俳優・内藤秀一郎さん「20代後半になって現場で“求められる”機会が減ってきた」その真意とは——?
とっておきのジュエリーこそ、大切な人と共有したい——“シェアジュエリー”を提案する不定期連載に登場してくれた俳優の内藤秀一郎さん。仮面ライダーセイバー役で一躍ブレイクを果たし、今クールでは『こっち向いてよ向井くん』で主人公の後輩役を好演中。日々、俳優として進化を続ける内藤さんのうちなる魅力にフォーカス!
現場では自分で気付き、学ぶ姿勢を大事にしています
——役者としての経験を重ね、20代後半を迎えました。現場で求められることや、立ち居振る舞いに変化はありますか?
年齢を重ねるにつれて、現場で「何かを求められる」ということが少なくなってきました。周りの求めるものや期待に応えられるのが当たり前の年代になったんだな、と感じる場面も多いです。周囲に何かを言ってもらう機会が少なくなったからこそ、現場では自分で気付きを得て、学ぶ姿勢を大事にしています。それができないと次に繋がらないと思うんです。
——CLASSY.世代は、後輩との接し方に悩む人も多いです。内藤さんはどんな風に後輩とコミュニケーションを取っていますか?
後輩との接し方は悩みますよね。僕も先輩に可愛がってもらう方が楽です(笑)。たまに後輩とごはんに行って悩み相談もされますが、そもそも自分が一人前じゃないし、僕のアドバイスが100%正解ではないから、どう言ってあげるのがいいのか分からなくて。毎回僕がお会計して気を遣わせるのも嫌だし、でも後輩に出させるわけにはいかないし、難しい……。でも最近は、そこまで気を遣わなくていいのかな、もっと気楽に接したほうがいいのかなって思い始めています。
——毎日を無理なく、心地よく生きるために心掛けていることはありますか?
普段から笑うことは心掛けています。人と話しているときも笑顔を意識しますね。あとは、いくつになっても子ども心を忘れない人でいたい。もちろん、大人としての常識や振る舞いは大切にしつつも、「もう大人だから」という概念に捉われず、ちょっとふざけたり、ユーモアを交えたり。遊び心と余裕を持っていると自分も追い込まれないし、周りも楽だと思います。
【一問一答】内藤さんのパーソナリティにフォーカス!
——好きな食べ物と嫌いな食べ物は?
好きなのは、梅干し。特におばあちゃんの梅干しが大好きです。嫌いなものはパクチー。
——今、行きたいところは?
北海道。海鮮が食べたいです。
——普段はどんな曲を聴きますか?
(携帯のプレイリストを見て)最近聴いてるのは、百足&韻マンの『君のまま』。バーで流れていて知った曲です。あとは、Stray Kidsもよく聴きます。仕事前に聴いてテンションを上げます。
——ハマっていることや気になっていることは?
筋トレとゴルフ。上半身ばかり鍛えていて、先日チキンレッグと言われたので、全身バランス良く鍛えないと!と思ってます。ゴルフは打ちっぱなしもよく行きます。
——役者でなかったら、どんな職業に就いていたと思いますか?
アイドルかな。
——最近、買ったものは?
テレビスタンドとデンキバリブラシ。
——スマホの待ち受けは何ですか?
初期設定です。可愛い犬の待ち受けにしておけばよかった(笑)!
——ルームウェアはどんなものを着ていますか?
Tシャツで、下はパンツ一丁です。
——朝起きて1番にすることと、夜寝る前にすることは?
朝は顔を洗う、夜はR-1を飲む。
——血液型の性格診断は信じますか?
血液型は割と信じるかな。僕はA型なのでよく「ということは、几帳面な性格ですね!」って言われます。実際はそんなことないような気もしてますが(笑)。星座占いはピンとこないですね。占いも信じない、というか信じたくない派です。
——ご自身の性格をひとことで言うと?
天然。自分じゃ分からないけど、周りから結構言われるので、そうなんだなって受け入れてます。
【撮影裏話】編集チームの意図を汲み取った圧巻の表現力に感動
AMIのトップスで爽やかにスタジオ入りされた内藤さん。ハイセンスな私服の着こなしから、ファッション好きな一面が早速伝わりました。フィッティング時には、「この組み合わせが好きですね」とスタイリングについて提案してくれる一幕も。「撮られることが好き」と話す通り、カメラ前で繰り出される表情&ポージングはバリエーション豊か! ミリレベルで調整が必要なジュエリーの見せ方も、編集チームの意図を汲み取って見事に表現してくれました。
インタビューでは、「僕もCLASSY.読者の方と一緒です」と、後輩との接し方や仕事との向き合い方を飾らない言葉で語ってくれました。185cmと高身長の内藤さん。高校3年間で20cmも身長が伸びたそう。お母様は入学時、成長を見越して大きめの制服をオーダー。高1の頃は自分だけブカブカの制服で恥ずかしかったけど、卒業する頃にはサイズぴったりになっていました、というほっこりエピソードも教えてくれました。毎日を心地よく生きるために、笑うことを意識しているという言葉のまま、インタビューも終始にこやか。時折、マネージャーさんに突っ込まれながら、笑いを交えて答える等身大の姿が印象的でした。
PROFILE
内藤秀一郎(ないとうしゅういちろう)●1996年生まれ。埼玉県出身。2019年映画『午前0時、キスしに来てよ』に出演。2020年にはテレビ朝日『仮面ライダーセイバー』で主人公・神山飛羽真(かみやまとうま)を演じ、一躍注目を集める。2022年にはテレビ朝日『もしも、イケメンだけの高校があったら』、MBSドラマシャワー『先輩!断じて恋では!』、読売テレビ『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』など立て続けにドラマに出演。2023年7月クールでは、日本テレビ系『こっち向いてよ向井くん』(水曜22時)に、主人公の後輩・河西翔太役で出演中。
シャツ¥110,000パンツ¥184,800スニーカー¥121,000(すべてボッテガ・ヴェネタ/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン)
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撮影/花村克彦 ヘアメーク/RYO スタイリング/大塩リエ 取材/坂本結香 編集/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)