子どもの興味を伸ばす週末アソビに全力投球!【Mart WEEKENDER なるけかつき】
フルタイムで忙しくしている、なるけかつきさん。家族で楽しく週末を過ごしていますが、実は毎日とても忙しく、工夫を重ねて時間をつくっているそう。また、子どもの興味にアンテナを張ってお出かけをする理由は、ある子どもの一言がきっかけでした。Mart WEEKENDER特別インタビュー、今回はなるけかつきさんにたっぷりと話してもらいました。
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子どものやりたいことを見つけ、興味を育てるために全力で遊びます
平日はドタバタ!夫と交代で休みます
建築士のなるけかつきさんは、実は平日はとても頑張っているそう。
「新卒で入社した会社で、フルタイム勤務していますが、コロナをきっかけに在宅勤務制度が整ったのは幸いでしたね。いまは週2~3回は在宅勤務が叶っています。火曜水曜休みなのですが、水曜日曜休みにしてもらい、日曜を家族の時間としています」
たまった家事や用事で週末が埋まってがっくりすることもあったとか。
「いまは細かな家事や用事は平日に終わらせる! と決めて、平日の隙間時間に済ませるようにしています。ゼッケンをつけたり、習い事に必要なものの準備をしたりとかですね。通勤時間が1時間なので、通勤中にスマホでできることは済ませています。たとえば写真や食材、ふるさと納税の注文などですね。これができると週末自由に過ごせる! とがんばっています。また夫は土日休みなのですが、一日中子ども二人の面倒を一人で見るのは大変なので、土曜は習い事デーにしています。午前中はプログラミング、午後はプール。習い事している間は夫の自由時間なので、リフレッシュできているようです」
興味があるところに行く!
子どもたちの好きなものや好きなこと、興味があるものを普段からチェックしておいて、興味がのばせる施設やイベントに連れて行くと喜んでくれることに気づいたそう。
「たとえば長男のゆづくんが恐竜にはまっているので、国立博物館デビューは恐竜展に行ったらとっても喜んでくれて、連れて行った甲斐がありました。弟のこうちゃんは同じ日に上野動物園に寄って、こちらも大満足。好きなもの、興味があるものは素直に喜ぶし、成長します。帰りにはゆづくんがお金に興味があったので、貨幣博物館に寄り道してみました。お金の歴史などを楽しそうに見ていたので、次回のお休みはここにこようかな? など、遊びながら次の遊びのリサーチもしています。興味がないところに連れて行っても、親も子どもも不機嫌になるだけで、無駄足になってしまいますもの」
親の意向を押し付けてもだめだと気付いた
子どもの興味をのばすのが上手ななるけさんですが、失敗したこともあったんだそう。
「親の興味だけを押し付けると、それが子どものストレスになるんだなと気づいたんです。たとえば長男のゆづくんが体験で体操教室や柔道を習ったんですが、まったくやる気がなくて、嫌がって困りました。やっぱりやりたいことをやらせるのが一番なんですね。本人が好きなことじゃないと伸びません。息子の時間だから、息子が好きなことに使ってほしいです。体操は4回でやめよう、逆上がりができるようになったらやめようと、ゴールを決めてやめました。プールはお水遊びが好きだったので連れて行ったらすぐに好きになりました。プログラミングも大会に出たらやめようと決めていたのですが、入賞したことで改めてやる気が出たようで、続けることに。習い事をやめるときには後味が悪くならないように、なにか達成したらやめるなど、親子で納得してやめるようにしています」
「勉強、嫌いっ!」て言わせてしまった…
失敗した! と印象に残っているできごとがあったそうですね。
「一番の失敗は長男の公文教室でした。2歳のときだったかな? 公文に行かせたら『ぼく勉強が嫌い』って言わせてしまって、これは失敗したな~! って思いましたね。そこからはこちらから強制して勉強させていませんし、勉強しなさいとも言っていません。自分からやりたいと言わないとやらない性格だとわかったので、やりたいと言い出すのを待っているかんじです。たぶん中学年になったら周りが勉強するタイミングがやってくるので、そのときに勉強したい、塾に行きたいって言うようになるのではないかな? と思っています。無理に塾に行かせても、自分から勉強したいという気持ちにならないと子どもの身に付かないし、お金ももったいないですよね。子育てって難しいですね~! 」
子どもの興味を育てつつ、親も楽しんで過ごしたい
ご主人とは18歳のときに出会って、長いお付き合いだったのですね。
「夫とは18歳からの長い付き合いということもあり、どこで何をしたいか、子育てで大事にしたいこと、将来どんな暮らしをしたいか、そんな価値観が自然とすり合わさっていきました。価値観を合わせたうえで一緒に就職活動できたので、現在の週末の過ごし方につながっていると思います。これは本当によかったなと思っていますね。いつも子どもたちのそばには親がいて、でも両親ともにしっかり働いて、遊ぶときは遊ぶ! 祖父母や親せきにも定期的に会ってかわいがってもらいたい。加えて子どもの興味をのばして、また親が大好きな旅行にも一緒に行き、楽しく過ごしたいと思っています」
撮影/中林 香 取材・文/湊谷明子