4月に見るべき!40代におすすめ「ディズニープラスオリジナル韓国ドラマ」5選
新生活が始まる4月。ワクワクした未来を感じながらも慣れない生活にストレスを感じることも。そんな時は、名優達が演技を競い合う韓国ドラマで、手軽にひとときの現実逃避でリフレッシュがいちばん! 今回は韓ドラファンの間でも最近オリジナルコンテンツが話題になることが多い4月に見たいディズニープラス特集。映画を中心に活躍する俳優のドラマ出演が珍しい韓国において4月10日配信開始の最新作『支配種』を筆頭に、韓国の映画俳優が活躍する贅沢なオリジナル作品を紹介します。
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見始めたらノンストップ! 予測不能な未来の姿を描く最新作『支配種』
STORY
大統領(イ・ヒジュン)を狙ったテロで多数の死傷者が出てから数年を経た2025年。事件の真相を追い求め、独自の捜査を進める元軍人のウ・チェウン(チュ・ジフン)。人類が動物を食べる“支配”と“被支配”の関係を人口培養肉によって終わらせテロ事件以降記録的な利益を上げている国際的記号BF社のCEOユン・ジャユ(ハン・ヒョジュ)のボディガードとして接近。事件の真相に迫る中、世界を揺るがすある秘密を目撃し・・・。
ここが見どころ!
映画『神と共に』シリーズや、『工作 黒金星と呼ばれた男』で知られる危ない狂気的な魅力をもつチュ・ジフン。映画『ビューティ・インサイド』『人狼』『ゴールデンスランバー』など出演のハン・ヒョジュの2大スターの共演、社会現象にもなった『秘密の森~深い闇の向こうに~』の脚本家イ・スヨン作家、がタッグを組む映画のような壮大な世界を描く話題作。果たして、凶悪犯は誰なのか、テロの目的は?世界を揺るがす秘密とは? 聞き慣れない“人工培養肉”によって狂わされた食物連鎖など、予測できない展開と、不穏でスリリングな展開。映画顔負けの壮大な世界観で、まだ見たことがない人類の未来を疑似体験できるノンストップサスペンス!
映画界のスター、チェ・ミンシクの魅力全開。お金に振り回される人々を描く『カジノ』シーズン1&2
STORY
貧しい幼少期を送りながらも生まれもった知性と商才で折れずに英語塾の塾長となったチャ・ムシク(チェ・ミンシク)。ある日、後輩から賭博ビジネスをもちかけられカジノの世界に足を踏み入れる。韓国カジノ界のトップに昇りつめるも、警察に追われ妻子を置いて単身フィリピンへ。そこで、数奇な運命に翻弄されながらも、人脈を築き上げカジノ王としての地位を確固たるものにしていく・・・カジノ王と呼ばれた男の波乱万丈の人生をシーズン1、2で描くクライム超大作。
ここが見どころ!
韓国映画界の3大スターの1人と言われるチェ・ミンシク。カンヌ国際映画祭の審査員特別グランプリ受賞作『オールド・ボーイ』での熱演をはじめ、最近ではオカルトホラー『破墓』が観客動員数1000万人を突破する大ヒットし話題に。そんな韓国映画界の大スターの26年ぶりとなったドラマ復帰作が『カジノ』。実在の麻薬王パク・ワンヨルを、圧倒的な存在感、威圧感チャーミングさを同時に炸裂させながら演じ、非道で無茶苦茶なことをしているのもかかわらず、視聴者はムシクに惹かれていってしまうチェ・ミンシクワールド全開。他にも、とらえどころのない不気味な役をやらせたら右にでる者なしのイ・ドンフィ、ノワール作品に欠かせない悪人顔極めたりのホ・ソンテ、今1番ホットで女性から熱視線が送られるソン・ソックと超豪華キャスティングも見どころ。作品で描かれるのは平凡だったはずなのに、誰よりも欲望を追い求めたせいでカジノの世界に足を踏み入れ、翻弄され、お金によって人生を狂わせていく人々。賭博を追い求めるあまり、嘘に嘘を重ね、人格さえも変わっていく哀れな人の末路、ある出会いによって劇的に劇的に人生が変わっていく人。カジノビジネスの闇とともに、立場の違う人々の人生の交差がドラマティックに描かれ、欲とは? お金とは? 幸せとは? 自分の人生を改めて振り返って考えさせられるクライムサスペンス。
イ・ソンミンの渋い熱演。謎が謎を呼ぶジェットコースタードラマ『刑事ロク』シーズン1&2
STORY
もうすぐ定年退職を迎える、数々の事件を解決してきた刑事キム・テクロク(イ・ソンミン)。ある日、正体不明の“友”と名乗る者から同僚刑事ウ・ヒョンソク(キム・テフン)に会いにいくなという趣旨の脅迫電話がかかってくる。指示に従わなかったことで、ヒョンソクは殺され、殺人犯に仕立てられてしまう。自らの汚名を晴らすために逃走し、過去のある事件をバディのクク・ジナン(チン・グ)、後輩のイ・ソンア(キョン・スジン)、ソン・ギョンチャン(イ・ハクジュ)と共に再調査することに。果たしてして、“友”は誰なのか、何の目的で事件を起こしたのか、最後の心理戦に挑んでいく・・・。
ここが見どころ!
映画『工作 黒金星と呼ばれた男』では北朝鮮の高官役を、『KCIA 南山の部長たち』では朴正煕元大統領役を、『ビースト』では熱血漢の刑事役、『復讐の記憶』では80歳の認知症の老人など、実在した歴史的キーパーソンの役から死を意識した老人まで。憑依的な役作りは登場するだけで空気が変わり、作品に深みを持たせる名俳優イ・ソンミン。『刑事ロク 最後の心理戦』では、驚異の精神力と執念で、自身がトラウマになった事件を紐解きながら、連続殺人犯を見つける熟年刑事を渋く熱演。謎が謎を呼ぶ展開はまさしく“心理戦”。“友”と戦うシーズン1、“友”の背後にいる黒幕を探すシーズン2、見ている側も、イ・ソンミンと同じように犯人と思われる人物に騙されながらあっという間に見終わってしまう硬派なジェットコースターサスペンスです。
緊張と恐怖。怖いものと見たさで止まらない、オカルトホラーミステリー『悪鬼』
STORY
悪鬼(アッキ)とは、日本や中国、朝鮮半島に伝わる人間に対して悪をばらまく鬼。貧しい生まれでぱっとしない人生を送るク・サニョン(キム・テリ)は、亡くなった父親の遺品を受け取り、悪鬼に取り憑かれ周囲の人々が次々と死んでいく。不可解な事件に巻き込まれる中、悪鬼を見ることができる民族学教授ヨム・ヘサン(オ・ジョンセ)と出会い、自分を呪っている存在を知る。悪鬼に関する真実を追いながら、自分が知っていた世界とは違う世界と向き合っていくが・・・。
ここが見どころ!
サラ・ウォーターズのイギリスを舞台にしたミステリー小説を、韓国の鬼才パク・チャヌク監督が映画化。官能的な世界観、驚愕のどんでん返しで話題になりカンヌ国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされるなど海外でも高い評価を得た映画『お嬢さん』。当時無名ながら本作の1500倍のオーディションをくぐり抜け、運命に翻弄される侍女役での成熟した演技力で大ブレークしたキム・テリ。ドラマ出演は特別出演を除き『悪鬼』で3作目。映画を中心に出演しドラマは熟考し出演を決める彼女が選んだ『悪鬼』は、ドラマとしては珍しいオカルトホラーミステリー。主人公に取り憑いた悪鬼、人々の死真相を究明していく展開は、正直、ぞっとする怖さ。不気味さ。キム・テリ演じるク・サニョンと悪鬼の人格が入れ替わるシーンでのキム・テリの演技は必見です。迫真の演技が怖くて、恐ろしくて、怖いもの見たさで1度見たらやめられない中毒感を覚え・・・今の世の中、生きづらさをみんなが抱えて生きている中で、誰の心にもある闇についても考えさせられる一風変わった作品。非現実的な世界観をエンタメ感覚で見たい方、おすすめです。
韓ドラファンが口を揃えて2023年No.1と言う大ヒットドラマ『ムービング』
STORY
豚カツ屋を営む母イ・ミヒョン(ハン・ヒョジュ)と暮らす心優しい男子高生のキム・ボンソク(イ・ジョンハ)、優等生でイケメンのイ・ガンフン(キム・ドフン)。彼らが通う高校に父チャン・ジュウォン(リュ・スンリョン)と移住を繰り返す女子高生チャン・ヒス(コ・ユンジョン)が転校してくる。秘密にしているが、彼らは特殊能力をもっていた。そしてその両親達も特殊能力をもつことで悲しい過去があり、ある大きな力に我が子の特殊能力を知られないように必死に隠し守ってきたが、ある殺人事件をきっかけに、再び大きな力に立ち向かうことに・・・
ここが見どころ!
名誉ある青龍映画賞で作品賞など5部門を受賞した映画『モガディッシュ 脱出までの14日間』での好演が印象的なチョ・インソンの2016年ぶりのドラマ復帰作。その他、1,281万人以上の観客動員を記録した映画『7番房の奇跡』や『エクストリーム・ジョブ』のリュ・スンリョン、上記のドラマ『支配種』でも主演しているハン・ヒョジュ、『潜入』のリュ・スンボムなど映画界のヒットメーカーが集結。韓国ドラマ史上最高の約70億円(650億ウォン)とも言われる総制作費をかけ、ウェブトゥーン原作の特殊能力をもつ2世代に渡るドラマと戦い(アクション)を描き大ヒットしました。ジャンルは特殊能力をもち主人公達が活躍するSFドラマ。どんな怪我も瞬時に治ったり、空を自在に飛んだり・・・テクノロジーを駆使したアクションももちろん見どころですが、韓国ドラマの18番とも言える家族愛、青春、メロと、人情ドラマパートが繊細に丁寧に描かれアクションとの絶妙なバランスで組み立てられているのが秀逸。これでもかと、実力派俳優達の演技がさえわたりSFドラマを見ているはずなのに気を抜くと泣いている・・・ 底なし沼の魅力にハマり、当初長いのではと思っていた全20話では足りない、「お願い、シーズン2を作って」と最後願ってしまうほど超大作です。
この記事を書いたのは…
STORYライター味澤彩子
韓国ドラマだけでなくファッション、皇室、美容、カルチャーとさまざまなジャンルを担当するライター。1度ハマるととことん突き詰める生まれながらのオタク気質で、感動する作品に出合うと、スタッフ、俳優、関連する作品を芋づる式に鑑賞し、寝る暇も惜しんで韓流ドラマ三昧。気がついたら、ビジュアル、内容、演出、文化面多方面から語るようになり、韓ドラの1人おすぎとピーコと言われるように。好きな俳優はカン・ハヌル、好きな脚本家はイム・サンチュン作家。最近は『涙の女王』を毎週楽しみにしながらも、『支配種』を喉から手がでるほど待ちわびる日々。
文/味澤彩子
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