田中美保さん(41)出会う前から宣言!?「稲本潤一選手と結婚する!」が現実になるまで

40代には見えない潤いのある透明感肌と、可愛らしい顔立ちが印象的な田中さん。中学生の頃からモデル一筋でお仕事を続け、プライベートでは2012年にサッカー元日本代表の稲本潤一選手と結婚。現在は4歳・2歳の男の子兄弟のママとして、子育てに奮闘中!気さくで飾らない自然体な雰囲気が魅力の田中さんに、これまでのモデル人生や兄弟の子育て、夫婦関係、ファッションなど、”40代ママのリアル”について赤裸々に語っていただきました。

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田中美保さんprofile

1983年1月12日生まれ。東京都出身。身長167cm。「プチセブン」でモデルデビュー。その後は「Seventeen」「non-no」「MORE」「LEE」など数多くの雑誌で、世代を代表するファッションモデルとして活躍。スタイルブック、「MIHO TANAKA CASUAL-LIKE STYLE_田中美保 大人カジュアルのMYルール」(主婦の友社)が発売中。プライベートでは、2012年にサッカー選手の稲本潤一選手と結婚し、2019年に長男、2021年に次男を出産。

10歳でスカウトされ、気づけばモデル歴は30年以上!

この世界に入ったのは実はかなり昔で、10歳のとき。スカウトがきっかけで芸能活動をスタートしました。最初は中学2年でグラビアをやったのですが、「グラビアは私には無理です!」と社長に言ったのを機にモデルに転向しました(笑)。

一番最初のモデルのお仕事はティーン雑誌のプチセブンで、その後セブンティーンに出るように。学生だったので、授業が終わるなり電車に飛び乗って出版社に向かい、仲間たちと撮影をして。私にとっては部活のような感じですごく楽しかったです。

モデル1本でやっていく覚悟を決めたのは、短大を卒業する二十歳のときでした。私はこれまで一度も専属モデルになったことがなくて。1つの雑誌にこだわらず、幅広く出ていましたね。今は廃刊してしまった雑誌も多いですが、当時は雑誌全盛期。セブンティーンやnon-noも月に2回の発行だったんです。だからすごく忙しい日々を送っていました。

ターニングポイントは、結婚して北海道に移住したこと。夫(サッカー元日本代表の稲本潤一選手)のチーム移籍に伴って拠点を移したのですが、モデルは都内での仕事が多いので物理的に続けるのが難しくて。当時、雑誌もWEBに移行するなど過渡期だったこともあり、仕事はペースダウンして、夫と犬と3人で4年間、北海道を満喫する日々を送りました(笑)。

東京に戻るタイミングで妊娠がわかり、半年後に長男を出産。フルスロットルで働くというより、今は育児中心の毎日です。モデル業以外では洋服のコラボ商品をつくったり、ハンドクリームのディレクションをしたり、マイペースにやりたいことをやっています。モデルをここまで続けてこられたのは、自分の好きなジャンルのファッション誌にずっと出ることができたからかなと。今は大人向けのカジュアル誌がなく寂しいですが、これからも好きなカジュアルファッションを追及したいです。

日韓W杯を観て宣言した、「稲本選手と結婚する!」がまさかの現実に

夫との馴れ初めは、私の友達が夫と知り合いで一緒にご飯に行ったことがきっかけです。夫は元々タイプだったので、友達から誘われた時は嬉しかったですね。

実はまだ夫と出会う前、日韓W杯が開催された2002年に、仕事仲間と日本代表の中で誰が好み?と話題になっていたんです。その時に私は「稲本選手がいい!結婚するなら稲本選手がいいな」って言ってたらしいんですよ。それから10年後に本当に結婚したので、仲間たちの間で「19歳の時に言ってたことを有言実行するなんて、すごくない!?」と盛り上がって、伝説みたいになっていたそうです(笑)。

もちろん夫はタイプではありましたけど、よくある「この中で誰が一番好き?」という女子トークの軽いノリで言っただけ。当の本人はすっかり忘れていたので、そんなこと言ってたのか…..と改めて考えると恥ずかしいです(笑)。今ではもうネタにしていて、「19歳の時、”稲本選手と結婚する”って予言してたんだって!」と夫に言ったら、「なんやそれ(笑)」って笑われました。夫は、クラブチームの公式サイトのプロフィールに『好きな芸能人:田中美保』と書いてあるんですけど、それもネタだと思います(笑)。

みんなでご飯に行ってからはすぐに仲良くなり、何回か会ってとんとん拍子にお付き合いが始まりました。お互い漫画好きという共通点もあり、「これがおすすめだよ」という漫画トークで距離が縮まったのを覚えています。それから2年のお付き合いを経て結婚しました。

夫は家族というチームの同志。結婚記念日には必ず夫婦でお祝いを

結婚して12年目を迎えますが、夫は家族というチームの一員で、同志という感じ。家にいる時は一緒にお迎えにも行くし、息子が熱を出していたら、もう一人の送迎をしてくれたり。兄弟どちらかの育児を分担することが多いですね。料理は全くできないので私が担当。掃除機をかけて、お風呂掃除や洗濯をしてくれることもあります。ルールは決めずにお互いできることをやるのが稲本家。子どもたちを夫に預けて、1人で出かけることも今のところありません。なにせ次男がお母さん大好きっ子なので、離れてくれないのです。

夫婦時間は1年に1回ほど、結婚記念日には必ずシッターさんに子どもたちを預けて、2人で食事に出かけています。子どもたちが幼稚園に行っている平日に、たまたま2人のお休みが一緒だったらランチに行くことも。でも結局、頭の片隅に子どもたちの顔がチラつくし翌朝も早いので、気持ち的にもゆっくりご飯を食べられることはないですね。

家族で出かけられるのは夫のオフシーズンか連休があるときのみ。最近では子どもが楽しめるようにプールがある温泉や、海の近くに住んでいる友達の家に遊びに行ったりしています。

夫のオフシーズンに、家族で箱根の温泉へ

子育て真っ最中の今、365日頼れるのはスウェットとスニーカー

私はコンサバが苦手で、ファッションのテイストは若い頃からずっとカジュアル。仕事でもコンサバなスタイリングで撮影した記憶はないし、プライベートでスカートにパンプスを合わせたこともないんです。男性ウケやモテるという視点でファッションを考えたことがなくて(笑)。髪の毛もロングにしたことは高校生のとき以来一度もなく、ずっとショートです。

男子2人の育児真っ最中ということもあって、カジュアル度は加速する一方。でもカジュアルが難しくなってくる年齢なので、”年相応に見えるかどうか”は常に意識しています。アイテム自体もだらしなく見えないものを選ぶように。例えば、スウェット生地のパンツだけど裾にスリット、フロントにタックが入っていたり。動きやすさは担保されつつ、キレイ見えするのがポイントです。スウェットのトップスも、若い頃だったらダメージ加工も可愛いけど、大人はパジャマに見えるかな…..という不安があるので、キレイめなデザインやカラーのものを。ジュエリーも大人っぽいものをつけて、足し算引き算を考えるようにしています。

育児中は365日と言っても過言ではないほどスウェットに頼りきり。なぜなら信じられないところにご飯粒がついたり、思いもよらないタイミングで息子がよじ登ってきたりするから(笑)。汚れを気にせず着られて可動域が広いスウェットは、もはや私の制服です。

展示会に行ったり欲しいものをネットで探しても、ついカートに入れてしまうのはスウェットとスニーカーばかり。カートを見て怖くなりましたね(笑)。どんなに他のアイテムを可愛いと思っても、ご飯の帰りに”抱っこ!”と言われたらヒールで歩けないし、ヨダレもつくし…..という考えが頭を過るんです(笑)。タンスの肥やしになるくらいなら、実用性重視で着られるものを買う主義です。

そんな毎日なので、先日幼稚園の参観日に何を着ていけば良いのか本当にわからなくなって。キレイめにしすぎるのも私らしくないと思い、sacaiのシャツがドッキングされているデザインスウェットをチョイス。前日ママ友に相談したのに結局スウェットを着て行ったので、大笑いされました。

本当はロングワンピースも大好き。でも息子との外遊びが日常化している今、公園とロングスカートって相性が良くないですよね。ジャングルジムの一番上で「助けて〜」と言われてもスカートだと登れないし、滑り台も一緒に滑れないじゃないですか。思えば洋服は全て子ども優先でセレクト。ちゃんと自分の好きなファッションを楽しめるようになるのはいつになるんでしょう……気が遠くなりますね(笑)。

制服化しているスウェットは、メゾンスペシャルのものがお気に入り
子どもと走れるNIKEのスニーカーが毎日の相棒!

オールインワン¥24,970(アンクレイヴ ホワイト/アンクレイヴ<オンワード樫山>)ピアス¥9,350(ステラハリウッド)バングル¥190,300(ウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)右手人差し指リング¥35,200(JEWEL PALETTE/ロードス) 右手薬指リング¥61,600 左手人差し指リング¥39,600(ともにココシュニック)シューズ/スタイリスト私物

SHOP LIST
アンクレイヴ<オンワード樫山> https://crosset.onward.co.jp/shop/uncrave
ウノアエレ ジャパン https://unoaerre.jp/
ステラハリウッド https://www.stellarhollywood.com/
ココシュニック https://store.world.co.jp/s/brand/cocoshnik/
ロードス 03-6416-1995

撮影/河内彩 ヘア・メイク/陶山恵実(ROI)スタイリスト/小川真央 取材・文/渡部夕子

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