ピアス¥39,600(MAAYA)

ママOFF:ヒールを履いて大人時間を

オールインワン¥81,400(オーメ/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)ジャケット¥46,200(イウエン マトフ/ユナイテッドアローズ 麻布台ヒルズ ウィメンズストア)パンプス¥69,300(ペリーコ/アマン)ピアス¥319,000(シハラ/シハラ トウキョウ)

Make-up

普段よりもアイラインやリップにカラーをのせたり、大ぶりのピアスで顔周りの華やかさも意識して、ママOFF時間を楽しみます。

Shoes

ヒールは「もうママは抱っこできないよ。自分のペースで歩くよ~」という意思表示(笑)。

◇ 3人目が生まれてからの変化

9歳、5歳、1歳の子どもの子育て真っ最中なので、あまりママOFF時間はありません。3人目が生まれてからはもっと大変で、時々お手上げ状態になることも(笑)。今は家族や親戚の助けを借りるようにしています。

最近では唯一、仕事関係の方との会食がオシャレをして出かける大人時間になっています。そんな時に欠かせないファッションアイテムはヒール靴! 子どもといる時は絶対に履かないからこそ、足を入れた瞬間にスイッチが入り、気持ちが切り替わるんです。もし丸一日ママOFF時間があったら、映画館でゆっくり映画を観たい。でもやっぱり家族が好きだから、夜ご飯までには帰宅したいです(笑)。

さらっとしたコットン生地のオールインワンは、程よくカジュアルなムードで、キャッチーで存在感のあるヒールやピアスも難なく受け止めてくれる。さりげなくレディで大人なムードの肩のスリットデザインが、ママOFF時間を彩ります。オールインワン¥81,400(オーメ/ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)ジャケット¥46,200(イウエン マトフ/ユナイテッドアローズ 麻布台ヒルズ ウィメンズストア)パンプス¥69,300(ペリーコ/アマン)ピアス¥319,000(シハラ/シハラ トウキョウ)

仕事:TPOや立場をきちんを理解して

ジレ¥86,900パンツ¥53,900(ともにアンスクリア/アマン)バッグ¥172,700(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)ピアス¥46,200ネックレス¥149,600リング¥59,400(すべてノアーク/ノウン)

◇ その場になじむワントーンをしている人に惹かれる

私自身が、「素敵だな」「また会いたいな」と思うのは、〝裏表がなくて謙虚な人〟。自分を前面に押し出さなくても、佇まいや言動から、さりげなく誠実さやその人らしさがあふれ出している。そんな人に憧れるし、私自身もそうありたいと思っています。

それは、ファッションにおいても然り。ナチュラルで素朴だけど実はしっかりした作りで、長い時間軸で着られる服に惹かれます。特にお仕事で顔合わせなどがある時は、場の空気にも柔らかくなじんでくれるベージュやブラウン、グレーなど、控えめなベーシックカラーが定番。ジレとパンツのセットアップも、シンプルでスマートな印象になれるからお仕事シーンで頼りにしています。〝控えめだけれどきちんと意思のある女性〟って、私はすごく素敵だと思うんです。同じように、デザインや色などビジュアルの主張は強くなくても、実は素材感やデザインが細部までこだわり抜かれたアイテムは魅力的。ずっと大切に使っていきたいです。

スリーピースに見えて実はセットアップという、シンプルだけど一癖あるデザイン。柔らかなリネン素材だからかっちりした印象にならず、リラクシーな雰囲気にも振れる。ストレスフリーな着心地も嬉しい。ジレ¥86,900パンツ¥53,900(ともにアンスクリア/アマン)バッグ¥172,700(ピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)ピアス¥46,200ネックレス¥149,600リング¥59,400(すべてノアーク/ノウン)

はじめましての場:勝負の黒

シャツ¥53,900(エステータ/オンワード樫山 お客様相談室)タンクトップ¥34,100(マディソンブルー)パンツ¥53,900(エイトン/エイトン青山)バッグ¥44,000(モフィオラ/アマン)ネックレス¥209,000(ミズキ/リトルリーグ インク)

上戸 彩さん流、〝勝負の黒〟とは?

シャキッと背筋を伸ばしたい時、クールに冷静でいたい時に、必ず選ぶ勝負カラーが黒。気持ちが引き締まり、自分の中の〝やる気モード〟がONに。

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〝自分軸を表すための黒〟を纏う時には適度なモード感と肌見せを意識して、華やさと軽やかさを表現して。

◇ 背筋が伸びる〝勝負の黒〟を着ることが多い

例えば仕事で大事な話をしたり、自己主張をする必要がある時は、自分を鼓舞するためにブラックコーデを選んでいます。保護者会や子ども達の習い事など、しっかりした雰囲気に見られたい場面でも黒を着れば安心。上品さと柔らかさも兼ね備えた今日のパンツスタイルは、実際の母業でも出番の多いコーデです。

黒は周囲への配慮という意味においても、シーンを選ばずなじむ万能カラー。特に”はじめまして”の場では、どんな空気なのか事前に読めない、どういう人達がいるのかわからない……ということも多いはず。そんな時こそ、本領を発揮するのが黒なんです。目立たず周囲に溶け込みながら、素材やデザイン次第では存在感も出せる。全方位的に頼れるから、もはや戦友のような存在です。

落ち感のあるとろみ素材やカシュクールタイプのシャツなど、デザイン性のあるアイテムを選べば、オールブラックでも場に馴染みつつ存在感を放てます。セットアップ風に着こなせば、上品で洗練された雰囲気に。シャツ¥53,900(エステータ/オンワード樫山 お客様相談室)タンクトップ¥34,100(マディソンブルー)パンツ¥53,900(エイトン/エイトン青山)バッグ¥44,000(モフィオラ/アマン)ネックレス¥209,000(ミズキ/リトルリーグ インク)

春夏:優しい色にチャレンジしたい!

ジャケット¥52,800(ルルヴェ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)ワンピース¥51,700(ロベルト フリッドマン/トレメッツォ)バッグ¥58,300(アニタビラルディ/ハウス オブ ロータス)サンダル¥20,900(エンシェントグリークサンダルズ/RHC ロンハーマン)

◇ ワンピースは忙しい毎日の希望

「一体何枚持っているの!?」と突っ込まれそうなくらい、ワードローブの大半を占めているのがワンピース。なんといっても、〝10秒で着替えられる〟手軽さが今の私にはぴったりなんです。コーデに悩まず1枚でキマるから、ママにとってはまさに時短アイテムであり救世主(笑)。今年は映画などの作品がいくつか控えているので、現場でさっと脱げるワンピースの出番がますます増えそうです。

今年、特に気になっているのはカラーのもの。忙しい毎日でも、優しい色合いを身に纏えば心まで癒されそう。ムード全開のピンクのワンピースは、軽やかなリネン素材だからリゾート地などの旅行にも最適。こんなハッピー感のある1枚を着て、家族と一緒に海辺をお散歩したい! 風に吹かれてスカートをふわっとさせたら素敵だな……なんて夢は膨らむ一方です。

でも現実的には、子どもを追いかけたり抱っこしたり……きっと必死に歩くことになるんだろうな(笑)。

ピッチの細いストライプ柄だから、ピンクが抑えられて一層柔らかさを演出できる多幸感でいっぱいのワンピース。バックのロゴが効いたメンズライクなジャケットでドレスダウンすれば、リラクシーなワンピもタウンユース仕様に。ジャケット¥52,800(ルルヴェ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)ワンピース¥51,700(ロベルト フリッドマン/トレメッツォ)バッグ¥58,300(アニタビラルディ/ハウス オブ ロータス)サンダル¥20,900(エンシェントグリークサンダルズ/RHC ロンハーマン)

撮影/生田昌士(hannah) ヘア・メーク/木部明美(PEACE MONKEY) スタイリスト/竹村はま子 取材/渡部夕子 ※情報は2025年6月号掲載時のものです。

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