女優・吉瀬美智子さんが、自分を知るうえで大切にしていることは?

年齢を問わず、笑顔が素敵な人って魅力的。感じがよい笑顔と美STで評判の女優・吉瀬美智子さんに、「どうしていつもそんなに笑みが絶えないのか」を聞いてみました。返ってきた答えは意外で、頭が重くなって笑えない時期もあった、と。そこから今の愛され笑顔になるまでのお話を伺いました。

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女優・吉瀬美智子さん

《Profile》
1975年生まれ、福岡県出身。雑誌モデルとしてデビュー後、32歳で女優に転身。不倫妻からクールな刑事役まで幅広い役柄を演じ分け、数々のドラマや映画で活躍。 5月24日(金)公開の映画『帰ってきた あぶない刑事』にも出演。

自分の顔を知ることがメイク上手になるコツです

そもそもメイクアップアーティストになりたかったくらい、メイクが大好き。撮影時もセルフメイクが基本で、信頼するメイクさんと相談しながらキャッチアップするのが日常です。私もそうですが、人はいつも同じ状態じゃないでしょ。心のコンディションは目に出ます。だからアイメイクはとても大切。例えば、笑えていないときは光やカメラアングルで調整してもらうより、メイクを変える方が早いです。特に優しい笑顔が必要なときは、アイシャドウに優しい色を使い、締めすぎず、アイラインでよりタレ目になるように目尻を下げます。眉も優しく、必ず髪色と色を合わせて。髪もふんわりさせ、今日は、初めてハーフアップにしてみました。すると優しい印象に近づきました。

先日、プロのメイクさんがTV で、鼻先が丸い方にL字に影を入れ、すっきりした鼻筋に見せていました。そういう技術はすぐに盗んで、自分のメイクに取り入れます。年齢を経るとチークも重要。最近、頰がコケやすくなり、今まで入れていた位置より高めにしています。頰骨に影が入るようになるとハイライトでかなり誤魔化せます(笑)。今の課題は頰のお肉が落ちて、上がらなくなってきたこと。以前は頰のお肉が上向いていたので、何もしなくても笑っている印象でしたが、落ちたことによってその印象が減りつつあります。だから美顔器の力も借りて、上げるように心掛けています。自分の顔のことは自分が一番わかっていなければいけないですね。自分を知ることがメイクをするうえで最も大切だと思っています。

メイクのポイント

☑︎目尻をタレ目に
☑︎アイシャドウを締めすぎない
☑︎チークの位置を高めに
☑︎頰にハイライトを仕込む

《衣装クレジット》
ブラウス¥90,200( ADEAM/ADEAM 東京ミッドタウン店)ダブルリング(右手薬指)¥1,122,000 リング(左手人差し指)¥462,000 リング(左手薬指)¥781,000 (すべてメシカ/メシカジャパン)

2024年『美ST』3月号掲載
撮影/酒井貴生(aosora) ヘア・メイク/山下景子(KOHL) スタイリスト/道端亜未 取材/安田真里 編集/伊達敦子

美ST