キャンプ苦手な娘と伊豆高原のオシャレでキレイな快適グランピング1泊2日ふたり旅|STORY
日々の忙しさに追われ、「一日何もしないでのんびりしたい―」と考えることがよくあります。家にいては、何もしないで過ごすことはできません。
ホテルステイもいいけれど、たまには自然の中で風の音や星空を眺めながら癒されたいと思い、どこかないかなあとリサーチ。
自然の中でのキャンプなんかどうだろう?ゆるキャン△とか流行っているし。でも、一人キャンプは、初心者と怖がりの私には無理なので、娘を誘ってみました。
「キャンプかー。面倒くさい・・・」との返事。
そうだよね、そうだよね、着ていくものも考えなきゃいけないし、食品の買い出しもあるし、寝心地とかわからないし、うーん、キャンプはハードルが高いです。
子ども達が小さなころは、キャンプ好きの家族に連れて行ってもらって、川で遊んだり、BBQしたり、簡易シャワーでも喜んでくれたけど、JK(女子高生)の今の娘は喜ばなかったです。
しかし、調べていくうちにオシャレでキレイで快適なグランピングを見つけました。しかも、オープンしたて!娘に聞くと「よさそうじゃん、いいよ」の返事。新しいものが大好きなJKの心をつかんだようです。
<1日目>
学校帰りの娘と電車に乗り、伊豆高原駅に。駅に着き、送迎バスに乗り、奏の森リゾートでチェックイン。
私たちが泊まるのは、ドームテント。他にはインディアン風テントがあります。中に入ると、外から見るよりも広く、天井が高くて、ワクワクします!娘のテンションアップ!
アメニティ・作務衣・ガウンが用意され、電源・空気清浄機・冷暖房などの設備、コーヒーセットもありました。
東京ドーム7個分の広さに匹敵するという敷地は、見渡す限り森!自然の中に入ってきたという感覚。
伊豆高原駅も空気が違って感じられたけど、ここに着いた時には、さらにマイナスイオンを多く感じます。
この日は雲が多くて星が見られなかったのですが、天気がいい時は、星がたくさん見えるそう。広場にハンモックをおいて、ゆらゆら揺られながら星空を眺めるそうです。
待望の夕食です。テント前のデッキでプライベートの炭焼き和牛熟成肉がメインのBBQです。用意もほとんどしてくれるし、片付けも気にしない。泊りだから、たっぷり飲める。最高じゃないですか!地元産の野菜と、お肉とシーフード。どれもこれも、美味しかったです。
いつもは小食な娘も、食べ物の美味しさと空気の美味しさと、自然の中の解放感で、いつもよりたくさんいただきました。
食後ゆっくりしてから、シャワーへ。
「自然との一体感」を目指しているので、開発を最小限にして人工物をそぎ落としているため、各部屋にトイレとシャワーはついていません。
でも、シャワーやトイレのために少しぐらい歩くことも、自然の為なら全然苦になりません。むしろ、木々を近くに感じる夜の散歩が心地良かったです。
シャワーの後、暖かい部屋で豆から挽いて淹れたコーヒーとBBQのとき食べきれなかったデザートをたべながら娘とおしゃべり。
自然の音を聞きながら、たくさんのことを話すことができました。
携帯電話も見ず、音楽もいらない、静かな夜は久しぶり。おしゃべりの後は、好きな本を読み、心地よく眠ることができました。
<2日目>
目覚ましの音(いつもとは違う、優しいベルの音に設定しました)で目覚めると、外は朝もや。少し雨が降っていました。鳥の声も聞こえてきます。
身支度を整えて、朝ごはんは「ブーランジェリー+グラスリー カルム」へ。
東京に4店舗を構える「Atsushi Hatae」の波多江篤シェフが監修する、パン・ジェラートを取り扱うカフェだそう。昨日の夕食は、おなか一杯食べたのに、美味しそうなパンの香りを嗅ぐだけで、またおなかが空くんですね。このお店で売られているクロワッサンより一回り大きい、宿泊者のための特別なクロワッサンをいただきました。
事前に頼めば、お部屋で朝食をいただくこともできるそうです。
朝食後は、10時チェックアウトまで、片付けをしながら、のんびりしました。
荷物を受け付けに預け、今日はアクティビティ体験。クラフト体験や料理体験、などがあります。
今回私たちはアクセサリー作りを体験しました。二人とも無言になるほど集中。
リーディンググラスが必要な私には、ちょっと辛かったですが、10年以上ぶりの手作り体験は、母娘の良い思い出になりました。
奏の森リゾートはグランピングがメインだと思っていましたが、たくさんの施設があります。食を楽しみ、買い物を楽しみ、そして遊びを楽しむ場所になっています。
東京から3時間ぐらいで来られる場所なので、宿泊しなくても夜まで食事ができ、日帰りできるのがいいですね。
そのあとは、広い敷地を散歩。昨日は夕方に着いたので、ゆっくり見て回れなかったけど、改めて広さに驚きました。
途中、木に造りつけた手作りブランコを見つけて乗ってみたり、写真を撮りまくったりしていました。
お昼は、「SOBA遥」で。
「幸せ海老天丼」はボリュームたっぷり。男性に人気かも。女性が好きそうな蒸美鶏ごまだれそば・うどんは、さっぱりとしておいしかったです。こちらのお店も伊豆で獲れた新鮮な地魚や野菜を使った美味しい料理でした。
ほかに、今回は訪問できなかった「ステーキハウス エイジド」があります。熟成肉が美味しいステーキハウス。ランチはハンバーグやローストビーフボウルなどもあり、家族3世代でも楽しめそうです。
そして、最大500名程度で利用できる伊豆半島最大級の「プレミアムシーフードBBQ」もあり、少人数から大人数までの利用が可能です。
その後は、母娘が大好きなショッピング。
次の日の朝食にできるパンや、地元特産の新鮮な野菜、グルテンフリーや無添加の食品、ここで毎日買い物できれば、体も心も健康になりそう!
電車なので、たくさん買えないから、厳選して買い物しました。今度は、車で来ようと誓いました・・・。
お腹も荷物もいっぱいになったころ、ちょう帰宅時間に。
14時に奏の森リゾートを出発し、伊豆高原駅へ向かいました。
旅を振りかえって…ライター・加藤景子
あっという間の1泊2日。娘の学校が終わってからの短い時間なので、どのくらい楽しめるか心配でしたが、本当に大満足!
新しい施設なので、綺麗であることは分かっていましたが、施設が充実しているだけでなく、ありままの自然を感じることができる環境というところに惹かれて選びました。施設設備のための伐採を最小限にしているということで、時には不便に思うこともあるかもしれないけれど、SDGsを意識した環境づくりを娘に知ってもらうこともいいかなと考えてここを選びました。
しかし、グランピングとはいえ、アウトドアに慣れていない私たち親子は、何を着ていくか、どんな靴でいくか悩みました。
この1泊のためにいつもは着ないアイテムを購入するのはもったいない・・・。グランピングに行きたいけど、躊躇してしまうこのような悩みを持っているSTORY世代は多いはず。
でも、ここ奏の森リゾートでのグランピング体験は、準備の必要もなく自然を感じることができ、日常とは違う生活ができる私たちの予想を超えた、心地の良い空間でした。
自宅だと、何かしらの音があったりして、じっくりゆっくり娘と話すことがなかったけど、今回は、じっくり話すことができ母娘の絆も深くなったような気がします。
たくさん笑って、たくさん食べて、心も体もリフレッシュでき、都心からちょっと足を延ばした場所に、こんな素敵なリゾート施設があれば、大学生の息子も来てくれるかもしれない!次回は、家族や、女友達を連れて来たいです。
冬のグランピングおすすめです!!