【道の駅なら歴史芸術文化村】ここにしかない!奈良の歴史や文化をリアルに体験できるスポット!
週末のお出かけ先として人気急上昇中の「道の駅」。全国1200以上ある施設から「週末に行く今どきの道の駅!」として、おすすめテーマごとに紹介していきます。
第五弾は『ここでしかできない体験がある!』として人気の「道の駅 なら歴史芸術文化村」です。
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目次
- 奈良が誇る日本の歴史を遊びながら学べる唯一の場所
- これは絶対に食べてほしい!スタッフおすすめメニュー
- 伝統の技をお土産にしよう!
- 「なぜ?」が芽生えて「知る」を楽しむことができる
奈良が誇る日本の歴史を遊びながら学べる唯一の場所
「道の駅 なら歴史芸術文化村」は、歴史、芸術、食や農を通じて、奈良県が誇る日本の文化を楽しめる道の駅です。日本初の文化財修理現場を見学できたり、独自のワークショップを体験できることが人気の秘密です!道の駅全体は4つの棟に分かれています。特に「芸術文化体験棟」と「文化財修復・展示棟」では、子どもから大人まで楽しめるさまざまなプログラムやイベントを開催中です。
さまざまな芸術に触れ体験できる芸術文化体験棟
ここでは、アーティストとの交流や子ども向けのアートプログラム、音楽・伝統芸能などが実際に体験できます。
特に「そざいきち」や「てでかんがえる」など子どもを対象としたアートプログラムは大人気!粘土や和紙、絵の具などの素材に触れて、遊びながらも学ぶことができるというもの。「どんなものができるかな?」「これは触ったら何になる?」など創る過程を大切にし、子どもの探求心があふれる様子はとても楽しそうです。アートによって引き出される「五感で感じること」や「気づくこと」は、まさにここでしか体験できないものになっています。
※参加資格や開催日についてはホームページをご確認ください。
日本初の修理現場が見学できる文化財修復・展示棟
ここでは、日本初の文化財4分野(仏像等彫刻、絵画・書跡等、歴史的建造物、考古遺物)などの修理現場を通年で公開し、企画展示を行ったり、また珍しい体験プログラムを行っています。
継手仕口模型という木の模型を実際に触って組み立てます。オーブン粘土を使って古代モチーフのマグネットを作ることができます。人気の体験プログラムは、歴史的な建造物の一部を組み立てるハンズオン体験(1階ロビー)や、古代の銅鏡や瓦などをモチーフにした粘土で作るマグネットや、クリアソープをつかった勾玉づくり(文化財修復工房内)などがあります。
※参加資格、開催日についてはホームページをご確認ください。
地下1階と1階には日本初の修復工房があり、ガラス越しの特別スペースから常時見学可能です。平日であれば職人の技術を間近で見ることもできますよ!また、文化財の『修復工房見学ツアー』は毎日行われており、専門のスタッフがしっかりと解説してくれます。他では見ることのできない光景に「また来たい」「仏像が身近になった」などの声があふれています。
※14時から約40分(13時から整理券配布で先着10名程度)
食を楽しめる交流にぎわい棟
ここには、奈良県産の食材をふんだんにつかった料理を味わえるレストランや、吉野杉を素材とした木工品などを取り扱っている文化村工芸品館、直売所にあたる文化村にぎわい市場があります。
コンシェルジュの案内がある情報発信棟
ここでは、地元に詳しいコンシェルジュが奈良県の観光スポットを案内してくれます。奈良県内にある観光名所のパンフレットもずらり!迷ったらここに尋ねてみては?
他にも、ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道」も併設されていて、宿泊することも可能です。そして、新たにできたフォトスポット巡りがおすすめです。自然木が美しい「記念撮影用プレート付きオブジェ」(交流にぎわい棟)や、ハタヤママサオ氏ペイント作品のカラフルな「キン肉マン」(情報発信棟)、荒蒔あらまき古墳から出土した馬形埴輪の「実寸大木製レプリカ」(文化財修復・展示棟)など、映えること間違いなし!
これは絶対に食べてほしい!スタッフおすすめメニュー
道の駅スタッフがイチオシする、奈良県産食材を使ったおすすめメニューをご紹介します。
「奈良名産レストラン&CAFÉ まるかつ」で提供されている「ヤマトポークかつ膳」は、道の駅なら歴史芸術文化村限定のメニューで、ここでしか食べることができません!口溶けのよい上質な脂と甘味が特徴の銘柄豚『ヤマトポーク』を使い、さらに伝統野菜のひとつ「大和野菜」の『大和まな』をせいろ蒸しや煮びたしで味わうことができます。
ヤマトポークかつ膳/2680円(税込)
伝統の技をお土産にしよう!
吉野杉を使った木製食器は木のぬくもりが感じられる人気のお土産。色あいや形などオンリーワンの木製カッティングボードが買えるのはここだけ!文化村工芸品館では、奈良の地で磨かれた伝統技術でつくられた工芸品を買うことができます。吉野杉や桧など木の良い香りに囲まれて、「どれにしようかな?」と選ぶ気持ちもわくわくします。木製食器やカッティングボードなど、木目や色合いはひとつとして同じものはないと言われています。自分だけのオリジナル食器をお土産にしてみてはいかがですか?
そのほか、奈良県特産の農産物として、秋は「刀根早世柿」、冬~春は「あすかルビー」や「古都華」などの苺が購入できますよ。
「なぜ?」が芽生えて「知る」を楽しむことができる
他の道の駅とは一味違う「道の駅 なら歴史芸術文化村」。日本の歴史に触れるだけでなく、実際に見て学び、普段はできないことができる場所でした。まさに「行ってみたくなる」道の駅ですね。
【施設Data】
道の駅なら歴史技術文化村
奈良県天理市杣之内町437‐3
TEL 0743‐86‐4420
営業時間/
■文化財修復・展示棟、情報発信棟
9:00~17:00
■交流にぎわい棟
9:00~18:00(レストラン9:00~20:00)
■芸術文化体験棟
9:00~20:00
休業日/月曜日(祝日の場合は翌平日が休館)、12月28日~1月4日(ショップは12月30日~1月3日、レストランは12月30日~1月4日が休館)
※情報発信棟トイレ・授乳室は年中無休
入館料/無料 ※プログラム・イベントの種類によっては一部有料
https://www3.pref.nara.jp/bunkamura/
取材・文/大塚一夢 画像提供/道の駅なら歴史芸術文化村