【男性更年期チェックリスト】夫やカレの異変を見過ごさないための10項目

男性にも更年期があるって知っていますか?女性の場合は閉経がきっかけになるなど、分かりやすいサインがありますが、男性にはないため気がつきにくい、という実態が。最近なんだかパートナーの様子がおかしいかも…と感じたらぜひこの10項目をチェックして!

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あなたのパートナーは大丈夫?男性更年期チェックリスト

・なんとなく調子が悪そうに見える
・体の節々が痛いと言っている
・暑くないのによく汗をかいている
・寝つきが悪そう、または頻繁にウトウトしている
・筋力が落ちて疲れていることが多い
・些細なことでイライラしがち
・不安や憂鬱そうにしていることがある
・集中力や気力の低下で読書をしなくなった
・男性機能が低下している
・セックスレスになった

→3つ以上当てはまる場合は男性更年期の疑いがあります。

男性更年期障害は男性ホルモンの減少で引き起こされる心身の不調

男性更年期障害とは、男性ホルモン(テストステロン)の減少により、心と体にさまざまな不調が出てくること。女性の場合は女性ホルモンが急激に減少する閉経前後10年(45〜55歳)が更年期といわれていますが、男性の場合テストステロンの分泌量が20代でピークに達し、そこから加齢とともに緩やかに減少。ホルモン量は個人差があり、何歳になったから男性更年期といえるほど単純ではありません。

またその症状も多様で、筋力の低下、気力の落ち込み、イライラ、睡眠障害、朝立ちの回数が減った、発汗…など。テストステロンの減少を放っておくと、心筋梗塞や糖尿病、脳卒中といった命に関わる病気のリスクが高まります。男性更年期障害は自然に解決することはほとんどないので、不調を感じたら泌尿器科やメンズヘルス外来を診療し、男性ホルモンを補充する治療など早めの対応が必要です。

日本泌尿器科学会 専門医・指導医 辻村 晃先生
教えてくれたのは……
日本泌尿器科学会 専門医・指導医 辻村 晃先生

兵庫医科大学卒業。国立病院機構大阪医療センター勤務後、ニューヨーク大学に留学し細胞生物学臨床研究員を務める。現在は順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科教授。Dクリニック東京では男性更年期、妊活の診療に従事。男性更年期障害に悩む3,500人以上を診察!

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2024年『美ST』2月号掲載
撮影/渡邉明日香(A-1) 取材/増野玲奈 イラスト/前田さつき 編集/岡村宗勇

美ST