次に大人が旅したいイタリア「プーリア」 ~サン・マルツァーノワインの美味しさに魅了された旅 vol.3 ~|STORY
vol.1、vol.2とイタリアプーリアの魅力をお伝えしてきましたが、ついにラストになるVol.3は、プーリア州レッチェで開かれた映画祭「Asia Lover Festival 」を中心ご紹介します。この映画祭を開催したクリスティーナは映画監督でもあり、彼女の地元で初めての試みとなるrelated storyパーティに参加したレポートをさっそく。
「Asia Lover Festival 」
アジアの映画をイタリアで堪能する機会を頂いた映画祭「Asia Lover Festival 」。日本からは2023年から国内でも多くの賞を受賞している松永大司監督の『エゴイスト』が招聘され、「アジア映画界にまつわる固定観念を打ち破る重要な役割を果たした」と高く評価されました。
実は私は原作を読んでいたのですが、映画化された際に違和感なくスッと入れたのは、鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんのナチュラルな演技力の高さによるものだったと思います。吸い込まれるように見入り、どこか脱力したような感覚で愛について考えさせられる時間を与えてもらいました。
韓国やタイ、台湾からも人気俳優たちが駆け付けていましたが、日本からはYAMATOとSHUZO(大平修蔵)が招待され、アフターパーティは2人でDJを披露。
挨拶をする主催のクリスティーナ。元修道院という厳かな場所で歴史に名を残すであろう夜になりました。
プーリアで開催される映画祭ということで、地元のワイナリー「サン・マルツァーノ」のワインがお料理に合わせて振る舞われました。
イタリア・プーリアでのパーティスタイル
「サン・マルツァーノ」のワイナリーで開催されたパーティについても、少し触れさせてください。私たちプレストリップの参加メンバーをおもてなししようと、ワイナリースタッフが何日もかけて準備し、最高の夜を演出してくれました。
イタリアではディナータイムのスタートが20時、21時と遅め。そして深夜までワインを飲んで楽しむというスタイルがデフォルト。夜は長く、数日間ツアーを共にしたワイナリースタッフとは家族のような関係に。
先の映画祭のようなガラパーティには黒を、ガーデンやテラスでのディナーはカジュアルな白いワンピースをチョイスしました。バッグは小さめで携帯電話、リップ、ハンカチ程度を入れられるサイズのもの。立席やブッフェスタイルのシーンでも活躍する斜め掛けできる長さのストラップ付がおすすめ!(両手が空くし、防犯上も〇)。
ワイナリー内のプールサイドや広場には肉の焼き場が設置され、チーズやスイーツが並び、DJが雰囲気を盛り上げます。鮮度の高さが活かされて、素材そのものの味わいを楽しむことができるプーリア料理を堪能。赤、白、ロゼとどのワインとも気分でマリアージュを楽しんで良い、自由な飲み方がイタリアンスタイル。
総勢100名程度のお祭りのような夜が更け、プーリアを離れるのが本当にお名残り惜しく、遠足が終わってしまうような寂しさの中、バーリ空港を後にしました。真面目な日本人としては日々楽しみ尽くすことに遠慮してしまいがちですが、プーリアの偉大な土地と大らかな人柄に接して、「人生は楽しんだもん勝ち」とそんな気持ちが芽生え、むしろ日本に戻ったら頑張って働いて、好きなひとたちとの時間を楽しんで人生を堪能したいなと。
今回のプーリアは人生観が変わる場所。まだそう言えることがあったかと思うほど、酸いも甘いも、様々なことが経験済みの大人にとって、次に行って欲しいイタリア。みなさんの旅行リストに入ってくれたら嬉しいです。
プーリアを楽しむためのSTAY先【宿泊情報】
プレストリップの場合、スケジュールには取材先が多く盛り込まれているので、宿泊先ではその疲れを癒す時間としてのんびり過ごしたいものなのですが、今回のツアーでは予想をはるかに超えた素晴らしい宿に恵まれました。「まるで新婚旅行……」と感激したほど。
次に大人が旅したいイタリアと題したのも、パートナーとのんびり過ごしたい、親子で、また一人旅から女子旅まで、大人の旅のシーンは様々ですが今回の宿泊先はそれらどれにも〝ハマる〟と実感しました。
今回の記事のまとめとして簡単にご紹介しておきます。ぜひHPをご覧頂き、参考にしていただければと思います。
① Ottolire Resort(オットリーレ リゾート)
② Calitro Mare(カリトロ マーレ)
③ Masseria Bagnara(マッセリア・バニャーラ)
取材/髙橋奈央