近年話題に上ることが増えてきた女性の尿漏れ問題。尿漏れパッドなど対策アイテムの認知度は高まっているものの、治療法についてはまだまだ知らない人も多いのでは？「悩んでいるけど相談できない」「どういう治療法があるのか知りたい」という人のために美STが最新治療法を取材。実際に体験した読者のリアルな感想とともに紹介します。

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尿漏れ最新治療1：エムセラ

手軽に始めてみたいなら。美容施術と同時にできる

高密度焦点式電磁を使ってピンポイントに骨盤底筋を鍛えられます。サブスクで1カ月Max8回¥99,000

どんな治療法？

「更年期世代から増加する尿漏れはQOLを大きく左右します。着衣のまま座るだけで骨盤底筋を鍛えられ、痛みやダウンタイムもないので手軽に始めやすい施術です」院長／産婦人科医 福山千代子先生

治療を体験した感想は？

美容点滴を受けながら心地よい筋肉疲労を体感

「骨盤底筋が弱く、以前別のクリニックでもエムセラは経験済み。福山先生のアドバイス通りに座ると効果が大きく違い驚きました。美容と組み合わせることでより通いやすいです」S.Kさん（42歳）会社員

治療できるクリニック

MET BEAUTY CLINIC

婦人科と美容皮膚科、メディテーションという3本軸のクリニックなので、一度の来院で更年期特有のお悩みを相談しやすい。東京都港区南青山5-11-9 レキシントン青山2F TEL：0120-776-123

尿漏れ最新治療2：インティマレーザー

膣のコラーゲン新生効果でさまざまな尿トラブルを解決

粘膜表面に焦げ目をつけず、高温にならずに膣の奥へアプローチします。トリプル（尿漏れ〈尿失禁〉＋膣縮小）初回価格 ¥107,800

どんな治療法？

「インティマレーザーの照射は腹圧性尿失禁、混合性尿失禁に向いています。月に40件程度施術しますがリピーターが多く、月1×3回照射で効果実感が高くなるのでオススメです」院長／泌尿器科専門医 藤﨑章子先生

治療を体験した感想は？

同じレーザーでも機種により体感も効果も違いました

「尿漏れ対策に以前別のクリニックで受けた違う機種のレーザーは痛かったのですが、インティマレーザーは全く痛くありませんでした。翌日から尿漏れも止まりとても満足です」Y.Nさん（51歳）飲食店経営

治療できるクリニック

オザキクリニック LUXE新宿院

新宿という立地もあり患者層も幅広く、藤﨑先生が投稿するインスタでは女性泌尿器科や婦人科形成のさまざまな施術を発信。東京都新宿区歌舞伎町1-1-17 エキニア新宿7F TEL：0120-565-449

尿漏れ最新治療3：膀胱ボトックス

我慢できずに漏れる過活動膀胱には保険適応の治療も

正式名称はボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法。一定期間内服しても効果がない過活動膀胱に。膀胱壁にボトックスを20カ所注射し膀胱壁の過剰な収縮を緩和します。

どんな治療法？

「患者さんは30 ～ 70代の女性が多く、症状は腹圧性尿失禁・切迫性尿失禁・混合性尿失禁とまちまちです。症状によって内服加療、スターフォーマーやインティマレーザーなどを提案します」院長／泌尿器科専門医 平本有希子先生

院長の平本先生に体験者の声をお聞きしました

日本では40代以上の女性の10人に1人が過活動膀胱と言われる統計もあります。患者さんからは「30分程度の施術で効果が半年～1年持続し、術中の痛みは殆どない」とのお声です。2020年4月から保険適応になりました。

治療できるクリニック

清澄女性泌尿器科クリニック

女性が通いやすいようにと明るく清潔な内装で、今年7月にオシャレなカフェの街である清澄白河に開院したばかり。東京都江東区白河1-6-2 清澄白河メディカルブリッジ2F TEL：03-5620-0225

尿漏れ最新治療4：スターフォーマー

座面と背面からWの磁気で骨盤底筋を刺激

30分に5万回の安全で痛みのない筋収縮を与え、骨盤底筋と同時に腰背部の神経の働きも正常化。1回¥16,500。

どんな治療法？

「下半身の血流がよくなり、筋肉の収縮と神経変調が整うので腹圧性尿失禁や過活動膀胱の患者さんに。血流がよくなるので、子宮内膜症がある方は治療を受けることはできません」院長／泌尿器科専門医 安倍弘和先生

治療を体験した感想は？

読書しながら30分で軽く運動したような疲労感

「仕事柄立ちっぱなしで、トイレ休憩も好きなタイミングで行けず苦労しています。後半眠くなるくらい、心地よい刺激でした。定期的に続けたらより効果を感じられそうです」Y.Sさん（52歳）会社受付

検査できるクリニック

日本橋骨盤底診療所

骨盤底の不調に対する治療の選択肢が多く、総合病院と同水準の医療サービスを受けられます。家族やパートナーと一緒に診察も◎。

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2023年『美ST』11月号掲載
撮影／和佐田美奈子　取材／菊池真理子　編集／岡村宗勇