繰り返すニキビが解消…読者が信頼する病院【私の敏感肌名医・名古屋編】
肌に力がなくなり、年々バリア機能が落ちてくる大人肌は、さまざまなダメージで肌荒れを引き起こします。セルフケアで無理な時は親身になってくれるお医者さまを見つけたい。健やかな肌を取り戻す道はさまざま。その肌悩みを克服できたのは名医のおかげです。今回は名古屋エリアの名医を紹介します!
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肌荒れに気づいたのは?
高校生の頃は全顔あちこちにニキビができていました。大学生の頃など一時期は肌状態が落ち着いていましたが、3年前から膿むことはないけれど、大きく赤く腫れる痛いニキビの繰り返し。肌は乾燥もするし、いわゆる敏感肌タイプだと思います。全く治らなかったニキビはニキビ痕も残る状態で肌のツヤもなくなり、毛穴も目立ってきて困っていました。
どんな状態で病院に?
市販サプリメントや大人ニキビの薬を試し、化粧品を敏感肌用に替えてみたり、洗顔後はタオルではなくキッチンペーパーで顔を拭くなど試行錯誤。2年以上病院に行かずいろいろ試しましたがスッキリ治らず。長く通えるようなクリニックを求めネット検索し、1年前にニキビ治療の症例や治療法がHPや院内にたくさん紹介されていた重症ニキビ外来のある今の病院へ。
どんな治療を受けましたか?
はじめの頃は抗生剤を内服し、その頃の私の肌に合う化粧水としてビタミンCローションを紹介してもらいました。その後、漢方薬やベピオローションを使用し、最後にアゼライン酸を使用。漢方薬は生理前にニキビが出やすいと伝えたところ、処方していただきました。ニキビの状態に合わせて薬を調整してくれるので半年ほどでピークを脱し、肌にツヤが戻ってきました。
ホルモンバランスを整えニキビの炎症を抑える桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)とニキビ予防のベピオゲル2.5%、ゼビアックスローション2%(3つとも保険診療)。乾燥肌に使いやすい抗炎症ニキビ薬のアゼライン酸(美容皮膚科による自由診療)。〈すべて本人私物〉
治療期間のスキンケア。ニキビの炎症や赤みを抑えるビタミンCを5%配合し、乾燥しにくいローション。
治療を受けて変わったこと、今、気をつけていることは?
先生の指示通りに根気よく治療を続けたので、肌のツヤが出て毛穴も以前より目立ちにくくなりました。まだニキビができることはありますが、以前より数が減り、治りも早くなっています。処方された漢方は私の更年期症状にも当てはまり、それもありがたいです。治療を通して日頃のスキンケアにこだわるようになり、内側からのケアの大切さも再考し、規則正しい生活も気をつけています。
1:エリクシール トータルV ファーミングクリーム。ハリとツヤが肌に欲しいので愛用。2:フラコラのHITOKAN原液は肌にやさしいエイジングケア。3:dプログラムのブライトニングクリアローション MB[医薬部外品]は敏感肌でも安心。4:ソフィーナiP ベースケア セラム〈土台美容液〉5:ダイム薬用フェイスプロテクトソープはニキビ菌対策の医薬部外品。〈すべて本人私物〉
\先生の所感/
ニキビも吹き出ものも俗称。ばい菌が入って一時的に炎症を起こし腫れるのが毛嚢炎、皮脂が毛穴に詰まり炎症を繰り返すのが尋常性ざ瘡です。ニキビは症状に合わせ保険診療または自由診療を患者さん一人一人に合わせて選択するのがベストです。
紹介してくれたのは…
日本皮膚科学会専門医。浜松医科大学卒業後、徳州会病院で救急・総合診療研修。藤田保健衛生大学皮膚科学助教、大同病院皮膚科勤務などを経て2015年に現クリニックを開院。
愛知県名古屋市中川区中野本町2-44 TEL:052-228-8820
名古屋市営地下鉄名港線「日比野駅」徒歩15分。48台の駐車場完備。皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科など、非常勤も含め10名の医師が在籍し、アレルギーや形成外科など得意分野の異なる医師が診療にあたる
2024年『美ST』4月号掲載
撮影/渡邉明日香(エーワン)〈東京〉、安田慎一(スタジオ シン)〈名古屋〉、渋谷美鈴〈神戸〉 取材/菊池真理子、八尾美奈子 編集/石原晶子
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