撮影にやってくる美月ちゃんの私服は、モノトーンがベースでちょっぴり辛口。ブレない芯を宿したさりげないモード感がいつも素敵。20代の前半まではずっとオシャレに自信がなかったそう。ここに辿り着くまでのストーリー、そして、好きな服、好きなオシャレとは…？

山本美月32歳。今、好きな服

自分の好きなものが見えてきて服が、オシャレが、楽しくなった
オシャレが楽しくなったのは、撮影する雑誌の幅が広がり、演技の仕事も充実するようになってから。用意していただく衣装もだんだん変わってきて、今まで着たことがなかったような新しい服、 挑戦したことのなかったテイストに触れることで、それまでは無自覚だった自分の好みに気づいたの。ちょっとクセのあるものに惹かれるんだ、とか、パステルじゃなくて黒がしっくりくる、とか。
よく覗くのは、行きつけのセレクトショップ。学生時代から通っている大好きなお店があって、好きそうな服が入ると連絡をくれる。今回紹介した「leinwände」も、そこで知ったの。あとは、展示会。「TOGA」と「HYKE」にはスケジュールが合うかぎり足を運んでいます。
最近惹かれるのは肌触りのいい素材。デザインはもちろんだけど、着心地のよさも譲れない条件。 それも大人になってきた証しなのかも？トレンドにはそこまで関心がないし、たくさん所有したい欲があるほうじゃない。気に入った服や小物をじっくり長く楽しむのが理想。これからもルールにとらわれず、感覚に忠実に、自分らしいオシャレを楽しんでいきたいな。

撮影／生田昌士（hannah）　モデル／山本美月 ヘアメーク／美舟（SIGNO）　スタイリング／荒木里実　取材／西道倫子　再構成／Bravoworks.Inc