今の美容業界の“当たり前”や人気のもとを掘り下げる名物連載。今月は、唯一無二の世界観を貫き世代を超えて支持されるブランド「ポール & ジョー」。自分の思うままに楽しむ！そんなコスメの純粋な喜びが、“幸せ顔”を叶えてくれるのです。

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見て、触れて、無条件にアガる！ポール&ジョーの名品

左から：ソフィーの愛猫『ジプシー』をデザイン。ラッピング ボックス M ￥440、シーズン毎の限定品も大人気。アイ＆フェイスカラー CS 132 ￥3,850 ※数量限定、じゅわっと滲み出るように色づくのはジェル状だからこそ。同ジェルブラッシュ 03 ￥3,300、爽やかな香りと手に取りやすい価格でギフトにも人気。同ハンドク リーム 40g ￥1,760、ブランド内人気No.1! 時代に合わせてリニューアルを重ね現行品は6代目。同 モイスチュアライジング ファンデーション プライマー 01 SPF15・PA+ ￥3,850、専用ボックスやリボンなどギフト用ツールが豊富。ポール ＆ ジョー ラッピング ボックス S ￥330

ターゲットは“大人の少女たち” 人生を楽しむためのコスメを創出

気分が上がるルックスと大人も満足できる実力を併せ持つ『ポール ＆ ジョー ボーテ』のコスメ。生み出すのは美ST世代のデザイナー、ソフィー・メシャリー氏。1967年、パリで高級シャツブランドを営む両親の元に生まれ、ファッションのプロとして経験を積んだのち、’95年2人の息子の名前を冠したブランド『ポール ＆ ジョー』を立ち上げます。人にどう思われるかより、自分が好きなものを楽しみたい。自身のポリシーから当時メンズで主流だった静かなトーンではなく、華やかな色や柄を提案。やがて世界各地のバイヤーの関心を得ます。’02年、独自の世界観に惚れ込んだ日本の化粧品メーカー『アルビオン』の声がけで、念願のコスメライン『ポール ＆ ジョー ボーテ』がスタート。メイクでも心が動く瞬間を作りたいとの想いから、機能や効果だけではなくあらゆる年代が直感的に「欲しい！」と思えるアイテムを揃えます。最初に注目を集めたのは’05年、猫柄ケース入りフェイスカラーパウダー。’06年に発売したがま口ポーチは大行列ができるほど大ヒット。独自の柄をきっかけにコスメブランドとしての地位を確立しました。もちろん品質も秀逸。’02年に誕生し、今も人気No.1の名品プライマーは、メイクよりその人の存在感が前に出るような自然な仕上がりを重視。うるおいと輝きにこだわりを持つブランドの象徴です。目指すのは、使う人がハッピーになれるコスメ。“わがままでチャーミングな大人”を増やすことこそ、真の使命なのです。

2024年『美ST』3月号掲載
撮影／吉田健一　取材／大山真理子　編集／浜野彩希