今、40代の肌ランクを決めるのは「UVケア」って知ってましたか?【美の巨匠・齋藤薫さん連載】

数々の女性誌で長年活躍している美容ジャーナリスト・齋藤薫さんが、STORY読者の悩みに寄り添うQ&A連載。体の変化が目に見えて表れはじめ、不安や悩みも増えてくる40代に、美の先輩からの叡智をお届けします!

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お悩み:【UVケア】

紫外線が強くなってきたのでUVケアアイテムを新たに買いたいのですが、たくさんありすぎて、どれを買ったらいいか分かりません。40代が使うべきオススメのUVケアアイテムが知りたいです。

日焼けを防ぐのって面倒くさい、なんて思っていない?

UVケアは、日差しが強くなってから慌てて始める……そういう人が多いのではないだろうか。ましてや日焼けを防ぐのは絶対マストと知っていながら、ちょっと面倒と思ってしまう。ある種の義務感で、仕方なく始めるのがUVケアだったりするのかもしれない。

いや、今までは確かにそうだった。でもUVケアの意味ははっきり変わった。なぜなら日焼け止めが、日焼け止めだけをするものではなくなったからである。
UVケアなのにエイジングケアもしてくれる、それどころかシミもシワも防いでくれる。びっくりするほどのマルチ効果を持ったUVケアがどんどん生まれてきているからなのだ。

それはこの数年の間に起きた劇的変化。だからまだ気づいていない人もいるのかもしれないけれど、とかく今UVケアの進化はめざましく、あっという間に、何もかもしてくれるスーパーマルチなUVケアが主流になりつつあるのだ。これを知らずして、今のスキンケアは語れないほど。

言うならば、もうUVケアはイヤイヤ使うものではない。むしろどうしても使いたくて使う、使うことにワクワクするアイテムとなっている。守りよりむしろスキンケアの一部として、というより朝のスキンケアの主役として選ぶものになったのだ。まずはそこまで進化していることを知っておかなければ。

とりわけ40代の肌が、UVケアを本気で選ぶべき理由

言うまでもなく、エイジングの最大原因は紫外線。年齢を重ねることそのものよりも、紫外線を浴びることの方がはるかに肌を老化させるということがわかっている。しかも、浴びた紫外線は肌の中で蓄積され、じわじわと老化を進めていると言われ、だから子供の頃から浴びた紫外線量の合算が、 大人になって肌の老化を早めるともされるのだ。

だからこそ、 エイジングが一気に進む40代にとって、UVケアは思っている以上に重要ということになる。 警告も含めて言うならば、今の40代が子供の頃はそこまで紫外線を深刻なものと捉えていなかったはずで、そういう意味では紫外線に対し長い間無防備だったツケが回ってくる年代と考えても良い。
だとすれば、もうわずかな隙も見せられない訳で、そのツケを帳消しにしてしまうようなお手入れができるとしたらどうだろう。それこそ今どきの進化したUVケアはそこまでを想定し、複合的なエイジングケア効果を備えるようになっているのだ。
だから40代は意識して革新的な一品を選ぶべき。それこそ今どんなUVケアを選ぶかで、40代後半・50代の肌のランクが変わってくると言ってもいいほどなのだから。

朝はこれ1品で、期待も超えていく“オールインワンUVケア”の時代

ともかくシミもシワも肌荒れもと、ぐるりとケアしてくれるのに、紫外線カット効果もSPF 50+ + + +といった最高値を出してくる。それだけでも有り難いのに、紫外線を逆に肌の味方につけて、美肌効果に変えてしまうような高機能まで搭載。さらに化粧下地としても驚くほど優秀なUVケアが増えている。
従って、今年の上半期、スキンケアの主役は紛れもなくUVケア。まさにワクワクするような進化を、競うようなシーズンとなったのだ。

かくして、朝はこの一品で全てが済んでしまう……いやそれどころか、期待も超えていくオールインワンと言ってもいいような、進化系スーパーマルチなUVケアが、今春は続々デビュー。実は、ここまでUVケアが進化した背景にはこんな事情があった。

もはや日焼け止めなしの外出は考えにくく、もうすっかりデイリーケアの一部。となれば、朝のアイテムが“1枚分”増えることになる。エイジングケアの諸々はもちろん外せないし、今や化粧下地もマストのべースメイクも含め、さらに1枚増えるとなれば、膜は相当に分厚くなる計算。大人の肌はどれも省略しがたく、朝の準備がどんどん面倒で憂鬱なものになっていく傾向にあった。
そこで、朝塗るべきものをなるべくひとまとめにしようという方向の進化が見られた訳で、オールインワンUVケアは、そういう意味の化粧品の努力が実った結果なのである。

UVケアはもう脇役でもスペシャルケアでもない、完全に朝の主役。肌への負担も劇的に減って、だから部屋にいる時も肌を明るく見せる室内トーンアップ効果のあるUVケアも生まれていて、本当に頼もしい。ともかく今年はあらゆるワガママに応えてくれる、とっておきのUVケアを本気で選んでみて欲しい。

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● シワ改善×美白×肌あれケア 何も諦めない“薬用UVケア美容液”って!

AQアブソリュートUV プロテクション ブライトニング& リンクル [医薬部外品] SPF50+・PA++++ 55g 12,100円/コスメデコルテ 

ご存知、シミにもシワにもの有効成分「ナイアシンアミド」と最高峰美白成分の「トラネキサム酸」のダブル主剤! コスメデコルテ自慢の白樺水も加わって、シワ改善×美白×肌あれケアという、いずれも主役級のトリプル効能を掛け算にした、 ちょっとすごいUVケアとなった。ここまで本格的なエイジングケアを叶えながらも、UVケアとしても非常に着け心地が良く、トーンアップ効果まで備えた、文字通り朝のオールインワン。これ以上はもう望めないほどのパーフェクトな内容だ。しかも仕上がりは、コスメデコルテがめざす、眩しいような真のツヤ肌。お見事!

● UVケアとして、化粧下地としても完璧なのに、日中シミリスクを徹底美白

HAKU 薬用日中美白美容液UV [医薬部外品] SPF50+・PA++++ 45mL 5,280円/資生堂

少しも休まず美白を進化させ続けている資生堂HAKUが、ある意味で最強のUVケアを作ってくれた。正直言ってよくわからないほど複雑なシミ発生ルートに複雑に働きかける、超先進シミ予防のメカニズムを形にし、日中の“シミリスク”に完全にアプローチ。肌奥までぐんぐん効かせる2種の美白有効成分配合。小ジワも目立たなくした上で、「美発光肌」仕上げ。トーンアップ効果も素晴らしく、一度試しただけで手放せなくなるはずだ。

● 紫外線で奪われるはずのハリ弾力が、紫外線で逆に増えていく?

B.A ライト セレクター SPF50+・PA++++ 45g 12,100円/ポーラ

紫外線の中に存在する“肌に良い光”=赤色光を、まさに肌の味方につける画期的なUVケア。紫外線を浴びることで逆にハリベール効果が高まるという驚きの新処方『光ハリベール処方』を開発。まさに逆転の発想で本来ならば紫外線を浴びると失われるハリ・弾力感を増やしていく、不思議なまでのUVケアが出来上がった。
これはリニューアル版だけれど、ハリベール効果が劇的に進化していることを見逃さないで。

● 3種のビタミンC配合、紫外線を浴びると肌色が冴えわたる、有り難すぎるUVケア

オバジC (左から)デイセラム UV、デイセラム BB ライト、デイセラム BB ナチュラル 共にSPF50+・PA++++ 30g 3,300円/ロート製薬

紫外線A・B波はもちろん、近赤外線やブルーライトも防御し、大気汚染や皮脂による悪影響からも肌を守る最大級のプロテクション効果をもつUVケアなのに、3種のビタミンC誘導体を高濃度配合。紫外線を浴びると、中の成分があふれ出すという画期的な紫外線反応型カプセルが、日中もビタミンCを与え続けてくれる。これに加えてBBは、全く独自のトーンチェンジパウダーEXが、光のもとで肌色を冴えさせる、全く新しいトーンアップ効果を持っている。そこまで高機能なのに軽やかでみずみずしく密着フィットし、ツヤと透明感をもたらす有り難すぎる一品なのだ。

● 日中メイクの上から、さらにキレイで強力なUV膜を作る美肌トーンUPクッション

ディオールスキン フォーエヴァー トーンアップ グロウ クッション SPF45・PA++ (左から)01 アプリコット、02 ライラック ケース&リフィル 10,010円(リフィル 6,380円、ケース 3,630円)/パルファン・クリスチャン・ディオール

UVケアでありながらクッションタイプのトーンアップ下地。今年は2色で登場。ラベンダーとアプリコットが何とも印象的な輝きを放つ華やかな肌を作ってくれる。朝の使用はもちろんのこと、日中メイクの上からもう一度きちんとUVケアをしつつ、肌を美しく整えるのに最適。いつでもどこでも、部屋の中でも自然なツヤと明るさを蘇らせてくれる。SPF45/PA++のUVカット効果をもった美肌ヴェールを肌の1番表面に載せるのは、かなり強力な守りとなる上に、キレイになる喜びに満たされるはず。

齋藤薫さん 美容ジャーナリスト/エッセイスト

女性誌編集者を経て、現在は女性ファッション誌やネット媒体など多数の連載エッセイを担当。そのほか美容記事の企画、化粧品開発アドバイザーを務めるなど幅広く活躍中。最新刊は『一生美人 セカンドステージ 63の気づき (朝日新聞出版)

お問い合わせ先

コスメデコルテ 0120−763−325
HAKU(資生堂)0120−81−4710
パルファン・クリスチャン・ディオール 03−3239−0618
ポーラ 0120−117111
ロート製薬(オバジ)0120−234−610

取材/沢亜希子 イラスト/MAKOTO    

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