女優・小芝風花が語る。16歳で芸能界入り「俳優業は楽しいし、やりがいがある」
注目度急上昇中の女優、小芝風花さんがbis 9月号の表紙に初登場。ヒロイン役を演じるドラマ『転職の魔王様』にちなんだインタビューを公開します! 見どころのほか、やってみたいアルバイトについても聞きました。
ドラマ『転職の魔王様』でヒロインを熱演
ジャケット¥49,500/ラム・シェ(ブランドニュース) ワンピース¥35,200 /セブントゥースリー パンツ¥30,800 /ラインヴァンド イヤカフ(参考商品)/ジューミ・リム(ショールーム シャルメール) グローブ¥25,300 /ツヨシ ヤオ(ピーアールワントーキョー) シューズ¥18,700 /イエロ その他/スタイリスト私物
放送中のドラマ『転職の魔王様』でヒロイン・未谷千晴を演じていますが、どのようなドラマでしょうか?
成田凌さんが演じている、毒舌な敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐が求職者にグサッとくるような本質的な言葉を投げかけるんです。最初は求職者からも反感を買うのですが、そうした厳しい話をするのも「きちんと自分の本心が見えてないと、転職してもまた同じことの繰り返しでうまくいかなくなる」という来栖なりの愛情なんですよね。求職者の現在の状況や立場などを理解させたうえで、その人に合った仕事に導いていく。1話完結型でさまざまな求職者と向き合っていきます。いろいろな理由で転職を考える人がいると思いますが、その理由って人から見たら些細なことかもしれないけれど、自分にとっては大きなことだったりしますよね。何となく今の仕事をしているけれど、もやもやした気持ちを抱えているのなら、転職するのも素敵な選択だと思うんです。仕事だけではなく、人生のいろいろなことに悩んでいる人達の背中を押せるような作品になっているんじゃないかなと思います。
小芝さん演じる未谷千晴は、広告代理店で社畜になり、上司からパワハラを受けていますよね。紆余曲折を経て、来栖嵐のもとで働くことになりますが、視聴者が共感しやすいキャラクターかもしれません。
そうですね! 千晴はすごく真面目で、仕事に対しても一生懸命なんです。上司からのパワハラに対して「自分がちゃんとうまく答えられないからだ」「自分が足りていないせいだ」と内省するのですが、真面目すぎると危険だなとも思うんです。自分で力を抜いたり、ストレス発散したり、気分転換したりする方法をわかっていないと、追い詰められて心身に影響が出てきてしまいます。私も原作を読んで、来栖の言葉や千晴の言動にハッと気付かされることがたくさんありました。
転職を考えたことは「まったくない」
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小芝さん自身、転職を考えたことはないですか?
まったくないですね! ほかの仕事はできないと思います(笑)。ただ、私は16歳から芸能界で働いているので、アルバイトをしたことがないんですよ。学生時代におしゃれなカフェで白シャツに黒のエプロン姿で働いてみたかったかも……(笑)。
転職はこれまでの人生とこの先の人生を考える、いいきっかけになりますよね。
私自身は改めて自分が好きな仕事に就けていることのありがたさを再認識できました。こうして悩んでいる人もたくさんいるなかで、俳優業は楽しいし、やりがいがあると感じていること自体が素敵なことですよね。仕事に悩んでいる方には特に『転職の魔王様』を見て参考になることもあるかもしれませんし、ぜひ見てほしいです!
小芝風花
1997年4月16日生まれ、大阪府出身。2011年『ガールズオーディション2011』でグランプリを獲得。翌年、女優として本格デビュー。毎週月曜夜10時から放送中のドラマ『転職の魔王様』(カンテレ・フジテレビ系)にて、“最恐毒舌”のキャリアアドバイザーの来栖嵐(くるすあらし/成田凌)のもとで働くことになる“迷える求職者”未谷千晴(ひつじたにちはる)役で出演中。主演映画『レディ加賀』が2024年2月公開予定。
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