パートナーとの関係性、加齢や更年期による心と体の変化…40代女性が抱える「このままでいいのかな？」な性のお悩みを、ラブライフアドバイザー® OliviAさんが解決に導いてくれる連載「性のお悩み相談室」。この連載では、なかなか人には話せない性のお悩みがOliviAさんのアドバイスでどう変化したのか？ STORY世代の女性たちから体験談を教えていただきます。

今回は、壮絶なワンオペ育児をきっかけに産後レスになった仁美さん（仮名）41歳主婦 です。

セックスレスの原因タイプ：産後レス相談者

坂崎仁美さん（仮名）主婦41歳
家族構成：夫46歳、5歳男子

順風満帆な結婚生活。豹変した夫になす術もなく…

夫とは友人主催の飲み会で知り合いました。スポーツマンでいつもたくさんの人に囲まれている彼はとても眩しい人で、口数も少なくそんなに目立たない私をなぜ見初めてくれたのか？と不思議になるくらいでした。付き合って３年で結婚、その翌年に妊娠、順風満帆な日々を送っていました。予想外だったのが、悪阻の酷さ。ほぼ寝たきりになる状態が続き、仕事にも大きな支障が出るように…。

かなり忙しい部署で働いていたこともあり他の人を雇い入れてもらった方が良いのだろうと判断し、夫に相談して退職することにしたのです。そのあたりくらいからでしょうか？夫の私に対するあたりが強くなり始めたのは。悪阻が収まっても、少し動くと動悸や息切れなど体調は思うように良くなりませんでしたが、夫には「家にいるならもっとできることがあるだろう！」と。家計を夫に全て任せなければいけない負い目もあったので、体に鞭打ちながらがんばりました。

夫の自分勝手さに、身の毛もよだつほどの嫌悪感が

そしてようやく出産。産後は子どものグズつきや夜泣きにイライラする夫の顔色をうかがう日々でした。ある夜には、「その泣き声どうにかしろ！寝られないだろ！」と怒鳴られ、泣きながら子どもを背負って外に出たことも。もう毎日をやり過ごすことで精一杯で、自分の感情に向き合うことなんてできなかったですね。

子どもが2歳を過ぎた頃でしょうか、子どもと2人で寝ているベッドに夫が入ってきて、私の身体を触ってきたときに、気持ち悪さで全身の毛が逆立つような感覚になったのです。そのとき初めて、私この人もう無理!!って思ったんです。慌てて「今日ごめんなさい！生理なの！」とやんわり断って…。ここまで限界だったこと、自分でも初めて自覚しました。

それ以来、夫がベッドに入ってくることはなくなりました。

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取材／otake