3月に見るべき!Netflixオリジナル韓国ドラマ【40代におすすめ4選】
コメディから感動作まで、オリジナルシリーズの韓ドラの、豊富なラインナップで大人気のNetflix。2024年の配信予定作品も、人気俳優のドラマ復帰作から、ウェブトゥーン原作作品、人気作品のシーズン2など、あまりに豪華で贅沢な作品ばかりで昨年から韓ドラファンの間で話題に。今回は、3月9日配信開始の『涙の女王』を筆頭に、3月に見たいNetflixオリジナルシリーズを紹介します。
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見ない理由はない!まず見るべき2024年最大の注目作『涙の女王』
STORY
財閥クイーンズグループの令嬢でデパートの女王と呼ばれるホン・ヘイン(キム・ジウォン)と、ヨンドゥ里の里長の息子でスーパーマーケットの王子と呼ばれるベク・ヒョヌ(キム・スヒョン)。格差を乗り越え結婚した2人。人に謝ることを知らない高慢なヘインとヒョヌの結婚生活は3年にして危機を迎えるが、奇跡のような恋が再び始まる・・・。
見どころ
作品への審美眼が優れ、出演する作品は必ず成功すると言われるキム・スヒョン。中国でも国賓級の扱いを受ける言わずと知れた大スター。『星からきたあなた』『青い海の伝説』『愛の伝説』などで、ファンタジーを絡めた壮大なラブルトーリーの大ヒットで有名な人気脚本家パク・ジウン。ともに3年ぶりとなるドラマカムバック作品となるのが『涙の女王』。既に『プロデューサー』『星から来たあなた』(『愛の不時着』では友情出演)でパク・ジウン作品に出演し常連俳優になりつつあるキム・スヒョンのパートナーは、輝く美貌と確かな演技力で人気のあるキム・ジウォン。パク作家のヒロインらしい、気が強く自立した女性をどんな風に作り上げるのか、初共演となる2人のケミは?!と、配信前からSNSでは話題に! 韓国ドラマらしい財閥が絡んだラブストーリーですが、自立した魅力的なヒロイン像に定評のあるパク作家、主演2人の確かな演技力、ラグジュアリーなファッションを含め、見ないという選択肢はない、2024年前半最大の注目作です。
『涙の女王』の脚本家が気になったら見るべき『愛の不時着』
STORY
財閥令嬢で、実業家のユン・セリ(ソン・イェジン)は妥協を許さない高慢な性格でも有名。ある日、自身のブランドから発売するスポーツウェアを試そうとパラグライダーに自ら飛行、竜巻に巻き込まれてしまう。意識を失ったセリが不時着したのはなんと北朝鮮。朝鮮人民軍の軍人、リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)に見つかり、命殻が逃げるが辿り着いた先は北朝鮮軍の社宅村。更に保衛司令部少佐チョ・チョルガン(オ・マンソク)にみつかりそうになったところをジョンヒョクに助けられ・・・。
見どころ
童話のようなファンタジーな世界観をリアルに落とし込んで壮大なラブストーリーを展開することが多いパク作家。宇宙人が主人公の『星から来たあなた』、『人魚姫』思わせる『青い海の伝説』に続き、『愛の不時着』は、『オズの魔法使い』や『星の王子さま』を連想させ、韓国と北朝鮮というセンシティブな関係性が絡む展開ながら、ロマンティックで心揺さぶる感動作に。韓国国内やモンゴルで再現したという北朝鮮のセットや、スイスでのロケ、そして財閥令嬢ユン・セリの華やかな衣装。映画のような贅沢な見どころはもちろん、人を信用せず1人で強く生きている女性が、純粋で強く誠実な男性に出会い命がけで守り支え合うという、ともするとメルヘンな内容が、豪華な俳優陣の力でリアルに感じドラマを見ている時だけは、夢を感じさせてくれる・・・どこまでも甘くロマンティックな大人のラブストーリーです。
キム・スヒョンが気になったら見るべき『サイコだけど大丈夫』
STORY
幼くして両親を亡くし自閉スペクトラム症の兄ムン・サンテ(オ・ジョンセ)と懸命に生きるムン・ガンテ(キム・スヒョン)。あることをきっかけに出会った反社会性パーソナリティ障害を抱える人気童話作家コ・ムニョン(ソ・イェジ)は、ガンテに付きまとうようになる。感情を押し殺し、他者を優先させてきたガンテ。共感性がなく欲しいものは必ず手にいれたい傲慢なムニョン。衝突しながらも、互いに気になり始め・・・
見どころ
嘘っぽさのない見ているものを引き込む役作りでイケメンなのにコミュ障、アホっぽい、プライドの高いインテリなど、役ごとにがらりとイメージを変えてくるキム・スヒョン。本作では、心にトラウマを抱えながら、誰にも甘えられず孤独な青年役を熱演。ひたむきに困難な状況に耐える姿は「守ってあげたい」と母性をくすぐられずにはいられません! その演技力は、誰もが抱える孤独や、他者との関わり、アイデンティティについて考えさせられる本作に深みをもたせています。心の傷は、他者との関わり合いで互いに存在を認め合いながら癒していける。自分次第で、孤独な世界は変わる。そんな風に気持ちが前を向けるヒューマンドラマです。
キム・ジウォンが気になったら見るべき『私の解放日誌』
STORY
都心への通勤に4時間もかかる田舎に暮らす三兄弟、長男のヨム・チャンヒ(イ・ミンギ)、長女ヨム・ギジョン(イエル)、次女ヨム・ミジョン(キム・ジウォン)。満たされない気持ちを抱き、退屈な毎日からの脱却を願う彼らの家で、謎の男ク氏(ソン・ソック)が父の仕事を手伝うようになる。ミステリアスなク氏、彼が気になり接するうちに変わり始めるミジョン。ク氏の素性が明かされると共に、チャンヒ、ギジョンにも変化が訪れ・・・。
見どころ
このドラマを通して、「不幸な理由はないのに、幸せだと感じられない。その理由を見つけ、描きたかった」という脚本家パク・ヘヨン作家。裏切り、陰謀などの派手な演出はなく、不幸な理由はないのに幸せを感じることができない登場人物の中で、『涙の女王』の傲慢で華やかな財閥令嬢とは真逆の感情を押し殺し、地味な女性を演じているキム・ジウォン。溢れる美貌を感じさせないリアリティのある役作りは、私達と同じ普通の毎日を送る普通の社会人そのもの。この2作品を見ると、彼女の演技の可能性をまざまざと見せつけられることになりそう。ドラマを見進めるうちにミジョンの自分自身を理解し、解放していく過程に共感し、平凡でも自分次第で幸せは感じられ、少しの前進で息苦しさから解放される。そんな希望と勇気をもらえます。
文/味澤彩子
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