俳優の夫と離婚した河中あいさん(39)「どん底から再婚へ。きっかけをつくったのは娘でした」
ステップファミリーとは、子連れで再婚、同居してできた新しい家族のこと。40代のシングルマザーの再婚率は令和4年には1割を超え、年々増加しており、ステップファミリーも増えています。血の繋がりのない者同士が、どうやって新しい家族の形をつくっていくのかを、当事者のみなさんに語っていただきました。
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【画像集】河中あいさん(39)、再婚して幸せの新しい家族
河中あいさん 39歳・東京都在住
タレント、モデル
どん底の離婚から再婚へ。
「うちに遊びにきて」
きっかけをつくったのは娘でした
「うちに遊びにきて」
きっかけをつくったのは娘でした
長女が6歳のときに、元夫の俳優・袴田吉彦さんと離婚をした河中あいさん。当時はボロボロの日々だったと振り返ります。「離婚後、一般企業で働き始めたのですが、慣れない会社勤めをしながら一人で子育てをするのは大変でした」。
そのとき働いていた会社の上司が、今の旦那さんです。「長女を連れて会社の同僚と食事に行くことが何度かあったので、結婚前から主人と長女は顔を合わせていました。主人は歳の離れた妹がいるせいか、最初から長女に良く接してくれて。何度か食事をするうちに、長女が主人のことをとても気に入ったんです」。
しばらくすると長女から「あきらん(旦那さんの愛称)、今度うちに遊びにきて」と言われるまでに。このことがきっかけで、河中さんもご主人のことを意識し始めたといいます。
「上司だし年下だし、どちらかというとタイプではなかったんです(笑)。でも、娘が気に入った人だったら、それが一番だなと。誰かとお付き合いすることになっても、娘がイヤだという人とは絶対に一緒になれないと思っていましたから」。
何度か3人で食事や外出をして、旦那さんの誠実な姿に引かれた河中さん。交際がスタートし、1年半後に再婚しました。順調に再婚へと進んだ河中さんですが、次女を授かって、そのことを長女に伝えると、少し悩んだ様子だったといいます。
「長女は一人っ子気質だったのか、弟や妹ができる自分を可哀想と思っていたようで。しばらくしたら、『妹だったらいいよ』と納得してくれました。本当に次女が生まれてきたので安心しました(笑)」。
現在は家族4人で暮らしています。長女は今でも元夫の袴田さんとも会っているそう。
「もちろん主人も理解してくれています。普段長女を実の娘と思っているせいか、元夫と会っている日に改めて、『そうか、長女は自分の子じゃないんだと思い出す』と言っているくらいです(笑)。次女も長女にはもう一人パパがいるということを理解しています」。
前の家族のことをなかったことにするわけではなく、受け入れながら仲良く過ごしているといいます。周りの友人からは、子連れの再婚について相談されることもあるそう。
「実は私も主人も、それぞれ父親に引き取られたステップファミリーなんです。子どもの立場で苦労した経験もある分、これは気をつけようとか、自分が辛かった経験を子どもにはさせたくないという気持ちが自然にあるんだと思います」。
その経験や苦しみが今の幸せな生活に繋がっているのかもしれません。
9つ歳が離れている長女(13歳)と次女(4歳)。「性格が違う2人は今でもよく喧嘩しています(笑)」。
<編集後記>子ども第一だからこそ、しっかり話をすることも大切
交際前から娘さんと旦那さんが顔を合わせていたことで、スムーズに再婚まで進むというのは、レアなケースかもしれませんね。長女と一緒にインタビューに答えてくれた河中さん。離婚後の生活が大変だったことや、あの時こうだったよね、と辛いことも2人で話をすることができている親子関係が素敵でした!(ライター 星 花絵)
撮影/BOCO ヘア・メーク/有本昌代 スタイリスト/冨安みき 取材/星 花絵 ※情報は2024年8月号掲載時のものです。
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