今オシャレな人からハマってる!山本美月さんと行く「都心のアートスポット」厳選
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「アートって知識がないとつまんないし語っちゃいけないんでしょ」と食わず嫌いのままでいるとしたら、もったいない。今、アートが身近になるきっかけが私たちの生活の側にたくさん!楽しく、ちょっとミーハーにも触れられる手段をご紹介します!
憧れブランドアート4選
LOUIS VUITTON
【 エスパス ルイ・ヴィトン東京 】

@ルイ・ヴィトン表参道ビル7F。現代アートの創造を促進するエキシビジョンスペース。パリの芸術機関フォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵品を発表。空に浮かんでいるような景色を望めるガラス張りの空間は、新たなインスピレーションを喚起させる。
ブランドの一部を、自分の感性の一部にできる
ルイ・ヴィトンの世界観を全身で感じられる贅沢な空間。表参道の景色が一望できるガラス張りで「心地よく作品が鑑賞できる場所」(美月)。3/16までアメリカ人アーティスト“ウェイド・ガイトン”による個展「Thirteen Paintings」を開催。2022年に制作された13点からなる絵画作品「UNTITLED」が世界初公開中。
ルイ・ヴィトン 表参道店
【住所】東京都渋谷区神宮前5-7-5 7F
【営業時間】会期中開館時間 12:00〜20:00
入場無料/同コンセプトのスペース「エスパス ルイ・ヴィトン大阪」がルイ・ヴィトンメゾン 大阪御堂筋の5Fにも。次回展示情報は公式HPから
Hermès
【 銀座メゾンエルメス フォーラム 】
@銀座メゾンエルメス8〜9F。現代を生きるアーティストの創造や対話を毎年3〜4本の展覧会を通じて紹介。芸術や技術伝承、 環境問題、教育支援などを行うエルメス財団の活動のひとつ。ガラスブロックの壁から自然光が注ぎ込む特徴的な展示空間も必見。
銀座メゾンエルメス フォーラム
【住所】東京都中央区銀座5-4-1
【営業時間】会期中開館時間11:00〜19:00
入場料無料 次回展示情報は公式HPから
CHANEL
【 シャネル ネクサス ホール 】
@シャネル銀座ビルディング4F。アート界の次世代を育み支援することを目的に、コンテンポラリーアート展は国内外の若いアーティスト、写真展はアジアの作家にフォーカス。若手音楽家に演奏の機会を提供する「シャネル・ピグマリオン・デイズ」も毎年実施。
シャネル ネクサス ホール
【住所】東京都中央区銀座3-5-3
【営業時間】アート展会期中開館時間 11:00〜19:00
春にインド人アーティスト プシュパマラ Nの国内初個展を予定/4月は若手3名によるクラシックコンサート。公式サイトで2/24から抽選応募開始予定/アート展、コンサートともに入場無料
PRADA
【 プラダ 青山店・エピセンター 】

@プラダ 青山店6F。エピセンター(震源地の意)と呼ばれ、ブランドの創造性が凝縮された場を訪れた人々に提供する。プラダ財団による国内外アーティストの展覧会を年2回開催。水晶を思わせるガラスがはめこまれた建物ならではの世界観が味わえる。
プラダ 青山店
【住所】東京都港区青山5-2-6
【営業時間】会期中開館時間 11:00〜20:00
入場無料次回展示情報は公式HPから
カフェが素敵なアートスポット10選
実は、美術館やギャラリー併設のカフェは素敵なお店が多いと知っていますか?まだアートの楽しみ方に不安がある人も、カフェ目当てに足を運べば展示をのぞくきっかけが近づくはず。
TOKYO NODE
【 TOKYO NODE CAFE/虎ノ門 】
トレンドスポットとして欠かせない虎ノ門ヒルズステーションタワーにできて約1年。従来の美術館やギャラリーの枠に留まらず、年間を通してアートやエンタメなど様々な没入型展覧会が企画される。建物自体のデザインも個性的。高層部からは皇居ほか東京の景色を見渡す楽しみも。8Fのカフェから東京タワーを一望できるほか、サステナブルなメニューが魅力。行くたびに新鮮でわくわくするポイントが見つかるはず! 次回展覧会は4/18〜「デザインあ展neo」。
映像や音を使ったインスタレーション作品の展覧会が多く、現代のアート表現を楽しめます。ギャラリーのあるフロアは至るところから景色が見えるので、展示以外の楽しみも充実(担当ライター野田)

TOKYO NODE
【住所】東京都港区虎ノ門2-6-2
【営業時間】会期中開館時間11:00〜20:00/不定休
TOKYO NODE CAFE
【営業時間】11:00〜23:00(L.O.ランチ14:00、カフェ17:00、ディナー22:00)
国立新美術館
【 サロン・ド・テ ロンド/六本木 】
一日中過ごせるほど充実した館内。10を超える展覧会を同時並行で楽しめることは世界的に見ても珍しいほど。またカフェやレストラン、ミュージアムショップ、ライブラリーで時間を過ごすなど、まるでこの中が街であるかのように散策できるのが国立新美術館だけの魅力。2Fのカフェ「サロン・ド・テ ロンド」は円形のティールーム。宙に浮いたような設計は展示の余韻に浸るのにぴったり。ほかにも2カ所カフェがあり、飽きることなく利用できる。

国立新美術館
【住所】東京都港区六本木7-22-2
【営業時間】会期中開館時間10:00〜18:00(金土は20:00まで)/火曜休館(祝日の場合は翌平日に振替)
サロン・ド・テ ロンド
【営業時間】11:00〜18:00(L.O.17:30)/火曜定休(祝日の場合は翌平日に振替)
©国立新美術館
三菱一号館美術館
【 Café 1894/丸の内 】
約1年半の休館を経て2024年11月に再開館。19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とする企画展を年3回、所蔵・寄託作品を中心とした小企画展を年3回同時開催している。リニューアル後2つ目となる展示は2/15〜「異端の奇才―ビアズリー」展。併設のCafé 1894もメニューが大幅リニューアル。かつて銀行営業室として利用されていた空間は当時の上質さを継承した贅沢な風格があり、美術鑑賞後の厳粛な気持ちに寄り添ってくれるよう。

三菱一号館美術館
【住所】東京都千代田区丸の内2-6-2
【営業時間】会期中開館時間10:00〜18:00(祝日を除く金曜と第2水曜、会期最終週は平日20:00まで)月曜休館(ただし祝日と会期最終週は開館)
Café 1894
【営業時間】11:00〜23:00(L.O.ランチ14:00、カフェ16:30、ディナー22:00)不定期で変則営業時間あり
東京都現代美術館
【 二階のサンドイッチ/清澄白河 】
緑豊かな木場公園内に佇み、散歩にも最適なスポット。約5,800点の収蔵作品を活かした、現代美術の流れを展望できるコレクション展が見もの。絵画や彫刻だけでなく、ファッションやデザインに関する企画展も開催され、CLASSY.読者にも身近に感じられるはず。2Fのカフェはその名も「二階のサンドイッチ」。サンドイッチのパンと料理は、額縁とアートの関係に似ているという点に着目したコンセプトで、アート的おもしろみも味わえる。
まわりにワインが美味しいお店やカフェが多く、ココに行くだけで小旅行気分に。CLASSY.世代のカップルも多く、週末デートにもおすすめ。私は毎年、アートブックフェアに行きます(担当編集小林)

東京都現代美術館
【住所】東京都江東区三好4-1-1
【営業時間】開館時間10:00〜18:00月曜休館(祝日の場合は翌平日)
二階のサンドイッチ
【営業時間】10:00〜18:00(L.O.17:30) 月曜定休
WALL_alternative
【 西麻布 】
一日の終わりにこだわりの飲み物とアートで安らぐ、大人のたしなみ

アートをもっと身近に感じてほしいという想いから開設された体験空間。現代アートを中心とした作品を展示・販売するアートギャラリーを軸に、カウンターバーを併設した夜のオルタナティヴなスペース。お茶やお酒を片手に作品を鑑賞できるうえ、オープンは夜時間。大人っぽいムーディーな時間を過ごせるのでデートにもおすすめ。ドリンクやフードも作品、季節に合ったものを提供。常時200本以上のナチュラルワインも用意されているので、お酒を理由に訪れてみても。

冬限定メニューのシュトーレンとホットワイン。食事前後の友達との時間を過ごすのはもちろん、おひとりさまでも入りやすい雰囲気なのでお茶感覚で立ち寄れる。ワインに合うフードも充実していて、グルメスポットとしての味わいも抜群。
美術館やギャラリーと違い、友達とのおしゃべりと飲み物をたのしみながら作品を鑑賞できるのがいい!アートの知識ゼロでも、ラフに誘える場所です。(担当ライター野田)

WALL_alternative
【住所】東京都港区西麻布4-2-4
【営業時間】18:00〜24:00日曜定休
麻布台ヒルズ ギャラリー
【 麻布台ヒルズ ギャラリーカフェ/麻布台 】
オープンから約1年、オシャレスポットとして名を馳せる麻布台ヒルズの中で幅広いジャンルの文化・芸術を発信する施設。直近ではポケモン×工芸展が開催されるなどCLASSY.世代も親しみやすいテーマや作風の展示が続き、身構えることなく足を運びやすい。次回展示は3/8〜「松山智一展 FIRST LAST」。併設カフェは、展覧会のコラボレーションメニューを提供する特別なカフェとしても営業。その時々で内装も変化するので、ギャラリーとセットで巡りたい。

麻布台ヒルズ ギャラリー
【住所】東京都港区麻布台1丁目
【営業時間】次回松山智一展 開館時間10:00〜18:00(金土祝前日は19:00まで)
麻布台ヒルズ ギャラリーカフェ
【営業時間】カフェ10:00~21:00ドリンクスタンド7:00〜21:00
Photo:中戸川史明
アーティゾン美術館
【 MUSEUM CAFÉ/日本橋 】
現実から束の間隔離して新しい自分を見つけたい
銀座から日本橋の大人散歩にちょっと寄り道できるロケーション。ブリヂストン美術館を前身とし、名前も新たに2020年に開館。印象派、日本の近代洋画と近世美術、戦後の抽象画など、古代から現代にわたる展覧会を開催。1Fのカフェ&レストランでは美術館らしく見た目にも美しい料理やデザートを提供。エットレ・ソットサスのヴェネチアンガラスの器が展示されていたり、館内の建築美に目を奪われたりと、絶え間ないアートの連鎖がここに。
「京橋の街に合う落ち着きで、いい意味で敷居が高いイメージでしたが、そのイメージから贅沢な気分になれる場所。スタッフの方の佇まい含め、この空間の世界観が隅々まで徹底されていました」(美月)ジャケット¥39,600(mallow blue)カットソー¥14,300(HER.)パンツ¥18,700(JILKY)バッグ¥39,600(ケンブリッジ サッチェル/エスピービー)靴¥39,600(リュニック エ モア/TOKEN)靴下¥3,850(ファクイ)メガネ¥58,300(アイヴァン PR/E5 アイヴァン)ネックレス¥18,700リング¥13,200(ともにラ・スール)

アーティゾン美術館
【住所】東京都中央区京橋1-7-2
【開館時間】10:00〜18:00(金曜は20:00まで)/月曜定休(祝日の場合は翌平日に振替)
ミュージアムカフェ
【営業時間】11:00〜18:00(平日金曜は21:00までディナー営業あり)〈L.O.ランチ13:30、カフェ17:30〉/月曜定休、不定休あり
ふげん社
【 目黒 】
目黒駅方面から家具通りを10分ほど散歩すると現れるクラシックな建物がここ。母体は印刷会社で雑誌や写真集の出版活動も行い、写真を中心とした現代作家の展覧会を開催。ギャラリーとともにカフェと書店が併設されていて、鑑賞後はこだわりのコーヒーやスイーツをいただきながら、関連書籍を手に取り余韻を楽しむ時間を過ごせる。

ふげん社
【住所】東京都目黒区下目黒5-3-12
【営業時間】12:00〜19:00〈火-金〉12:00〜18:00〈土日〉月祝定休
LURF GALLERY
【 代官山 】
1Fと2Fの2フロアで構成され、異なる魅力を持つギャラリー&カフェ。1Fのカフェスペースはデンマークの荘厳なヴィンテージ家具と展示の演出から、海外に来たかのような雰囲気。自席でコーヒーを飲みながら展示を鑑賞できるので、好きな作品をじっくり堪能したい。2Fは本格的な展示スペースで、作品に集中できる静謐な空間。

LURF GALLERY
【住所】東京都渋谷区猿楽町28-13Roob1-1〜2F
【開館時間】11:00〜19:00
Cafe
【営業時間】11:00〜19:00(L.O.18:30) 不定休
銀座 蔦屋書店
【 アートウォール/スターバックス コーヒー銀座 蔦屋店 】

銀座 蔦屋書店は「アートのある暮らし」がコンセプト。書籍のほか、店内各所に展開されたアートを見て楽しめる。スターバックスに隣接する「アートウォール」では、若手作家を中心に注目のアーティストの作品を紹介。※写真は、梅本匡志 個展。現在は展示期間終了。展示問い合わせ先:HIRO OKAMOTO

銀座 蔦屋書店
【住所】東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
【開館時間】開館時間10:30~21:00
スターバックス コーヒー 銀座 蔦屋書店
【営業時間】10:30~22:30不定休
チームCLASSY.的アートスポット5選
東京以外の素敵なアートスポットを、アート好きなCLASSY.スタッフのお気に入りから厳選してお届け。アート好きな理由も人それぞれなので人それぞれの視点を感じつつ、休日計画の参考にぜひ。
逗子海岸映画祭【 神奈川・逗子 】
江之浦測候所【 神奈川・小田原 】
「好きな作品はしっかり鑑賞したいので計画立てて世界中をアート旅。杉本博司が好きで何度も訪れたこの施設は、太陽の昇沈や、月の鑑賞会が開催されるほどに絶景。御殿場アウトレットに寄って帰るのが私の定番です。」(ライター・清水亮子さん)
京都新聞ビル印刷工場跡【 京都・烏丸丸太町 】
「何かの跡地を利用した施設が好きで、自分の仕事とも近い新聞印刷所だったというのが親近感。坂本龍一の展示は近年欠かさず行っていて、左はAMBIENT KYOTO2023のときの写真。このためだけに京都へ。」(ライター・野田春香)
直島【 香川・直島 】
「島全体がアートの聖地になっていてどの作品もコンセプト強め。印象的だったのが家プロジェクトの「南寺」。真っ暗闇の中を歩いて、目が慣れてきたときに見える光に、みんなは何を感じたんだろうと思う時間がよかった。」 (俳優/モデル・山本美月さん)
「訪れたのは7年前ですがアートスポットとして今でも強く記憶に残る場所。写真は復元前の「南瓜」で今となってはより思い出深い作品に。意図せず友人たちと草間彌生の作品配色ファッションになったのも結果よし。」(スタイリスト・三好 彩さん)
ポーラ美術館【 神奈川・箱根 】
「追われる日々に隙間を作りたいときは、サクッと箱根へ温泉&アート旅。ポーラ美術館は山の中というシチュエーションもキュレーションも大好きで10回以上来館。ポーラきっかけで好きになったアーティストも多いです。」(編集・小林麻衣子)
山本美月×耳で聴く美術館 aviさん
マジメな私たち、もっと気楽でいいと思う
「作品の背景、美術史を知らないといけない?」CLASSY.世代でありアートの分野でも活躍するおふたりにアートの楽しみ方を聞いてみました。

美月:そもそもアートって何でしょうね。幼少期から絵を描いてるけどアートと思ってなくて生活の一部。物事を「アート」として考えると難しいです。
avi:そうですね。勉強と違ってみんなが同じルールに沿う分野ではないので、アートの括りも人それぞれな気がします。
美月:私は漫画やアニメが好きだからアニメーターさんの個展に行くこともあるんですけどそれも私からするとアートだし。行くと活力をもらえます。私もがんばろう、いい絵描こうって。
avi:いいですね。私は作品を見ていると現実を忘れられます。ジェームズ・タレルの作品が好きで、没入できるんですよ。
美月:「これ好き」と思えることから入るといいですよね。私は美術展のグッズの可愛さがきっかけで展示に興味が湧くことだってあるし、漫画やアニメ作品の延長でアート展に巡り合うことも多いしそれが楽しい。
avi:日本人ってマジメで、前提が必要だと思いがちですけど「これ好き」「楽しい」の気持ちからで十分ですよね。展示だって好きなところだけ見てもいいし、学ばなくても、特別な感想を言えなくてもいい。「なんかキレイだった」でいいと思ってて。
美月:好きなものや行動ってなぜか理由を求められるんですよね。好きなら好きでいいのに。だから自分の「好き」を追求していくことがアートに繋がるだけなのかも。
avi:見える世界も変わるし、変化していく自分を好きになれるのもアートのよさ。「好き」がたくさんあるアートの世界の魅力に気づく人がもっと増えたら嬉しい!

耳で聴く美術館 avisさん
アートインフルエンサー
「心が震えるアートの話をしよう」をテーマに各動画サイトやSNSにて〈耳で聴く美術館〉を展開。初心者にもわかりやすい解説や展覧会情報を発信中。@mimibi_art301
※展覧会により、時間などは変更することがあります。HPなどでご確認ください。
撮影/水野美隆 モデル/山本美月 ヘアメーク/佐川理佳 スタイリング/たなべさおり 取材/野田春香 編集/小林麻衣子 再構成/Bravoworks.Inc
CLASSY.2025年3月号「「アート」は気軽に楽しむほうが、今っぽい!」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。